転職で大切なことは、自分の進むべき道がどこにあるかを考えること

私は今まで何度か転職を経験してきました。そのほとんどは退職する前に、転職先が決まらずに、しばらく失業期間を経て再就職先が見つかりました。実家にいた頃は支出も少なく、失業が長引いても、何とか自分の貯金で賄っていくことができました。しかし、一人暮らしを始めてからは、家賃や毎月の生活費、さらに車のローンなどがあり、失業してしまうとかなり苦しい状況になってしまいました。




ハローワークで失業給付の手続き

ハローワークで失業給付の手続きをして、再就職先が決まるまではそれを収入として生活していました。
しかし、失業給付は給料よりも2割程度少ない金額だったので、かなり生活は苦しくなりました。

さらに社会保険は全額自己負担になり、一気に自分の負担額が大きくなりました。それでも、たいていの場合は失業給付が終わる前に転職が決まっていたので、ギリギリの生活でしたが、何とかやり繰りをしていくことができました。

いつまで経っても次の仕事が決まらない

しかし、数年前に転職をした時は3ヶ月経っても、次の就職先が決まりませんでした。求人募集に応募して、面接を行っても、ことごとく不採用になりました。

気になる求人に応募しても、まったく受かる予感がしませんでした。転職先が間違っているのか、自分の職業選択が違うのか、はっきりした理由はわかりませんでした。

この時はさすがに生活のめども立たなくなってしまい、結局、再び実家のお世話になることになりました。実家に戻ってからも収入を得ないわけにはいかないので、引き続き再就職先を探しました。

しかし、短期のアルバイトの採用があっただけで、それ以降も再び不採用が続きました。私は何度も転職活動で失敗してきて、これ以上仕事を探す時間と労力のストレスを増やしたくないと思いました。当時の私は転職活動で完全に疲れ切っていたと思います。

副業で収入の安定を図る

そこで、転職活動をしなくても収入を得られる仕事を探そうと思いました。以前、副業でやっていたインターネットを使った仕事を再び始めました。その時はブログライターをやっていたのですが、かなり収入は少なく、あまり生活費の足しにもなりませんでした。そのうちに本業が忙しくなってきたので、いつの間にか止めてしまいました。

インターネットを使った仕事はネット環境があれば、いつでもどこでも作業を行うことができます。収入の不安定という問題はありますが、少なくとも採用試験の合否に一喜一憂している状態よりは、かなりマシだと思いました。

また、副業でもある程度の収入を得られれば、本業の転職活動も無理をしなくて済みます。自分のやりたい仕事が見つかったら、本業を再開しても良いと思いました。

そのためにも、まずは副業である程度の収入を得ていくことが必要だと思いました。私は転職活動を行いながら、インターネットでの仕事に再び取り組みました。インターネットでの仕事の収入がある程度落ち着いてきたら、もしかしたらこれを本業にできるかもしれないと思うようになりました。

やりたくない仕事は結局は続かない

私は地方に住んでいるので、仕事も少なくなかなか希望の仕事を見つけることができません。さらに年齢が上がってくると、転職はさらに厳しくなっていきます。給与が安かったり、期限付きの仕事だったりして、なかなか安定した仕事に就くのが難しくなっていました。

私は副業や繋ぎの仕事として、派遣会社に登録していました。その為、時々登録している派遣会社から仕事の紹介の電話が来ていました。しかし、派遣会社から紹介される仕事は、私が今までやってきた仕事とは違うもので、興味のある仕事を紹介されたことはありませんでした。

それでも生活費を稼ぐために、派遣会社から紹介された仕事をやったこともありました。
しかし、どの仕事も結局、その場しのぎの場合が多く、期間満了かもしくは心身ともに辛くなってしまい、契約更新をせずに終了してしまうことがほとんどでした。

自分の職業人生を優先して仕事を選択

多くのジレンマの中で、私はやはり自分が目指している仕事に繋がっている仕事をしていきたいと思うようになりました。インターネットでの仕事はいろいろな可能性があり、地元で再就職をするよりも、自分がやりたい仕事に近付けるような気がしました。

最近は副業も可能に

最近は本業を行いながら、副業をやっている人も多くなりました。大企業でも副業を認めているところも多くなってきたようです。

これは一昔前の、定年まで勤め上げるとか年功序列で、会社にいれば毎年少しずつ昇給や昇進していくという時代ではなくなったからだと思います。私も以前は大企業に勤務していたこともありましたが、社員を減らすために、思わぬ遠方への転勤の内示を受けたこともありました。

同じ会社に居ても、職種が全く違えば、一から学ばなければなりません。また、異動や転勤などで職場が変わることで、新しい環境に慣れるまで心身のストレスも大きくなってしまいます。

私も実際に、地元以外の場所に転勤になった時に、土地勘がない場所での仕事はかなり大変でした。また、仕事全体のスピードも速くなり、今までと同じようなやり方ではついていけなくなりました。

いろんな会社がある

私は何度か転職をしてみて、いろいろな会社があるものだと思いました。また同じ会社でも支店が変われば、やり方も雰囲気も全く違ってきます。その地域の雰囲気もあるでしょうし、職場にいる人たちの人間性も大きく影響します。

同じ会社に居ても私は異動や転勤が多い方だったので、実にいろいろな経験ができたと思います。これからはそれらの経験も自分の人生の糧とし、今後の仕事似役立てていきたいと思っています。

私が自分の生涯を通しての、職業人生を具体的に考え始めたのは、社会人になってから既に10年以上経っていました。
学生時代にハッキリとした目標が持てていれば、もっと違った人生になっていたかもしれません。

しかし、私の場合はいろいろな職場や仕事を通じて、自分の職業人生を考え、目標を見つけられたのだと思っています。
今後はその自分の職業人生を優先して、仕事をしていきたいと思っています。

今までの仕事での経験が今後の仕事に役に立つ

私は何度か職場を変えましたが、本業の職種を変えたのは1回のみです。学生時代に専門分野を選択して、最初からその道に進めば良かったのですが、経済的な問題や自分の進路にそこまで責任を持てないなどの理由で、とりあえず今できる仕事からスタートしました。

結局、具体的な職業人生の目標が決まるまでは、何をやっていても自分の居場所ではなく、どこか軌道が外れているような気がしていました。しかし、目先の利益ではなく、長い目で自分の職業人生と真剣に向き合った時に、自分が進むべき道が見えてきたように思います。

働き方は自分に合ったものを

働き方は勤め人でなくても、経営者でもフリーランスでも、今の自分の生活や目標に合ったものであれば何でも良いと思います。
先に見据える自分の目標が明確であれば、途中で転職をしても、それは単なる分岐点に過ぎないと思います。

労働条件や給与が良いという理由だけで仕事をしてしまうと、難しい状況になった時に、それ以上続けることができなくなってしまいます。
その辛い状況を乗り越えて、さらに前進していくためには、やはり自分の進むべき道がどこにあるかによっても大きく変わってくると思います。

転職はやった後で後悔することも少なくはありません。
その為どんな理由でも転職を決断する時は熟考する必要があります。

その場しのぎの転職ではなく、今後の人生のプラスになっていくような転職をしていきたいものです。

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