震災ボランティアの経験がネイリストを介護士に変えた




前職はネイリスト

ネイリストの仕事内容

ネイリストとしてサロン店長をしていました。施術以外にも、デザイン作成、SNS管理やシフト作成等のパソコン業務、会議も多かったです。勤務時間は10時間程度で休憩は取れない日も多くありました。

前職を辞めて転職しようと思った理由

腰椎椎間板ヘルニアになってしまったためです。2回目の発症で、前回は休職してリハビリをしましたが、2度目は手術になり退職となりました。

元より、終電になる事もしばしばの店長という立場上、休日上司やサロンスタッフから電話がかかってくることも多かったです。結婚をしたのでそろそろ働き方や勤務時間を改めてたいと考えていました。

1番の決め手は、同じようにサロン業務を続けると、将来子どもを産む時に辛い思いをすると言われたことです。女性にとっては大切なことですし、当時まだ子供がおらず、不妊治療に通い始めたところだったので大きな決めてとなりました。

現職は介護士(生活相談員)

現職へ転職した理由

ネイリストの頃、東日本大震災があり、仮説住宅へボランティアでネイルをしに行ったことがありました。大変な生活の中で、少しでも笑顔になれればと思っていましたが、予想を超える笑顔や感謝の言葉を頂きました。

その時に、普段はお金を頂いて売上を目指してデザインをすすめていたので、忘れかけていた「人に喜んでもらえる喜び」という気持ちを改めて感じることができました。それを機に、いつか何かの役に立てばと休日ヘルパー資格を取得しに通いました。
約1年後に2度目のヘルニアで退職をした時に、次は役に立てる仕事をしたい!と思い福祉の世界へ転職を決めました。

現職を選ぶ際に重視したこと

ヘルニア持ちなので、身体のことも考えて、長く勤務できるようにお風呂や身体介護はない施設に絞って検討しました。
そうすると、選択肢はとても少なくなります。しかし、社会福祉士をもっていたので、介護ヘルパーのみではなく、生活相談員としての勤務を選択肢にいれることができたのは、施設条件を絞っての求職活動の中ではとても大きかったと思います。

また、施設の評判や不祥事・事故等なかったかどうかは、事前によく調べるようにしていました。面接の際に、職務内容も気になる点は質問するようにしていました。

現職の仕事内容

現在、リハビリ型のデイサービスに生活相談員として勤務しています。現場に出ることもありますが、お風呂や食事はなく、リハビリを目的とした運動がメインで、自立歩行できる方が大半のため、身体介護はほとんどありません。

その他は見学や新規ご利用の方への説明や対応や事務作業をメインとし、ご利用者様に関する会議の為外に出ていることも多いです。
送迎もするので、運転する機会は多いですが、今のところ腰痛にならずに勤務することが出来ています。

今の業種・職場で働いてみて

ネイリストの時はお客様に対するやりがいはあるものの、毎日売上と施術スピードや電話対応に追われていました。またスタッフが全体的に若いので人間関係や売上を競ったりもあり、精神的にも疲れていました。

今は、その時とは違う温かさのあるやりがいを感じています。立場が違うのも大きいですが、人間関係にも恵まれ、利用者様とゆっくり向き合えるので、私自身も穏やかに勤務させてもらっています。職員の年齢層は一回り程違う主婦の方もいたりで、若手になり不思議な感覚です。
前職の方が見た目は華やかで、身だしなみも自由でしたし、県内で1番栄えている中心部だったので、電車通勤だったため仕事後飲みに行ったり、ショッピングできたのはたのしかったです。

今は自宅から車通勤できる距離に勤めていますが、家族からは顔付きも全然違う、穏やかになったし、今の方が楽しそうに仕事してると言われます。ストレスもかなり減って、良かったなぁと感じています。

転職の際に使ったサービス

他の業種も検討したかったので、indeedやマイナビ転職はよくみていました。他にも正社員以外に、パートや契約社員・派遣社員などの雇用形態も視野に入れていたので、タウンワークやバイトルなどの求人もよくみていました。

やはり誌面に比べるとインターネットの方が、クリップ機能やお気に入り登録ができるのと、情報も多くのっているので、比較しやすかったです。

最終的にはカイゴジョブという介護職専用サイトで応募しました。応募までネット利用でしたが、その後は直接電話があり面接となりました。キャッシュバック制度がありましたが、よく分からず特にキャッシュバックはないままです。
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転職してみて思ったこと

業種だけを見ると、自分自身の働く場はないと思えることも、同業種でも色んな仕事があるということです。

周りからは介護なんてヘルニアの人には無理でしょと言われましたが、私自身が「介護=力仕事」と思い込まなかった事は良かったと思います。全く共通点のない業種は勇気がいりますが、検討するだけしてみるのも良いと思いました。

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