前職は旅行及びイベント業界での営業補佐、イベント運営
前職の仕事内容
旅行業界での営業補佐をしておりました。営業が取ってきた大型団体のお客様の手配がメインです。
電話や店頭にいらっしゃるお客様の個人旅行手配も同時にしておりました。時には、高校や専門学校の修学旅行添乗にも同行しておりました。
前職を辞めた理由
前職の仕事内容に関しては正直、辞める理由はありませんでした。
ただ、一部上場企業の会社だった為、当時は経営状況が非常に厳しく支店が相次いで閉鎖し、私達の支店もリストラか全く別の業界への異動かを強いられました。
私は当時は旅行業界以外は考えられなかったし、20代後半で最後のチャンスだと思い、オーストリアへワーキングホリデーへ行く計画が思い付き、即座に辞める運びとなりました。
現職を決める際の流れ
無事にオーストリアワーキングホリデーとセブ島の語学留学から帰ってきて、さて就職活動を始めるかという時に、まだまだ海外滞在の余韻と感触が忘れられずにいました。
自分ならもっとやれるんじゃないか。気付けば年齢も30になる歳になっており、次の転職に賭けようと。
好きだった旅行業界にもブランクが空いた事で入社してもまた一からという怖さもありました。私が自分のキャリアを考えずに本当にしたい事は何かをずっと考え、さかのぼること高校生時代まで。
私はその頃から自分の店が持ちたいと、自分の居場所、自分の空間を作り、自分の感性を好きでいてくれる人にお店に来て欲しい、そんな夢がありました。
旅行業界へ入ってからは、心の奥底に仕舞い込んでいた思いを取り出すまでに凄く時間がかかりましたが、その意思が固まってからの行動は早いものでした。
元々飲食店のアルバイトの経験もありますし、高校時代は調理科に在籍するほど料理は好き、また添乗で培った接客には全く問題がありませんでしたので、すぐに飲食業界へ履歴書を送りました。
まずは2年から3年間くらい、企業で経営のノウハウを学び、それから実家の近くでお店を開こう。その間、同時にお金も稼ぎたい。
そういう思いから、実家の近くにある店舗(休みの日に不動産や周辺の調査が出来る為)、飲食業界にしては給料が良いところを条件で探し始めました。
現職は飲食店勤務
使った転職サービス
インターネットのウェブサイトばかりです。タウンワーク、リクナビ、はたらいくなど。
結果、私が入社した会社は、はたらいくを通じて応募しました。
はたらいく
今の職場で働いてみて
一店舗目は余裕でした。私が入社した時の店長がすぐに移動になり、3ヶ月目にして私がその店の店長となりました。
そんなに簡単なものなのか、と不思議には思いましたが、業務自体は本当に私の今までのキャリアで賄えるものであり、また一店舗目では、本社から距離が遠く目が届きにくい分、好きにさせてもらえてました。
しかし、好きにさせてもらえる分、裏を返すと放ったらかしという表裏一体な面があり、人材不足の時にも、私の知り合いなどを頼って繁忙期は乗り越え、今までに8人程は紹介しました。
以前はあったようですが、私が入社してからは、本社から応援に来た試しはありません。そういう点では薄々人材不足だとは感じ始めていましたが、その程度では私の中ではまだ許容範囲でした。
2年ほど一店舗目での業務を任された頃、またマネージャーに昇格になりました。
なんて早い昇格なんだと不思議な気持ちでいっぱいでしたが、飲食業界はこんなものなのか、分かりませんでしたので、若干の不信感を旨に、マネージャー昇格と共に本社の近くの新店舗へ移動となりました。
やはり不信感は当たり、本社との連携をし始めた瞬間にブラック感を感じました。
新店舗はあと2週間程でオープンするという状況、場所は百貨店の中です。本社の担当者と打ち上わせするも、中々進捗状況が見えず。
百貨店の担当者との打ち合わせにも参加しましたが、先方は出来てる前提のその先の話をしている様で、本社の担当者はそれを、はいはいと聞いているだけ。
これはまずいと感じ、会社に戻って本社の担当者に進捗状況をこちらから全部聞き出したところ、調理器具も皿もテイクアウト用の資材も揃っておらず、極め付けは1番大事な人材も揃ってませんでした。
そんな本社担当者が20代半ばの女性で主任、社長の側近で、媚は売るのが上手い、社長の言った事には間違っててもNOとは言えない、彼女の一般常識やキャリアなら他の企業なら平社員クラスです。私は何故私の様なよその畑から来た人間が、すぐにマネージャーになったのかを理解し、恐ろしくなりました。
新店舗は本社の傘下にある状態で、本社の何も分からない主任がトップで物事が進んでいきます。いちいちお伺いを立て回答が来るのが遅いならまだ許せますが、7割は回答がもらえないままでした。
オープンからずっと人手不足のまま、早朝から夜遅くまで働き、とうとう休みが無い状態に陥りました。私が辞める決意を社長に話したところ、お店も継ぐ人間がいないからたたむとの事。実にあっけらかんとした幕引きでした。
私は心身ともにボロボロになりましたが、転勤になって一つだけ、良いお土産をもらいました。
それは私が夜遅くにいつも帰宅するので、料理も作らず、家の近所の小料理屋さんで夜ごはんを食べて帰ってたのですが、そこで出会った男性と来年結婚する事になりました。
私が仕事を辞めて、実家に帰る事を伝えると、今までそのお店でしか会ってなかったのですが、最後にご飯に行きましょうと誘っていただき、そこで告白されました。
お店を持って自分の居場所が欲しかったという夢は、お店ではないけど、家庭として自分の空間や居場所が表現できたらなと思っています。