以前は缶やペットボトルを作る仕事（実は全国規模のかなり大手）をしていましたが、仕事のやりがいのなさ、本来やりたかった車の仕事がしたくて転職を決意しました。
実際に転職したことでどうなったか、収入や勤務状況、ワークライフバランスについて、参考にしていただけたらと思います。
最初は缶やペットボトルの製造工場
前職の仕事内容
まず、2年間は工場の生産ラインでペットボトルの製造オペレーターをしていました。主に、流れてくるボトルを目で追いながら異常を探したり、生産ラインが詰まると対応したり、ボトルの形を変えるため、機械の部品を入れ替えたりです。
その後は生産ラインの改造や、修理ための工場を発注する仕事です。仕様を考え、本社に向けた説明資料を作り、業者さんや現場オペレーターと打ち合わせし、施工管理をします。
前職を辞めた理由
理由は複数あるので箇条書きにします。
- 一人当たりにかかる仕事量が多い
生産ラインの改造、修理は、少人数で何工程もあるラインを複数持って仕事します。1人一日10本は仕事がふえていくので、終電近い残業はざらです。
- 仕事にやりがいがない
この仕事で作っていくのは缶やペットボトルです。
一度使えば捨てられてしまうものを毎日遅くまで、一生懸命に仕事し、作るのは、精神的に大変寂しくなります。
現職は自動車整備
先にも記載したとおり、現職は自動車整備の仕事に就きました。
現職を決める上で重視したこと
上記の仕事を辞めた理由の２つ目にあるように、仕事に対するやりがいを何より重視しました。
やりたくない、興味のないものを一生懸命というのは、精神的にはかなり大変なものがあります。それなら、自分が本当にやりたい事をやる方が、余程仕事に力が入るし、やりがいを感じます。
わたしは、もともと車が好きなので車の業界に入ることにしました。未経験からの転職だったので、前の給料と比べるとかなり減ってはしまいますが、それでもやりたいと思いました。
使った転職サービス
ハローワークやネットを通して探しましたが、結局はどちらもメリット、デメリットがあります。
ハローワークならいちいち紹介文を貰うために最寄りのハローワークに行かなければならないし、ネットを使うと件数は多くても分かりづらいブラック企業もおおいです。
今の職場で働いてみて
まずはいい点として、今の仕事は楽しいです。仕事にやりがいを感じるし、何より大好きな車に触れます。
自分の車も好きなようにいじれるので、趣味の範囲もグーンと広がりました。
そして失敗した点は、給与面の悪さ、待遇の悪さです。
実は自動車整備の仕事だけで２つやってきたのですが、どちらの会社でも給与は最低レベルです。同年代の社会人の平均と比べても、圧倒的に低い給料でしょう。
また待遇の悪さも各職種ある中で悪いとおもいます。社会保険は最低限、若しくは法に抵触するレベルの最低限以下です。健康保険はない、残業代はつかない、労災も降りない（入ってないかも）などの事は、わりと多いです。
転職する際に気をつけてほしい事
転職は人生長い中で何回かできるかもしれません。
しかし、決して軽いものではなく、一回の転職でも少なからず人生を左右されます。転職を決意した方もこれだけは肝に銘じ、焦らずしっかりとした構想や将来を考えて臨んでほしいと思います。
特に、将来を考えるというのは重要です。
わたしの場合、転職を決めたタイミングで結婚があり、2回目の転職のタイミングでは子どもができました。今は見えないはずの未来を予想し、ずっと先か、少しだけ先かにかかる出費のことを考えていかなければなりません。人生何があるかわからないこと。これをよく考えて転職に臨んでください。
まとめ
転職に際して、今まさに転職を考えている方、いろんな人の体験談を見てみてください。今は見えていないかも知れませんが、必ずいい方向に向く訳ではありません。逆に悪い方に絶対行く、という訳ではありませんが。しっかりと先を見据えて、もう一度よく考えて、後悔しない転職をしましょう。
自分の好きなことを優先するか、それにはどんなリスクを伴うか。給料を優先するか、それにはどんなことを我慢しなければならないのか。
プライベート、ワークライフバランスを優先するか、そうなれば給料を我慢するのか、やりがいを犠牲にするのか。
考えなきゃいけない事はたくさんあると思いますが、まず大事なのは上に上げた３つだと思います。よーく考えて、しっかりとしたプランで転職をしてください。
