会社に入社して一日で辞める決断をしてフリーターになった私の今までとこれから

私は入社して一日で辞める決断をしました。周りにはまだ内緒ですが、みなさんがもし私と同じような状況になった時、この記事を読んで少しでもお役に立てるのであればと思いお話します。




アルバイトは高校生活の一部だった

私は現在フリーターです。高校を卒業して飲食店に入社しました。そして次の日には退社。その理由の一つは”アルバイト”にあります。高校生という青春を接客業が主であるアルバイトと共にしてきました。高校一年生の時から友達と遊ぶことよりも、彼氏とデートするよりもバイトを優先してきました。

なぜなら店長からは厚く信頼されており、スタッフとは和気藹藹とした雰囲気でとても居心地が良かったからです。シフト制でテストに合わせたスケジュールを組んでくれて融通の利く会社だった為か、人手が足りない時には助けたい。そう心から思えました。

人生の分かれ道である就職活動スタート

私の通っていた学校では、早い段階で就職先を決めていた人は面接をするのも、内定をもらうのも早かったため、探すところから始めていた私はみんなから遅れを取り焦っていました。その時真っ先に思い浮かんだのが飲食店でした。何も自慢できるスキルも無かったので、アルバイトと同じ職種であれば自己アピールも簡単にできるだろう・・・そう考えていました。

面接で聞かれたこと

職場見学にも行き、特に気になることもなかったのですが、本当ならこの時に働いている人の雰囲気や年齢、一人一人の役割を見ると良かったでしょう。どのポジションに自分が入ったとしても続けることが出来るか見極める必要があったのではと思い反省しました。
そして緊張の面接で私が質問されたことを順番にお伝えします。

  1. 志望動機
  2. 職場見学で思ったことなどの感想
  3. 会社までの通勤方法
  4. 自動車免許について
  5. 自己PR

でした。是非参考にしてください。
そして飲食店を選んでしまったこと、それは私にとって間違いでした。同じ職種だからこそ比べてしまうし、初めてのバイト先がとても恵まれていたせいか、粗ばかり探してしまうのです。(言い訳にすぎませんが)そして長く務めるという考えは全くありませんでした。

職探しと自分探し

今度こそは絶対いいところで働こう。それだけを考えてインターネットやら雑誌やらひたすら探してました。そして、職安でいくつか仕事をピックアップして係りの方に話をすると「社会経験が必要になってくる」といわれました。一日で会社を辞めたということが原因だとは思いますが、アルバイトをしてる時点で社会経験は多少身についているのではないか?と思いました。

視野を広げて職を探せば「自分の本当にやりたいことを見つけてから就職することをお勧めします」といわれ、自分の思い描いていた理想と現実とでは全くかけ離れていました

そこで自分の気になった職業について調べてみるところから始めました。一見華やかに見える仕事も影では過酷で私には無理だ。と思った仕事も、過酷な仕事だとわかっていても挑戦したい。と思える仕事も様々でした。

どんな仕事でも理不尽に感じることがあり辞めたくなることがあります。けれどその時どう対処して乗り切るかが大切なのではないかと改めて感じました。私はまだ会社のいいところを知ることもせずに諦めてしまいましたが、やりがいのある仕事だったはずです。自分の未熟さを痛感してまだ変えられるチャンスも時間も自分にはいくらでもあると思い見つめ直すことにしました。

失敗を糧に踏み出した一歩

本当はすぐにでも再就職をしたい気持ちは山々ですが、また辞めてしまっては意味がありません。ですので私なりに大雑把ですが、計画を立てました。まずはじめに自己アピールできないことが一番の問題だったので、何か一つでも自慢できるようなことをと思い、スキルアップを目指すことにしました。その打開策の例としては資格取得です。

私の場合は、調理師の免許を勉強しています。二年間の飲食店勤務が条件ですので、アルバイトなら融通が利き、勉強の時間が取れるため両立ができると考えました。そしてバイトを経て社会経験をして、二年後には自信を持って職場の一社員として活躍できたらいいな。と思います。

ですが周りの人からすれば、「今の若い人はすぐ辞めればいいと思ってる」とか「根性がないだけ。考えが甘い」とか厳しいことも言うと思います。きっと、フリーターでいることも恥ずかしいことだと思っているでしょう。しかし私は、みんなと同じように正社員で働くことが正しいことだとは思っていません。

十人十色という四字熟語がありますが、本当にそうだと思いました。自分には自分なりの芯があって行動してるはずです。そのことを理解してくれる人も必ずいると思います。打ち明けることが出来ればそれが大きな一歩なのではないでしょうか?

大切な家族の存在

私の背景には家族という大きな存在があります。お母さんは意見を尊重してくれる優しさがあり、お父さんは会社を辞めることにどちらかといえば反対で「一度やると決めたことを合わなかったからと言って諦めるのは社会人としての自覚が足りない」と厳しいことを言っていました。

傷心の私は全く聞く耳を持っていなかったのですが、今となっては心配してるから出た言葉だったのではないかと思っています。会社を辞める決断を一人ですることはもちろんできません。

大きな壁にぶち当たった時は一緒に悩んでくれる家族がいることを思い知りました。性格上プライドが高く、自分のこととなると口数が減ってしまいます。そのことに気が付いて話を私のペースに合わせて徐々に話を聞いてくれることが、こんなにもプレッシャーに感じていた気持ちが軽くなると思っていませんでした。

高校卒業をしたら、社会の一員であるということは自立していかなければならないことだ。とはちゃんとわかっています。けれど、まだまだ親から学ぶことはたくさんあります。思っているだけで話さないことはもったいないです。その知識や考え方で相手の気持ちに寄り添えるます。泣くときは一緒に泣いて、笑うときは一緒に笑って・・・それは家族だからこそできる特権。家族は自分よりも私を理解していて思ったより深く愛されているものです。

これから向き合わなければいけない現実に押し潰されそうなとき頼ることのできる家族がいることが心の支えになると思います。コミュニケーションは人間の最大の武器です。くだらない日常の会話から、お客さんとのやり取り、近所の人とあいさつが面接のときも活かせますし、親しい関係を築きあげられます。最大限に普段から利用することで自信に繋がることでしょう。

おわりに

転職を考えている方はきっと働きながら次の就職先を探している人がほとんどだと思います。できるのであれば、短くても一年。しかし耐えられず、私みたいに先に仕事を辞めたからと言って不利になるなどネガティブな考えではなく、前向きに。選んだのはあなたですから否定することは無駄だった。と言ってることと同じです。

やってみて駄目だったからと言って無駄ではないですよ。自分には必ず通らなければならない道で、それはこれからの私たちにとって避けられなかったことだったんです。気持ちを切り替えて自分が一番納得がいくように後悔しないようにしてください。みなさんも人生を変える大きな決断もいつか笑って話せる日が来ると思います。私もフリーターであるこの日を境に小さなプライドは捨てて話していきたいです。

  • 会社に入社して一日で辞める決断をしてフリーターになった私の今までとこれから
  • フリーターが本気で飲食業界に転職するまで
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