【こどもと過ごす時間を求めて】広告代理店から事務職へ




広告代理店でバリバリ働く

前職は情報紙を発行したり、チラシを作ったりする、地方の広告代理店でした。今をときめく、ランチパスポート作成のお仕事をしたりと、大変充実していました。
ただ、やはりそこはいくら地方とは言え、広告代理店。朝はそれほど早くないものの、夜はがっつり遅くまでお仕事です。

製作のお仕事もそうですが、何よりも融通がきかなかったのがクライアントとの打合せです。
こればかりはクライアントに任せるしかないですからね。
まぁ、夫婦2人だったうちの家庭では主人も仕事で遅くなることも多く、遅く帰ってきた二人で遅めの夕飯に出かけたりとそれなりに充実した毎日を送っておりました。

状況が一変する出来事が!

そんな中、それは怒ったのです。
妊娠です。
激しく望んだワケでも望まなかったワケでもなかったのですが、女性として子どもが出来た以上はやはり育てたいと思ったわけです。

すると一番ダメージを受けるのが仕事です。まぁ、妊娠中は結構普通通り働きました。
幸い、つわりもほとんどなく、さらには臨月近くなってもほとんどお腹が目立たなかったので変にまわりに心配させることもなく、仕事をしてました。
世間でいうところのマタハラなどもなく・・・
まぁ、実際、そんなことしてるヒマはないくらい忙しい職場でしたから。

決断①

そんな状況の中で働きながら、私が出した答えは・・・臨月近くまで働いて仕事をやめようと言うものでした。
もちろん、私が辞めるにあたり新たな求人をしなくてはいけないだろうし、会社にご迷惑をおかけするワケにはいかないので会社とも相談しました。結局、とりあえず新たな人員の増員はしないので席をおいておいて、正社員からパートと言う形に変更してもらってもいいので状況をみながら続ける方向で検討してもらえないかとのありがたいお返事を頂きました。
確かに、子どもが出来てからも専業主婦になる気はなかったです。一度仕事を辞め一からまた仕事を探す事の大変さは重々承知していただけに本当にありがたい申し出でした。
ただ、私も初のこどもと言うこともあり、自分がどんな状況になるのか予測すらできませんでした。

新たな生活の始まり

いざ子どもが生まれると当たり前ですが、毎日が育児。
正直、仕事している時の方が何倍もラクだなと私は感じてしまい世のお母ちゃんの素晴らしさに改めて気づかされました。
子どもが1歳になる前にはこども園にこどもを預け、仕事開始。会社の助けや同僚の助けもあり、なんとか正社員と言う形で仕事をつづけました。
朝が早い仕事ではなかったので、そこは普通に働くママさんたちよりは余裕がありましたが問題は夜です。

こども園では19時までしか子どもを預かったくれません。
ですが、19時までに迎えに行くと言うことは会社を18時過ぎには出ないと間に合いませんでした。
それって毎日定時で帰るのと同じ状況です。

まわりはそれに対しても理解を示してくれ、マタハラもなく、仕事に打ち込むことが出来たのですが、やはり18時に帰ったのでは仕事がはかどりません。
結局、一度帰宅し、子どものことを全て終わらせ、寝かせるだけの状態にして帰ってきた主人とバトンタッチしてまた仕事に出かけたり、家で仕事をしたりと言う生活をつづけました。

時間との闘い

仕事から帰ると1時、2時。そこからまたバタバタと家のことをしているとすぐに3時。それが毎日ではなかったけれど、もちろんそんな睡眠不足な生活が長続きするワケがありません。

それでも、みんなにフォローしてもらいなんとかそんな生活を3年つづけましたが、精神的に限界がやってきました。何をするにも時間との闘い。
どうしたら時短できるか・・・
どうしたら時間をつくれるのか・・・

そんな事ばかりを常時考えて過ごしていました。
週休2日が基本だったのですが、土曜はほぼ出社してましたし、唯一のお休みの日曜もそんな状態だったのでほとんどどこかへ遊びに出かけることもなく平日のご飯の買い物や仕込み、そして家事、あとは休息の時間に費やされていました。

決断②

子どもと遊びに行くことすらままならない日々に紋々とし始めました。
やはり健全な状態とは言えないですよね。
結局、体力的にも精神的にも辛くなってきたのと、子どもの事を一番に考えたいと言う気持ちからとりあえずは退職することを決めました。
自分でもこの3年間はとってもよく頑張ったと思います。
辞めた時はとりあえずは少しゆっくりして、今まで遊んであげられなかった分子どもとの時間を大切にしようと思い、退職しました。

決断③

子どもとの時間はとっても充実していて、ゆっくり起きて、家事をして、買い物に行って
娘と遊んで・・・それでも時間がたっぷり。
とっても楽しかったですし、とっても充実していましたし、とっても幸せだったのにそんな生活が3ヶ月続いた頃。
体に染みついた何かが私に働けと言い出したのです。充実しているのに何か物足りない
そう思いだしたのです。
思えば大学を卒業後からずっと働いていましたから。結局、派遣会社に登録したり、ハローワークに行ったりして就活しました。ほどなくして、ハローワークで見つけた近所の会社で働くことに。

新たな旅立ち

現在の会社は家から車で5分ほどととても近く、さらには事務がメインの仕事なので、しっかりと定時には終わります。
残業があったとしても月に3~4時間程度。子育てにはもってこいの職場です。

ただ、新たな職場に来て思ったこと。
年を重ねると、若い人に比べやはり覚えも悪くなってくるだろうし、
体力的にも・・・ってそんな年ではないですけどね。w

とにかく、考えてる時間はない、早く行動するべし。
そう実感しました。
ただ、それはやみくもに決めると言うことではなく、早く行動に移すべしと言うこと。しっかり検討はしなくちゃいけませんけどね。
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