【自分の力量に合った仕事場へ】販売職から教員へ転職

前職は営業職でしたが、体力と精神的プレッシャーに押しつぶされそうになって転職。




前職は健康器具の販売職

一店舗お店を持ち、健康器具を体験してもらい、口コミにて集客、そして販売するお仕事でした。健康食品も扱っていました。最初は人とかかわる仕事がしたいし、健康に関することでお手伝いができるというところも魅力でした。学歴不問というところまた、が気に入って応募しました。

私は当時学歴が低かったので、使ってもらえると言ったら営業くらいしか思いつかなかったというのも大きな理由だったと思います。

フルコミッション、つまり出来高制だったので、「この現場で沢山稼いで資格や学歴を磨こう」と思っていました。

前職をやめた理由

大きな理由はいくつかあります。
まずは業務内容が多岐にわたり、自分の実力では覚えるのが大変過ぎたこと。一店舗任されるという事は、すべて自分次第というのも事実ですが、商品の数が多いし、従業員は自分の金銭的余裕がなければ雇えません。

よってお客様対応、在庫管理、発注、売り上げ、アフターフォローなどすべて自分の責任になります。

また、出来高制のところ非常に上司のプレッシャーが大きくのしかかります。常に「売れなかったら首を切られる」という危機感がありますから、緊張やプレッシャーで常に体調を維持するのが大変でした。
あまりメンタルに負担がかかると胃が痛くなったり、体や心がつらくなって仕事に影響しそうで毎日不安でした。また、出来高制にありがちな話ですが、労働基準法なんてあってなきがごとし。個人事業主と変わりありませんから、結局お客様が付かなければ、休みも時間もすべて返上で働かなくてはなりません。

体力メンタル、頭脳すべてにおいて私の力量では無理でした。
そして、ちょうど退職を決断しようと思った時期に自分が希望していた学歴まで到達していました。途中から「この仕事を一生続けるのはたぶん体を壊してしまう」という思いから仕事の合間を縫って通信教育で学歴と資格を少しずつ積み上げていました。

ただ、人間関係は最高、とも思える会社だったので、その一転に関しては心残りがありました。

現職は教員

転職で重視したこと

もともと教員になりたかったわけではなかったのですが、教職はかなり労働基準法が厳しく適用されていることを知りました。
前職がかなり気力と体力が必要で、もともと気力に自信があっても体力的に自分には定年まで続けるのが無理だ、というくらい大変だったので、労働基準法が厳しいのであれば、体力的負荷は減らせるのかな、という期待はありました。

ただ、通勤に関しては配置転換はほぼ断れないときいたので、かなり不安でした。

新しいところで働いてみて

想像とだいぶ食い違いもあります。年齢がいくと、自分自身の考え方がだいぶ変わっていることに気付きますし、現代は非常に時代の流れが速いのでこの職種も気苦労が絶えないという事実があります。
前職はお客様そうがかなり年上だったこともあり、自分の親の考え方をもとに対応していればだいたい失礼のない対応になっていましたが、今度は自分よりうんと若い人がお客様という形になっています。

時代の変化から親の考え方や感覚、教育感覚やこちらに求めることも昔とは全然違うので、戸惑うこともかなりあります。

昔ならこれはOKとされていたことが、今はNGという教育もたくさん存在するという現実がちょっとだけつらいです。
体力的には楽になりました。残業をゼロにすることはできませんが、少なくても働き過ぎていると上司から「そろそろ休みをとりなさい」と指導が入ったのは新鮮な経験でした。前職では成績重視ですからそんなことは考えられません。
人間関係は前職のほうが正直よかったなぁ、というのが本音のところ。みんな命がけで仕事しているような人達でしたし、売れなければ即首という世界。もちろんクレームなんて入ろうものなら会社に籍を残すようなことは許されません。よって、人間性が良く、一生懸命仕事に心血を注ぐ人が残っています。
体力的に問題さえなかったら人間関係だけとったら前の職場があっていたかもしれません。

まとめ

どこで働いても仕事はそれなりの大変さがあります。
以前の時と年齢も時代も変わったせいかもしれませんが、私の場合は外で人間関係が沢山と、家では口を開きたくなくなるという特性があります。独身のころはそれで問題なかったのですが、家族ができた今、家でのコミュニケーションがあまりできません。
仕事で気疲れしているので家で話したくないのです。
転職して正解かと言われると、どちらにもメリットデメリットがあり、答えは出ませんが、体力的負荷が減ったことだけは事実です。
きっとないものねだりなのでしょうが、もし万が一次に転職する機会があったら対人職種は避けるかもしれません。
家族は私とコミュニケーションをとりたがっていても、私はできないという矛盾が非常にいま苦痛です。
何してもメリットとデメリットがあると思うので、自分をよく知ってからの転職を個人的は強くお勧めしたいと思います。

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