ツアーコンダクターとして即戦力と言われた私の転職はハローワークからでした

私は短大卒なのですが、学生時代は大きな夢がありました。「教師」という夢に向かってとにかく勉強を続けていたのですが、採用試験という大きな壁にぶち当たり…教職浪人の時代もありましたが、やはり「お金」が必要。よって、定職に就くという決断に至ったのです。現在に至るまで様々な職についてきましたが、3年前に転職して今の職場に勤務するまでの体験談をまとめてみます。




転職をするときはハローワークをとにかく利用

転職サイトのリクナビなども登録していましたが、やはりもっぱらハローワークにお世話になりました。リクナビは、自分の経歴・スキル・希望職種などを登録し、企業からスカウト等いう形でのオファーもあり、大変便利なのですが、実家から通いたいという思いが最優先の私にとって、リクナビはかなりハードルが高かったです。

田舎なので、通える範囲内で自分のやりたい仕事は見つからず、地元密着型のハローワークにてお仕事を紹介してもらう日々。履歴書や今提出を求められることが多くなってきた職務経歴書についても書き方のアドバイスを頂けますし、私にとってはとても強い味方でした。

やりたい仕事につくために自分が行った最大の努力!

ツアーコンダクターになる

教師の夢をあきらめて職に就いたときに行った仕事が、ツアーコンダクターでした。旅行というものにそこまで興味がわかなかったのですが、実際働き始めると奥が深く、人と接することが好きな私にとってお客様の対応をしながら見知らぬ観光地を巡れることに楽しさも感じておりました。派遣のお仕事だったので金銭的に苦しくやめてしまったのですが、その経験がもとで「旅行を考える側のお仕事をしてみたい」と思うようになりました。その思いが芽生えたのは、現職に就く前に携帯電話ショップの店員を行っていた時で、まず動いたことは「資格を取る」ということでした。

国内旅行業務取扱管理者取得

「国内旅行業務取扱管理者」旅行業の国家資格です。いくら旅行業の経験があるとはいえ、法律や実務に関する知識はほぼほぼ皆無。畑違いの仕事をしながら、資格取得のために勉強をつづけました。無事、合格することができ、転職をする決意が固まりました。

私を助けてくれたところは社会福祉協議会

無事、携帯電話ショップを退職し、転職への第一歩を踏み出しました。離職票をハローワークに持っていき、説明会を受けて、興味のある仕事を紹介してもらいます。私がそのときに困ったのは、お金です。転職期間は無職なので、収入はゼロ。貯金もあまりなかった私は、支払いをしないといけないもののためのお金に困りました(携帯代など…)。

社会福祉協議会とは

全国社会福祉協議会

そこで私を助けてくれたものは、社会福祉協議会でした。私が住んでいる町の社会福祉協議会では、「法外支援金」というお金を借りることができます。借りる際には自分が住んでいる地域の民生委員さんにサインをいただく必要がありますが、このお金を借りることができて本当にありがたかったです。5万円お借りすることができるのですが、1年間かけて返済すれば良く、利子もないので助かりました。このお金は転職後、再就職手当をいただいたのちに一括で返済をしました。ハローワークにて転職活動をした分は再就職手当をもらうときにスムーズなので、ありがたいですね。

転職先の面接は圧迫面接でした!!

就職試験は、会社説明→筆記試験(一般常識)→面接の流れ。面接は部長や人事課長を含め5対1。緊張することこの上なかったです。しかも、添乗中のトラブルについても「なぜこうなったのか」「このようなことは旅行法にふれるのでは」と言われたりしました。旅行手配・営業事務の職に就くべくの就職試験だったのですが、「この仕事はあなたに向いていると思いますか?」との質問も。

返答にかなり困りましたが、国家試験の勉強をしていて、このトラブルがいかに良くないことだったかを理解できたということを正直に述べ、「向いていると思うか」との質問には自信をもって「向いている。私の経験を生かすことができると思う」と自信をもって答えたのを覚えています。面接には当たり前のことかもしれませんが、真摯な姿勢と大きな自信が大事です。身をもって感じました。

採否決定の通知が来るまでは何日かかる?

採否決定までちょうど1週間でした。やはり時間がかかるのは気が気じゃないです。圧迫面接だったから、「きっと不採用だ…」と落ち込むことも。面接は自信を持って臨みましたが、採否決定を待つ期間が長いほど自信を無くすかもしれないですね。私は1週間で採用が来たのですが、私の弟の経験はひどかった。最近、転職したのですが、そこの会社が書類選考の結果を1か月しても言ってこない。結局、紹介元のハローワークを通じて確認したところ、今まで紹介した人全員そのような形だったようです。

採否決定が来ない場合は、直接問い合わせるべき

私の弟には「希望の運転業務は空きがないけど、内勤なら空きがあるのでいかがですか?」と電話が来ました。なぜきちんと採否決定を出さないのか、しかも希望職種とは違う職を薦めてくるとか、私の中ではそこの企業はブラック企業としてインプットされました。ハローワークに求人を出す以上は責任を持って対応するのが会社の仕事です。採否決定が定められた期日内に来ない場合は、直接企業に問い合わせるべきですね。何か手違いで通知が来ていない可能性もあるので…。直接問い合わせる自信がない方は、紹介元に確認をしてもらうのもありだと思います。

転職するときの、求人情報は細かくチェック!!

携帯ショップでは、休憩時間が30分だった

現在旅行業で働いていますが、その前に働いていた携帯電話ショップがちょっとひどかったので、再就職の際は求人情報を細かく確認しました。
携帯電話ショップは休憩が60分と書いてあったのですが、実際勤め始めると休憩は30分でした。シーズンになるとお客様が殺到するため、休憩ゼロになることもざらでした。
休憩がとれない日があるのは職種上仕方がないと考えていましたが、休憩が60分になっていたのに実際の定められたものは30分。若かったので「仕方がない…」で済ませて働いていましたが、実際は労働基準監督署に相談してもいい案件だったなと今は思います。有給についても、残業は何時からが残業なのかも曖昧。この経験から、求職票は細かく目を通しました。

疑問に思うことは面接で質問できるよう、準備をしておくことも忘れずに行いました。
当たり前のことですが、事前の準備は大切です。

転職後、今の職場で即戦力と言われています

もともとツアーコンダクターとして働いていた経験を持つ私は、現職の旅行手配・営業事務の職では即戦力と重宝される存在になりました。事務所のスタッフは、主だった観光地は知っていても細かい部分は分からない方がほとんどです。私は実際行ったことがあるのでその点に関しては重宝されましたし、携帯電話ショップで対面接客をしていたので接客も苦になりませんでした。ただ、旅行業を離れていた期間が4年ほどありましたので、それを埋めるべく日々勉強は怠りませんでしたが、本当にやりたいと思う仕事でしたので苦にはなりませんでした。

入社してから3か月で中心となって働いていた社員さんが結婚を機に退職され、未経験の経理業務を引き継ぐことになり、それは今でも大変さを感じてはいるのですが、どの仕事にも大変さはつきもの、やりたいことだけやれる職業なんて存在しないと考えているので、乗り越えるべき試練と考え、日々頑張っています。すべてのことにおいて真摯にひたむきに。

最後に

今までたくさんの仕事を経験してきた中で、前職から今の現職に至るまでの経験をもとにまとめてみましたが、言えることは無駄な経験はなかったなということです。これから転職をされる方々は、努力を怠らないこと、真摯な姿勢で臨むこと、自信を持って面接に臨むこと。あまり自信を持ちすぎると横柄に見えるかもしれませんが、自信のない方を採用する企業はないと思います。きっと転職後は輝けるはずです!!

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