【ホテルの宴会】天職だと思い込んでいたけれど、転職してみたら気付いたこと。【商社の事務員】

元々サービス業が大好きだったので、就職してからずっとサービス業一本!
一時期はフリーの飲食店立ち上げスタッフまでしていました。

知人の紹介をつたって、飲食店のオープニングスタッフとして、他のスタッフとの連携をとったり、リーダーとなる子を育成し、お店がまわるようになったら私は辞めるというスタッフでした。
よくある「お客様の笑顔が嬉しい」っていうのも勿論ですが、私はどちらかというと「このスタッフの

人数でどれだけ効率よくまわすか」に燃えるタイプ。
忙しいほどワクワクするので、とにかく重宝される、雇う側からしたらオイシイスタッフでした。




好きなものを突き詰める

それからホテルの宴会へ転職。
数百人規模の宴会を担当したり、披露宴の料理指示を担当したりと、小さな飲食店では体験出来ないような日々を過ごしました。

地域の企業の定例会などで顔を覚えてもらって声をかけてもらったり、会社のパーティに呼んでいただいたりとオイシイ経験も。

更にホテル併設のバーへもヘルプへ行ったので、バーテンダーの経験も積ませてもらいました。
しかし、毎日ではないにしろ朝は8時から夜23時まで。翌朝また8時の出勤。

田舎だったので、仕事の後に空いてる飲食店はファミレスのみ。
特定のスタッフと過ごす時間も長いので、やはり不倫や浮気もちょこちょこと…
それでもとにかく「もうしんどい!」って場面を何度も乗り越えてきた仲間や、ワクワクする刺激的な仕事でした。

転職のきっかけ

転職を意識しだしたのは、とにかく休みの日にやる気が起きなくなったから
だんだんと、お出かけすることも減り、彼氏にも嘘をついてダラダラ自宅で過ごしたり…。
これはもう潮時だなと判断し、退職前には次の仕事を決め、颯爽と退職。

転職先は商社の事務員

思い切って、真反対の仕事もやってみようかなと商社の事務員に。
最初こそ刺激のなさにすぐ飽きてしまうかと思いましたが、17時半定時退社の素晴らしさにやっと気付き、そこから19時には家にいれることがこんなに穏やかな毎日なのかと感動。
仕事帰りに、地元のスーパーの半額セールに寄れる!
21時閉店の飲食店に行ける!
そしてなにより、「なにもしない時間」が確実に確保出来ることで、休みの日により活動的になれました。

今までやったことのない趣味にチャレンジしてみたり、金曜日の夕方から出かけて土曜日の朝から丸々2日間旅行してみたりと、仕事で発散できなかったパワーを発散しようとするようになりました。

その後妊娠が発覚し結婚したのですが、もし以前の職場だったら時間の都合や体力面で退職をせざるをえなかったところを、事務員なのでハードな作業もなく、体調に合わせて休憩を取らせていただいたり休むこともでき、なんと出産3日前まで働くことができて、お給料もばっちりもらえました。

その後も職業柄産休育休も慣れたものなので手続きも簡単に終わり、職場の人も今度はあなたの番ね程度でうるさく言われることもなく、しっかり育休を取得させてもらえました。

小さな子どもがいて復帰することになりましたが、復帰してもらえることがありがたいと何故か感謝され、復帰後も相談のうえで時短勤務を許可して頂けました。

急な子どものお迎え要請もありますが、「明日に持ち越しても大丈夫な仕事」を残して帰っても問題なく、「今後はこういうプランですすめていくので、今日はお休みしても大丈夫なので休みを取らせてください」と説明さえしてしまえばそれでオーケーという、非常に恵まれた職場に転職することができました。

子どもと夜の時間をともに過ごせるし、飲食店の刺激的な毎日が自分に合っていると思い込んでましたが、この穏やかな毎日も悪くないなと思います。

特に私は、お恥ずかしながらサービス業が自分の天職だと思い込んでましたが、そんなこともなく、事務員であっても特別なイレギュラー業務や、お客様からの苦情であったり、営業所のピンチももちろんあります。

それをどう切り抜けていくかを考えながら、定時までにどんなふうに仕事をこなしていけば残業せずに済むかを考えるのも、ホテルで働いていた時と同じくらいに、ワクワクして楽しかったりします。

転職を悩んでいる人、違う業種への抵抗がある人

全く違う業種に転職をすることを最初から拒否せず、とびこんでみると新たな発見があると思いますよ。
仕事だけでなく、プライベートの充実や手当など、様々な魅力があると思います。
しかし、好きなことに没頭して必死に働くことも楽しかったりしますよね。
どちらも、間違いでないと思うので、たとえ長時間労働でもブラックでも、本人が「この仕事がすきだ」と思える職場があることが一番でしょう。

私の場合は、これこそが自分のしたい仕事!天職!と思い込んでいたことがもったいなかったなと思いました。
自分一人で動き回っているだけでなく、サポートする立場も嫌いじゃないんだなと気付きました。

楽しいのも、穏やかなのも、どちらも良いと思います。

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