大手金融機関から事務員を経て薬局に転職!

私は過去2回程転職した経験があります。
今回はなぜ転職しなければならなかったのか。転職してどうだったか。など自分の体験に基づいてお話したいと思います。




大手の金融機関からの転職

新卒から6年間、金融機関にて働きました。職員にはそれぞれノルマがありました。私は金融の窓口担当だったのですが、ノルマは保険、貯金、販売などさまざまな種類があり、すべて達成しなければいけません。その時感じたのは、支店で全然やり方が違う!という事でした。

ノルマは苦痛

支店長が協力的な人であれば、個人のノルマでも、支店のノルマという風に考え、みんなで協力して分け合ってノルマを達成するのです。しかし、私が配属していた支店はそれぞれ個人のノルマは自分で。という感じの人でしたので、金融の窓口をしていた私は保険や販売等のノルマは本当に苦痛でした。

支店長・課長は見て見ぬ振り

その上、お客さんの多い支店でしたので、普段の窓口業務もバタバタでした。ですが、番号札が溜まっていっても支店長、課長は見て見ぬ振りでした。もう今年のノルマは諦めよう。と何度も思いました。それなのに達成していない人は別室に呼ばれ、「ノルマの達成は出来るのか?」「もっとお客さんに推進しなきゃ!」と言われ、「でしたら、普段の窓口を協力して下さい。貯金のお客さんを待たせるわけにはいかないので、保険の推進まで出来ません。」と何度も講義しました。

ですが、何の変化もなし。挙げ句の果てには私が話して、貯金をして下さることになったお客さんでも、課長の知り合いってだけで課長にポイントをつけなければいけないという現状でした。

私は何のためにこの仕事をしているのか

何の苦労もせずに達成していく同期を見てすごく羨ましくなりました。そのうち、私はこの仕事が本当に自分の為になるのか、毎日毎日ノルマの事を考えてて、何の為にこの仕事をしているのか分からなくなりました。

それがストレスに感じるようになり、6年間で退職をする形になりました。中堅職員で、もうすぐ事務長にも昇格できるし、もったいないよ!と周りの人には言われましたが、ノルマノルマの繰り返しで、ここで働いても自分自身成長しないと思いました。

もっと自分の実力を試せる職場があるのではないか。そんな思いで働きながら就活を始めました。

一般事務に転職するが、悪夢が待っていた

私は6年間、窓口と事務をしておりましたので、コミュニケーション能力や一般的な事務作業には自信がありました。なので、面接もスムーズにクリアし、一般企業の一般事務に転職できました。ですが、悪夢が待っていたのです。

その転職した会社が、太陽光発電やソーラー、エコキュート等の取付・施工をする会社だったのですが、小さな会社だった為、社長の言う事には絶対!という感じでした。

一人で業務をこなす日々

事務員は私1人です。電話応対、データや日報の入力はもちろん、経理、給与計算、お客さんのアポ取り、さらには卸業者の請求書の整理、売り上げの計算までする毎日。最初のうちは先輩が手伝ってくれていたのですが、先輩は元々営業の為、外出する事も多く、1人でこなす日々でした。

正直言って商品の内容を覚える前に日々の作業に追われる毎日でした。ですが、私は事務作業の、迅速かつ丁寧にという言葉のように、時間内に終わらしておりましたので、達成感はありました。ですが、そんな日もつかの間、社長の暴言が始まったのです。

社長の暴言

お客さんからの電話に私が出るとその会話を全て聞き、横から「〇〇って言いなさい!」「なんで私の言う事が聞けないの!」と。ちなみに社長は男です(笑)社長は自分の事を私と言う人でした。

さらに商品の内容を言えない私を見て、「能力なし!」など怒鳴るのです。確かに商品の内容を覚えていなかった私も悪いのですが、日々の事務作業でそれどころではなかったのです。

