より幅広い提案ができる、広告制作会社への転職




前職は代理店からの依頼に特化したweb制作会社

前職の仕事内容

前職は営業が特におらず、企画と制作進行管理、そしてデザインまで請け負う会社で、デザイナーとして採用されたものの、そのままキャリアステップしてディレクターとして業務に携わっていました。

とはいえ10名程度の会社であったため、最初は代理店と同行してクライアントの要望をヒアリング。事務所に帰ってからは企画を立案するために資料を前に過去のデータを振り返りながら必死に考え、企画書を作成。

そしていざ受注するとなればデザイナーや社外の協力会社さんとともに制作進行管理をして、取材や撮影も行いました。そしてもちろん内容のチェックや検討など、クライアントの窓口となりながら、納品まで面倒をみて、最後は請求などのお金の管理を行っていました。

少人数でやっていたおかげで、最初のヒアリングや企画から、最終の納品まで携わることができるという大きなやりがいがあった反面、会社で受けるほとんどすべての案件が、自分にかかってきていたため、業務量も半端ない上に、受注できなければ直接会社の業績に影響が出るというプレッシャーも大きかったです。

前職を辞めた理由

とにかく忙しく、仕事ばかりで休みもなかったからです。朝から晩まで働き詰めで、毎日終電かその一本前で帰ることが目標になってしまっていました。子供がいないうちはよかったのですが、やはり結婚して子供ができると家庭にもいろいろと用事や休まなければならないこともあります。

家族に迷惑ばかりかけてしまい、何のために働いているのか目標を見失ってしまう時期もありました。ワークライフバランスという言葉もありますが、完全にワークに偏ってしまっていたのです。しかも、とことん考えてディティールまでこだわった企画も、経済状況からコストという理由でキャンセルになったり、自分の努力ではどうすることもできない案件もいくつか続き、完全に自分の自信を失いやる気がなくなっていました。

現職は直接取引の多い制作会社のディレクター

働き方とクライアントを意識した現職

前職で問題だったと感じたのは、代理店。やはり直接のお客さんではない上に、代理店だとその営業マンに振り回されることが多く、ほとほと参ってしまうことも多かったのです。それではいくら自分たちの会社が福利厚生や働き方の改善を考えてもよくなりません。

ですから、その根本であるお客さんが直取引の多い会社を選ぶことにしました。もちろん広告の制作会社というのは、自分の中ではもっとも大切にしたい職種であり、そこから離れるつもりはありません。ただその働く環境としてはやはり、あまり遅くならないような働き方をしている会社であったり、多少古くても、クライアントが小さくても、自分たちのペースで仕事ができるような会社にしようと思っていました。

ですから面接もわざと遅い時間に設定してもらい、通常の会社であれば定時、もしくはそれ以上に設定してもらいました。実際問題前職で働きながらの転職活動だったので、定時過ぎてからの面接がスムーズではあったのです。

ただ定時ごろにいろいろな制作会社に面接として訪問すると、もう片付けてしまっている会社もあれば、余裕をもってまだまだ働くぞ、という会社もありました。もちろんやらなければならないときは、頑張るというのは私も賛成ですが、いくらでも頑張るというのは年齢や家族のこともあったので、こちらから会社を選ぶ時の基準としていました。

使った転職サービス

リクナビNEXTやDODA、FINDJOBなどを使いましたが、メインはマイナビ転職を利用していました。というのもやはりテレビや雑誌などの露出が多かったため、もちろん応募者も多いのだろうけど企業の求人数が多いと考えていたためです。

実際吸引数は大きいものから小さい会社まで様々な企業があり、選ぶ側としてもとてもやりやすかったです。サイトの使い勝手や企業のクオリティもあるのかもしれませんが、何といっても数が重要だと感じました。企業との出会いは、ある意味運命で運の要素が高いのだから、せめて自分の気に入る企業に出会える確率を上げながら、数をこなすには、掲載企業が多いほうが自分にとって有利になると思っていたからです。
リクナビNEXT

今の職場で働いてみて

給料がそれほど良くならなかったのですが、福利厚生や教育制度などが充実しており、トータルで考えると少しアップしたかな、と思っています。また働き方は良い意味でゆったりしているので、無理することなく企画に集中することができます。

たまに子供の幼稚園の行事などで半日休みたかったり早退、遅刻も認めてくれるので、とても働きやすく感じています。もちろん大手に行けばやりがいも大きかったのかもしれません。ただ、人生をトータルで考えるならばプライベートも含めて今の会社に転職出来て成功だったと、心から思っています。

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