公務員から民間への転職活動は苦労の連続でした

普通は公務員は安定していて、ふつうの会社と違ってつぶれないし、ふつうなら定年まで勤めるものと思われています。このご時世給料も間違えなく入るしボーナスも入るしまわりにもきっとうらやましがられるでしょう。

しかし、中に入ってみるとおかしなことがたくさんあります。例えば、仕事ができない人の方が歓迎されたり、仕事中にネットを見ているなど。私も自分が悪いわけではないのに当たられたり自分の仕事している正当に評価されなかったりして悔しい思いをしてきました。

真面目な人ばかりに仕事が集まり、健康被害が出ている人もちらほらいます。まわりは勝手につぶれただけだから知らないという雰囲気でした。そんな人間を大事しないところに自分の力を発揮するのはごめんだと思い始めました。さらに、他の人の仕事だんだん被されてもう心がもたないと思い、辞める年の前年の7月ごろには退職を決意しました。

すでに引き継ぎ資料も自分なりにつくりはじめていきました。このころは、もう町のために貢献したいという気持ちもどこかに消えていました。




まずは事務の仕事に応募

自分のしたいこと、できそうなことを出してみてみます。事務をしてきたので事務がいいかなと思い、新聞の折り込み求人チラシから応募しました。電話を一報してほしいとのことだったので、電話をしました。すると、電話の主から「声が小さいからはっきり言って」と怒り口調です。

確かに私も勤務先から電話したので、ぼそぼそ自信のな小さな声で話したので、言われても当然だったのでしょうが。最初からこんな怒っている人といっしょに仕事なんて、すぐ人間関係に悩むのではと思い、そこは書類を送りませんでした。まだ次の職探しに対してヤル気が出てなかったのかもしれません。

退職を伝える時期

次の職が決まったら退職を伝えるの一般的ですが、私は一刻もその組織から離れたい思い、次の仕事が決まる前に課長に退職の意向を伝えました。てみも精神的に辛いのでこの方法は止した方がいいです。伝えた時期はネットでも調べたり考えたりしましたが、12月の頭ぐらいに伝えました。一応引き止めはありました。多分お飾りの引き止めだったんでしょうが。

また、他の部署に配置替えもしたらどうか?総務課長に言いに行こうとか言われました。が、私はただ居たくないの一心だったのですべて断りました。そのあと年内には退職願も出しました。もう後に戻ることはできないと覚悟が決まり、本格的に仕事を探し始めました。

ハローワークで仕事を探し始めるが・・・

12月の半ばからハローワークで仕事を探し始めました。公務員では、会計、経理職をしていたので民間の経理、会計や税務士事務所の面接を2、3ヶ所受けていきました。

面接には呼ばれることもあったのですが実際話してみると、受けていくにつれて、民間と公務員ではちょっと経理処理が違うということ、自分が簿記の資格を所有していないからという理由で不採用になります。数字にも強くない自分にはあまりに責任が重大ではないかと急に弱気になり、経理職の応募は年内で止めました。

医療分野への転職を考える

経理の他に私はもうひとつ興味のある業界がありました。それは医療分野です。
もともと福祉で仕事がしたいと思い公務員になったこともあり、福祉や病院で働きたいとも思っていました。公務員とは異なり直接困っている人の助けになれるので、やりがいがありそうだと思い前から興味がありました。

今まで事務をしていたのでここでも医療事務を希望して活動していくことにし、周りでも医療事務に転職したり経験している人がいたのでやってみようと思いました。

公務員からの転職は苦労の連続だった

ハローワークや求人チラシから応募していきました。面接には呼ばれるのですが、公務員になってた方がいいとか病院はおすすめしないと言われることが多くて心が折れることが多々ありました。あたかも受け入れるスペースがありませんと言わんばかりでした。

中には診療報酬が下がったため自分の診療所の売上が減ってしまい、公務員にあまりいいイメージを持っておらず、面接で自分の愚痴を言われる経営者もおり、その場で履歴書を返されることもありました。

こっちも緊張して顔が笑顔でなかったからかもしれませんが、このときは何のために受けにきたのかなと思い公務員に戻った方がいいのかと考えてしまいました。

その経営者はこちらを思って言ったのかもしれませんが、病院と行政は相性が悪いのかもしれないと思いました。公務員だからといって画一的に落とされるのも何だか腑に落ちない印象を持ちました。

しかし、だんだんとこちらに理解をもってもらえる病院にも出会えるようになりました。医療事務の仕事に興味を持ってありがたいと言われることもあり、どうにか自分は病院業界でも受け入れてもらえそうだと思い安心しました。

そして、3月の末には、とある診療所で勤めることが決まりました。退職まであと1週間のことでした。このときはもうしばらくは転職活動しなくていいんだなと力が抜けていきました。なんといっても前職と間が空かずに決まったことが嬉しかったです。

公務員から転職活動をしてみて

勤めながらの転職は大変だと聞きますが、やっぱりしないに越したことはないと実感しました。面接の時間をとってもらうのも仕事に支障が、出ないようにしないといけないですし、仕事から帰ってきたあと履歴書書いたりするのも嫌気が差したこともありました。

履歴書は新卒の就活でいやというほど書いたのでもう書きたくなかったです。でも決めたことなので仕方ないと思い準備をしていきました。私の場合は退職の意思を言った後で仕事探しをを始めたのですが、次がなかったらどうしたらいいんだと余計気が気じゃありませんでした。

「安定した公務員からなぜ辞めるのか?」は聞かれる

特に公務員から民間の転職だったので、なぜ安定した公務員を辞めるのか?を毎回というほど聞かれました。みんな気になるようですね。実際は安定もしてないですし、楽でも残業がない訳でもありません。

公務員を辞めたには何か理由があるのではと色眼鏡でみられることも実際ありました。しかし、自分の思いを素直に伝えれば理解してくれる面接官もいます。そういうところならば落とされてもあまり嫌な思いはしないですし。面接できついことを言われてもくじけずに前しか見ないような気持ちで取り組めば道は開けて来るかなと思います。

まとめ

疲れたときは焦らず休めば大丈夫です。充電も大事です。新しい職場のことですが、前の職場よりも待遇や給料は下がりました。でも、人間関係はとてもよく、残業も減りいいこともありました。工事は結構土日出勤も多かったのでよく休めるようになったなと思います。あと、人からも本当に必要とされているのだなと思うことも増えたように感じます。

転職活動では、一人では壁にぶつかることもあったので、ハローワークの人にも話を聞いてもらったりアドバイスを受けたり大変お世話になりました。

履歴書の添削は自分だけだと直したり出来ないので。なかなか決まらないなどの悩みも出てくるので話を聞いてもらうだけでもかなり落ち着くことができました。無料なので近くにあれば利用をおすすめします。

今いる会社で部署替えができなさそうでどうしても悩んでしまい、健康被害も出そうになったら、元気なうちに転職を考えてみましょう。必要とされる場所が見つかるかもしれません。迷うかもしれませんがはじめの一歩が大事です。

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