それを分かっていたはずなのに「あなたは前の会社では大きな組織で守られてきたかもしれない。でもこの会社では私はあなたを自由にクビにできる」などと言われた事もあります。

会社に行くのが嫌になり3ヶ月で退職

社長は私の仕事振りは全然見てくれませんでした。毎日のように暴言を吐かれ、悔しくて悔しくて毎日泣きながら帰りました。

先輩は私の味方をしてくれて、「社長の言う事は気にしないで大丈夫」「あの人は社長しかした事がないから頭がおかしいんだよ」と慰めてくれましたが、私の精神はズタズタになりました。

またあの社長に会わないといけないのか。今日も暴言を吐かれるのかと、会社に行くのが嫌になり、3ヶ月という短い期間で退職してしまいました。

薬剤師の資格取得を目指す

私は元々病院に通院していて、薬も服用していた為自分がどのような薬を飲んでいるのか薬について学びたいと思い、ハローワークに通いながら通信講座で調剤薬局事務の資格の勉強をしました。

同じ事務でも、業種が全然違う為、資格取得をした方が有利だと思いました。正直、難しかったです。ですが、絶対資格を取りたいという気持ちがあり、受験3回目でやっと合格する事が出来ました。

皮膚科に隣接する薬局に転職

調剤薬局の就職試験は1回で内定貰える事が出来ました。というのも、私が皮膚科に通っていたので、どうしても皮膚科に隣接する薬局がいいという思いがあり、タイミングよく、家からも近い所の求人が出ていた為、この薬局がいい!という思いをぶつけました。

幸い、面接は得意でしたし、3ヶ月でどうして辞めたのかの理由も深くは聞かず、きっと何か辛い事でもあったんだね。と優しい言葉をかけてくださいました。そして、調剤薬局で働く為に資格を取得した事、今までの窓口の経験や事務の経験を見て下さり、採用してもらう事が出来ました。

先生も先輩も優しい職場

正直、自分で勉強してきた事と実践で働くと全然違いました。ですが、勉強した基礎的な知識があった為、仕事を理解するのにはスムーズでした。自分が興味のある仕事内容でしたので、覚えるのが楽しかったです。

薬剤師の先生方、事務の先輩方もすごく優しく、丁寧に教えて下さり、充実した日々です。職場の皆さんも、私に入って貰えて助かったと言って下さいます。こんな事を言って貰える時が来るなんて思って無かったので、とても嬉しかったです。

隣接する病院が患者さんがすごく多い為、薬局も1日に150人程来客されます。バタバタ走り回っていますが、あっという間に時間も過ぎるし、やりがいがあります。私はこの薬局で働く事が出来て本当に良かったと思います。

転職に重要な事は自分の興味・経験を活かせることをよく考えること

自分が興味のある仕事は何か。今まで経験した仕事を活かせる所はあるのか。そのような事をよく考えてから転職をする事だと思います。

私の場合、1回目の転職では取りあえず早く内定が欲しいという思いで決めましたが、結果続きませんでした。もっと早くから資格の勉強をすれば良かったと後悔しました。

そうしたらあの社長にも会わずに済んだかもしれないからです。本当に今思い出しても嫌な過去です。出来れば無かったことにしたいくらいです。働いてみないと実際どういう所か分からないところもありますが、やはり1番は人間関係だと思います。
私は実際に体験して見に染みました。

きっと働く上で色々な人と仕事をすると思います。自分と合わない人もいると思います。ですが、1番上に立つ人がどんな人かでその会社は違うと思います。

今の社長は毎日会社に来て、社長業務もこなしながら、患者さんの対応などもして下さいます。なので、私達が頑張っている姿も見て下さいますし、評価もして下さいます。前の社長とははっきり言って大違いです(笑)

転職は簡単な事ではありません。時間と能力が必要です。ですが転職して違う世界を見て色々感じる事がの方があると思います。だからこそ、きちんとよく考えて企業を選ぶのが重要です。長くなりましたが、これが私の転職の体験談です。

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