社会人にもなれば一度は「仕事やめたいな」と思ったことはあると思います。成功するか失敗するかは、その人がどのような行動をとるかで人生って変わる気がするのです。
転職活動には費用や時間もかかります。人と同じようなことをしていたら、内定はもらえないと言うこと。未経験者が転職で成功するには、どうしたのかを経験をもとにご紹介していきます。
転職を決意した理由
社会人になって勤めた会社で「仕事をやめたい」と思うようになりました。勤め始めて2年目くらいでしょうか?運が良く努力もせずに偶然入社できた会社だったためか、やりたい職種でもなく、やりがいもなく、毎日が過ぎているという日々でした。
職場の人間関係はどこも同じ気がしますが、初めての社会人と言うこともあり周りに比べると可愛がっていただけた気もします。ですが、気がつくと窓の景色をボーと眺めているんですよね。暇が好きな人は良いかもしれませんが、自分には暇が耐えきれませんでした。
医療関係の仕事についてみろ!と言われ火がつく
やる気が全くなかったためか仕事のミスが増え、周りに迷惑をかけてしまうことが多くなりました。もう限界に達していたのかもしれませんが「ミス」の責任を取る形で「自己都合退職」を決意。それほど責任ある職種でもなかったため、引き継ぎ等もスムーズであっさりと退職できました。
自分にはやりたい仕事があり、就職できたらと考えていました。やりたい職種は医療関係の仕事です。しばらくは、自力で新しい転職先を探していたのですが、ことごとく「経験者か資格補修者」と言われてしまうのです。
何社も落ちるため、働くことすらいやになりニート状態になりかけに。すでにバイトでもいっか?と楽観的な考えをしていたのです。見かねて親が悔しかったら「資格でも何でも取って医療関係の仕事についてみろ!」と言われたのがキッカケで火がつきました。
医療関係の仕事に転職活動
まず、行ったのが医療関係にはどのような資格があるのか調べました。思い当たるのは国家資格ですよね。
- 医師
- 薬剤師
- 看護師
- 歯科衛生士
など
医療関係の資格でも民間の資格もあります。
- 医療事務
- 調剤事務
そこで、民間の資格を取得すれば転職に優位なのでは?と思い勉強を開始しました。半年ほど勉強した記憶がありますが、その間も転職活動は並行して行っていました。なぜかといえば医療関係の事務の資格は、取得していれば好ましい程度なため、資格がなくても勤めることができます。何社か受けていれば受かる確率も高いと思ったからです。
ですが、現実は厳しく経験がやはりものを言う世界です。医療の世界は、即戦力がある人ではないと話になりません。小さな医療機関では「教えている暇」などなく、基本となる保険の仕組みなどは経験者でないと上手く生かせない業種なのです。
今まで医療機関に勤めた経験がない人は、大きな研修が充実している所で一度、学んだ方が良いのかもしれませんね。
医療事務の資格を取得し面接
1年以上はかかりましたが資格を取得し、書類選考が通り面接の機会を頂ける企業を紹介していただけました。医療事務を希望していましたが調剤薬局でも資格は活かせるとのことだったため、薬局も視野にいれていました。
面接はかなりアットホームで、人事担当者1人だけでした。中小企業だったので仕方ないのかもしれません。
そこで言われた一言が衝撃的でした。
「この資格って何?」
苦労してとった資格がやはり世間では通用していなかったのです。「医療事務の資格なんですけど…」と返答はしたのですが、理解していない様子。
とは言っても人事担当者は国家資格をもった薬剤師です。頭は悪くありあませんよね?常識あるひとであれば「医療事務」の資格くらいわかるのでは?と疑問を抱きました。
同時に事務の資格すら人事は把握していないのか…と悲しくなった瞬間でした。現在では、医療事務の資格は10種類ほどあると言われています。人事が把握するのも難しいのでしょうが、自分が取得した時間や苦労は無意味だった気がしましたね。
でも次の瞬間でした。人事の人は「うちで働いている人のほとんどは、医療事務の資格なしで働いているよ。あなたすごいね」と褒めてくれたのです。ほどなくして内定の連絡をいただき、転職が成功しました。1年ほどかかった気がします。
医療事務という異業種へのチャレンジ
内定をいただけた企業の社員数は50人ほど。1つの部署で働くのではなく、支店がたくさんある調剤事務の業務です。
医療事務の仕事は、レセコンと言う専門のパソコンが使えないと仕事はできません。月に1度 保険負担分を社保や国保に請求する大切な業務があるからです。請求する為にレセコンと言うパソコンで入力しなければいけないのですが、覚えるのには本当に苦労します。
処方せん入力がメインになりますが、カルテ管理、受付、電話応対、会計、売上など経理に携わる業務も並行して行っていく為、毎日が忙しいです。この点が、前職と違う点でしょうか。
感じたのは忙しいほど、はやく1日が終わるということです。暇だった前職は時計ばかり見ていて時間が過ぎるのが遅く毎日が嫌でした。それが、転職後、資格を取得して、憧れだった医療機関につとめ、忙しい毎日を送っていると1日がとても短く感じるのです。
そこにあるのは「やりがい」だと思います。好きな仕事につくのは難しいと言われていますよね。ですが仕事を長く続けたいと思うのであれば、時間やお金を犠牲にしても目の前の欲にとらわれずに、やりたいことを実行するべきだと思います。
医療事務に向いている人
- 常に勉強する気持ちがある人
- 人と接するのが好きな人
- パソコンが得意な人
が挙げられるでしょうね。
高度な接客は必要とされませんでが、言葉使いなどは大切です。清潔感を求められる職業のため、おしゃれは出来ないと思ってよいでしょう。白衣などの制服は支給されますが、髪型や爪など、厳しくマニュアル化されている会社もあります。
入社後の会社の違いって
職種がまったく違う為、比べることはできませんが会社で考えた場合。転職後の会社は社員のことを考えている気がします。
- 休みたい時はいつでも休むことが可能
- 移動が定期的にあるのですが住んでいる地域により考慮
- 人間関係の悪化がある店舗は、すぐに人事異動
などが挙げられると思います。
入社して驚いたのが、会社負担で「生命保険」に加入した所ですね。社員が死亡した時に支給される生命保険を、スタッフ1人1人にきちんとかけている点です。もちろん掛け捨てでは無いらしく退職をすると、そのお金が退職金になるのでしょう…費用が会社持ちと言う点で驚きました。
すごいなとかんじるのは家族経営ではない点です。2代目、3代目と選ぶ時に、身内は対象にしないという方針があるようです。
アットホームな社長ですが、この意思があるからこそ、社員も生き生きしているのかなとかんじますね。
社長もいばるタイプではなく、前職の会社と違う点も、経営者の性格や考え方が全く違うのが一番大きいと思います。利益は大切でしょうが、社員がはたらく意欲を失くしてしまtったら意味がありません。
同じ正社員でも全く違うのは?
転職活動で、家族経営か?などを判断するのは難しいと思うので、面接などで判断するしか方法は無いと思いますが、同じ正社員でも前職と違うなと感じるのは経費を惜しまない点でしょうかね。ケチケチしていないんです。すべてにおいて。社員同士の飲み会も楽しいですし、新しいことはどんどん取り入れる変化をおそれない会社だと思い安ます。
まとめ
自分の場合は、親に背中をおされて我に返って心を入れ替えましたが、
苦労もしないで簡単ににゅうしゃできるような企業な何かしらのブラックな面があります。
今回の転職は時間もかかりましたが、運がよいタイミングで募集がかかったこともあります。
最後に、運も味方につけないと転職は上手くいきませんよ。