同じ営業の互助会でもやりがいを感じる補聴器店へ転職

前職は冠婚葬祭の互助会の営業をしていました。
冠婚葬祭は人生生きて行く中で大切な行事ですし、積立をする事で後々のメリットなどもありますが、何せノルマが本当にキツく、1ヶ月の目標が本当に地獄のようでした。
そんな私が補聴器店へ転職したきっかけは営業先のおばさんの軽度難聴からでした。
補聴器を見る事って普段はあまりないのですが、そのおばさんが補聴器をつけていまして、話の話題にと思い補聴器について聞いてみたんです。

そのおばさんは補聴器を持ってよかったと、孫の声が聞き取りにくかったのに、今でははっきり聴こえて毎日が本当に楽しいとおっしゃっていました。
そんな話を聞いて、補聴器にすごく興味を持ってしまい、無資格ながらも補聴器店へと転職に至ります。




前職は現職冠婚葬祭互助会の営業

前職の互助会営業の仕事内容について少しお話します。
まず、互助会営業のメリットとして、会員様の結婚式に付き添いで行きお祝いができます。
もちろんお葬儀もですが、両者とも最後には「ありがとう」と言ってくださる会員様も多いです。
後はノルマを達成していたり、アポイントがなければ残業無しで定時で帰れます。ノルマを達成した時のお給料が高いので自分の頑張りが反映されます。

互助会という商品はちゃんと理解していれば、今後本当に役に立つのですが、積み立てという言葉に過剰に反応するお客様の方が圧倒的に多いです。
これがデメリットになるのですが、営業は自宅訪問がほとんどでして、アポイントも無しに非会員様のご自宅にお伺いします。
エリアも外回りに行く前に決めて行くのですが、互助会に入られている方の地域も何度か回らないといけません。追加注文の営業の為です。

会員様の場合は内容もわかってらっしゃいますし、お話もスムーズにいくのですが、新規会員様会得のノルマよりは本当に少ないです。なので新規会員会得を基本に営業していくのですが、これが本当に辛いです。
話を聞いてくれる方でしたら助かるのですが、そんな方は本当に稀でして、ほとんどの方は居留守を使われたり罵声を浴びせられたりと心折れる事のほうが多いです。
商品の価値をちゃんと説明してもやはり”積み立て”という言葉に引っかかるのか、基本追い返されます。
夏場は汗をかきながら目標件数を豊満するまで営業所には戻れません。体力も精神も結構ボロボロになります。正直私には互助会の営業には向いていなかったと思います。

現職は補聴器店での営業

さて、ここでは私が転職した補聴器店での仕事内容をお話します。
私が補聴器店へ転職したきっかけは互助会で出会った軽度難聴のおばさんでした。

まず、同じ営業でも互助会の場合は自分から訪問し、商品の紹介をします。補聴器の場合はお客様本人からお店に来店していただき、商品の紹介をします。この時点で同じ営業でも全然違うんです。
お客様本人から来る場合は、お客様が商品に対し興味を持ち必要としているので、お話が進み契約成立する事がおおいです。
そして聴こえる事に感動し「ありがとう」の言葉もよくいただきます。

補聴器というと難しそう、無資格では働けないのでは?と疑問に思う方もいると思いますが、最初の5年間は無資格で補聴器の知識、耳の聴こえの知識をひたすら勉強しながら営業をしていきます。
なので無資格でも補聴器を売る事も音のフィッティングをする事も可能なのです。
ただし、店舗に技能者の資格を持つ人が一人でもいる場合です。
補聴器の知識や聴こえの知識は、補聴器メーカーさんに教えてもらう事が多いです。補聴器のメーカーも沢山あり、メーカーによって聴こえの具合も全然違います。

高い音が綺麗に聴こえるメーカーや、雑音抑制に力をいれているメーカー、耐久に強いメーカーなど、お客様に合わせてこちらがメーカーを選び音のフィッティングをして試聴します。

お客様に合わせてと記入しましたが、補聴器店では最初に面談と診察をします。
まず、なぜ補聴器が必要なのか、困っていることは何か。面談が終わり診察になるのですが、診察は聴力検査、言語検査です。病院でする検査とほぼ一緒の事をします。

もちろん、補聴器も営業なので来店していただいたお客様に納得して購入してもらいますが、中には無理矢理購入させる営業の方もいるので、そういう点では他の営業と変わらないかもしれないです。
ほとんどメリットしかないのかと思うかもしれませんが、もちろんデメリットもあります。
まず、残業は普通にあります。

ノルマももちろんありますが、補聴器の値段でのノルマですので、高い補聴器を両耳で売れば基本達成できます。
しかし、それが給料に反映されるのかと言えば、私の所属している店舗では反映されません。
その分基本給が少し上がります。
技能者の資格を取りたくても5年間勤めないと国家試験が受けられません。
これが1番辛かったです。
お客様は無資格というのを知らない方がほとんどなので、申し訳ない気持ちになりながら接客をしていました。

互助会も補聴器も同じ営業で無くてはならないものですが、残業が多くても補聴器店に転職してよかったと今でも思います。
今の高齢社会で難聴の方の事故も増えているので、そんな方の助けになれたらと思っています。

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