【外資系企業貿易事務】妊娠、出産を機に転職 幼い頃から夢だった職業へ

妊娠、出産を転機に、大手監査法人の秘書から地元の外資系企業へ転職しました。
私の経験が少しでもどなたかの参考になれば嬉しいです。




前職は大手監査法人グループ秘書

仕事内容

前職は大手監査法人のグループ秘書をしていました。雇用形態は派遣社員です。
約8人の公認会計士の秘書として、スケジュール管理や資料作成、会議や大きなイベントのアレンジ、上司がかかえるグループに属するメンバーのケアなど、幅広い仕事内容でした。
派遣社員でしたが、責任ある仕事を多く任されていました。時給もかなり良かったです。

人間関係に関しては、担当している上司たちはみなさんかなり個性的で、好みも分かれていたので個々に接し方を変えていました。

この上司はフランクな付き合いが好きだからなるべく親しみを込めて接する、この上司はかなり厳格なので言葉遣いに注意して接する、などです。

秘書は私の部署に約6人いて、秘書同士固まって座っているのですが(パーテーション付きです)、秘書同士の人間関係は必ずしも良いとは言えませんでした。

やはり秘書は女性ばかりですので女性特有の人間関係がありました。影で悪口を言うなどの低レベルなものです。私はなるべく仕事に集中したかったので、秘書同士の人間関係にはあまり関わらないように努めました。一匹狼な存在だったかもしれません。

その他の不満は、仕事量が多く、残業は毎日のようにあった点です。山のような仕事をこなしていくと、一日一日がすごく早く過ぎていきました。

前職を辞めた理由

辞めた理由は、妊娠でした。派遣社員ですので、出産育児休暇は取れるのですが、育児休暇後に元のポジションに戻ってくることはできません。また派遣社員として派遣先を探さなければいけません。

でもとりあえず、出産育児休暇は取得することにして、監査法人とは契約終了という形を取りました。

出産後の就職活動

出産後の就職活動がこれ程大変なものとは思いませんでした。まず、子供の預け先を探さなければ行けません。近年待機児童が問題になっているのでとても不安でした。
幸いなことに、私の住んでいる地域は比較的待機児童は問題になっておらず、何とか預け先が決まりました。

そして就職活動を始めました。初めは、前職のように派遣社員を考えていました。

派遣会社に問い合わせていくつか希望に合った仕事に応募してみるものの、子供がいるからか、年齢なのか(当時32歳)派遣会社でふるい落とされてしまい、面談になかかこぎ着けることができません。

失業保険を受給していたので、定期的にハローワークに行っていました。私のそれまでのイメージでは、ハローワークでは良い仕事が無いと勝手に思い込んでいたのですが、派遣で見つからないのならハローワークで探してみようと思い、ハローワークの求人を探すことにしました。

ハローワークの良い点は、地元の求人が多いことです。インターネットや求人雑誌には載っていない、中小企業の求人がたくさんありました。

そこで、気になる求人を見つけました。外資系企業で、貿易事務を募集していました。私は小さい頃から英語が好きで、英語を使った仕事がしてみたいと思っていましたが、もはやそのことなど忘れて英語の勉強も全くしていませんでした。

求人には必要な資格は英検2級程度と書かれていて、学生時代に英検2級は取っていたので応募することに決めました。

久しぶりに履歴書を書きました。ハローワークの方は親切で、面接の時の注意点や面接の練習までしてくださりました。ハローワークがこれ程までに親身になってくれるとは驚きました。
そして面接に行きました。

面接は社長と1対1の面接でした。正直に英語はあまり喋れないことと、一度も英文メールでやり取りしたことがないことを伝えました。

そして面接の約2週間後、内定の電話を頂くことができました。

現職は外資系企業貿易事務

現職で働いてみて

現職では貿易事務をしています。海外に工場があり、海外で製作した製品を輸入し、日本のお客様へ売るという仕事です。
注文が入ったら、海外へ発注し、納期管理や仕様の確認、トラブルが起きればその報告など、全て英語が絡んでくる仕事です。

正直、初めは英検2級程度の仕事じゃないと思いました。私にできるのかかなり不安でした。しかし、せっかく正社員になれましたし、自宅からも近く、子供がいることに理解を示してくれる会社なので、絶対に続けたかったのです。

幼い頃に夢だった英語に関わる仕事です。腹をくくって英語の勉強を必死に頑張りました。通勤中や、帰宅後、とにかく空いている時間は英語の勉強に充てました。

現在の状況

英語の勉強の頑張りのおかげで、現在は英語に困ることはありません。毎日英文メールでやり取りしています。時々海外の社長や支店長がオフィスに来ますが、まだたどたどしいですが何とか英語で会話できています。
会社の人たちはほとんど既婚者・子持ちですので、子供の急な病気で休まなければならなくても理解してくれ、その点が非常にありがたいです。
できるだけ長くこの職場で働きたいと思います。

事務の関連記事
  • 接客業から事務職という異業種への転職は実績作りから始まりました
  • 販売職から事務職と全く違った業種への転職活動の苦労・実際に事務職へ転職して感じたこと
  • 公務員から民間への転職活動は苦労の連続でした
  • 病院の事務から保険会社へ転職!毎日定時に帰れるようになりました!
  • 年収が100万円ダウンした転職と3ヶ月で退職するまでの道のり
  • 【ガテン系から事務系への転職を試みる】職業訓練校からの這い上がることができるのか
おすすめの記事
私が体験した介護業界のブラックな闇
ブラック企業
私は、医療系の専門学校を卒業してから、有名な障害者の法人で勤務していました。2年が過ぎた頃、以前にバイトをしていた法人の理事長から「〇〇さん...