前職は、正社員での事務職を勤めていました。
自分は祖母と2人暮らしをしていまして、祖母との時間を大事にしたいと考え転職しました。
転職先は、データ入力のアルバイト。
いろいろな批判や不安もありますが、同じような境遇の方で同じような選択をしようとしている人がいてもし迷っているとしたら、その選択をすることの自信に繋がれば嬉いな、という思いで書いていこうと思います。
前職は事務職、正社員なのでフルタイム
事務というお仕事にはなんの不満もありませんでした。
電話対応や来店応対などは苦手意識こそありましたが、そこは修行のつもりで日々業務をこなしていました。
人間関係に難アリ
難アリの方がたくさん居たわけではありません。
2人くらい、人を嫌な気持ちにさせるのが好きな人たちがいました。
どこにでもそういう人っていると思います。
他の周りのスタッフや本部の方々と楽しい時間を過ごしていました。
店舗に難アリ
上に書いた”他の周りのスタッフ”ですが、お話しする分には良く、そのおかげで私の仕事は楽しい時間に感じられていたのですが…
ただ、営業だけど売る気がありませんでした。
また、自分のことしかしない、という悪い流れが出来上がっていました。
だから、頑張る人が疲れてしまう、そんな店舗でした。
前職を辞めた理由
自分の性格が変わり始めた
自分の性格が変わり始めたと思うことがありました。
会社を辞めるという決断をする前、たくさんのことにイライラしていました。
いろんなことが許せなくなっている自分に気が付きました。
前はそんな性格ではなかったと思い出し、なにがそうさせているのかと考えたとき、会社で経験してきたことに原因があるのではないかと思ったのです。
接客が苦手
私は接客が苦手でした。
苦手だったけど、修行と思って続けていました。
このことが、私が仕事を辞める決断をする後押しになっていたようにも思います。
時間を増やすため
これが一番の理由なのですが、「祖母との時間を増やすため」です。
私は初めに書いたとおり、祖母と2人暮らしをしています。
その祖母が、先日家の庭で転んでしまい、1週間ほど起き上がるのも難しい状況になってしまったことがありました。
会社に休みをもらい、家で看病をしている間に祖母といろんな話をしました。
今後のことを、特にたくさん話しました。
その中で祖母が私に「もう一人じゃ無理かもしれない」と言いました。
「ついにきたか」、そんなことを思いました。
祖母と2人暮らしになることが決まった頃、考えていたことです。
私は、仕事より家族が大事
人にはそれぞれの価値観があります。
私と同じように家族を大事にしたい人、仕事で出世することに重きを置く人、などなど。
私はずっと、母子家庭で過ごしました。
その母も小学生のころ事故で亡くなり、それからは祖母に育ててもらいました。
いままで大事に育ててもらった感謝の気持ちを込めて、これからは私が祖母が元気に過ごしていけるようなサポートをしていこう、そう決めました。
もちろん批判もされました
アルバイトというだけで苦笑いする人もいました。
「楽して暮らせていいね」私の家の事情を知っている人でもそう言ってくる人もいました。
「ちゃんと稼がなきゃダメ!」ということも言われました。
新しい仕事場はデータ入力のアルバイト
データ入力のアルバイトをしているのですが、アルバイトなので電話には出ません。
接客は苦手ですが、和気あいあいを仕事をするのは好んでいます。
新しい職場でもみなさんに優しくしてもらっています。
そして、いまのところ、なんと”難アリ”な人がいません…
こんなことがあるのか?そんな気持ちです。
「長く勤めないとわからないから」と予防線は忘れずに。
職場が変わってからの私
接客や難アリな人からのストレスから解放された私は肌荒れも治り、イライラももちろん減りました。
料理をすることも楽しくなったりおしゃれを楽しんだり。
前の職場に勤めていたころは、お風呂に入る元気もなく2日はいらないまま…なんてこともあったんですが、そんなこともなくなりました。
祖母からも「明るくなった」と言われます。
それだけでも、辞めてよかったと思えます。
ただし、期限付き
私がアルバイト生活をすると決めたとき、同時に期限を決めました。
私も20代。祖母は90代。
私にも将来があります。何もかも捨てて祖母に人生を捧げるわけにはいきません。
祖母も私がそんなことをしたら悲しむだろうなと思います。
なので、2年。2年間はだけ、祖母との暮らしを精一杯楽しもうと思います。
アルバイト生活の私の1日
まず、アルバイトは18時から11時までです。
朝ご飯は祖母の担当で、お味噌汁やお庭で育った菜っ葉でサラダを作ってくれます。
お昼ご飯と夜ご飯は私の担当です。
野菜を中心に、祖母のお通じや噛む力の弱さなどを考えながら作ります。
合間の時間は祖母と食材の買い物のドライブに付き合てもらったり、テレビを一緒に見たりします。
最後に…
私は正社員でいることがすべてではないと思います。
もちろん、ちゃんとするところはする、というのは大事です。
でも、自分が大事にしたいものを後回しにして後悔する、それが一番ダメなことだと思います。