心身不調になり・・飲食からアパレルへの転職を決意。




前職は大手居酒屋の副店長

過酷だった飲食店から、やりたかったアパレル業界へと転職した私の、転職活動について書いていきます。

前職の仕事内容

新卒で、大手居酒屋チェーン店に勤務しました。入社後半年間は、会社のきまりや、お店のメニュー、レシピ、接客や金銭管理などを学びました。
アルバイトの人たちと違い、すべてのポジションをやりこなす必要があり、刺身場、揚げ物場、焼き物場、デザート場にドリンク場・・覚えることが膨大でした。
居酒屋ということもあり、お酒が入ったお客様の対応にアルバイトの人たちがお手上げ状態の時も、私たち社員の出番です。
普段のレジや金銭管理はもちろん、クレーム対応は決まって社員の役割です。

うつ病の再発で辞めることを決意・・

高校卒業後、受験のプレッシャーや当時の対人関係の悩み、アルバイトによる疲労のストレスから、大学入学前に体調を大きく崩しました。大学に入って悪化し、うつ病にかかり休学しました。
休学した後の就職でしたので、万全ではない状態だったんです。

そんなコンディションで激務の居酒屋チェーン店に就職してしまったため、入社後6ヶ月でふたたび体調を崩しました。
実は、そこしか内定が出なかった、というのが就職の理由です。

繁忙期の年末は、15時から翌6時・・というシフトを何日も繰り返し、店長は店に泊まるくらい激務のシフトでした。
忙しくなると不機嫌なお客様や先輩から怒りをぶつけられることも増え、酔っ払った汚物処理なども一番新人の私の仕事でした。

あるとき朝起きると、強い吐き気、頭痛など身体的な不調が出ました。何日も続くあまりの体調不良に声も出せなくなり、動けなくなることも多々出てきてしまい、次第に早退することも増え、罪悪感で苦しかったです。
やがて、大学時代のような精神面での不調も大きく出始め、それを見かねた母が言った
「会社に殺される前に辞めなさい」の一言で退職を決意しました。

現職はアパレル販売社員

新しい仕事を探すにあたり重視したこと

学生時代にアルバイトをして経験のあったアパレルに復帰したいと考えました。アパレルが好きというのはもちろん、仕事の時間帯が安定していることも魅力です。百貨店やショッピングモールは営業時間が10-20など、体力的にも安定して働けると思いました。深夜のお仕事はやはりかなり負担が大きかったです。
また、お店の規模やスタッフの人数も調べました。大きいお店だと、一人一人へのサポートが行き届かず、分からないことも聞けない雰囲気が辛いのですが、小さくて少人数のお店だと、「聞きたいのに聞けない」という不安がないからです。

利用した3つの転職サービス

まずは派遣から始めて、環境が合っていたら社員になろうと考えました。
リンクマーケティングやスタッフブリッジ、スタッフサービスなどの、アパレルや雑貨販売に特化した派遣サービスに登録しました。
最終的には、リンク・マーケティングで紹介していただいたアパレルショップへの入社が決まりました。
スタッフサービスやスタッフブリッジでは、紹介されるお仕事は、勤務地も労働条件もかなり適当で・・なかなか希望に沿ったお仕事を紹介してもらえなかったのですが、リンクマーケティングだけは細かな希望もきちんと考慮してくれたんです。
面談から面接への流れもスムーズでした。

現職の状況や心境の変化

現在、20代の女性をターゲットにしたアパレルショップで勤務しております。
派遣社員として入社して半年後に、希望通り社員登用をしてもらうことができました。
週5日、1日8時間と働きやすい条件ながら、お給料は激務をしていた前職とあまり変わらないくらい貰えています。

スタッフは2~3人と小規模のアットホームなお店です。
前職のようなギスギスした雰囲気は一切なく、居心地よく勤務をできています。
勤務初日からいきなりキッチンに入れられ調理をしていた前職と違い、きちんとマンツーマンで研修をうけながら、ひとつひとつ業務をこなせるようになればいい、という空気です。

毎日遅くとも21時には帰宅できるため、生活リズムが整い、自然と気持ちも楽になってきました。
売り上げに固執する雰囲気もありません。前職の居酒屋は、なんとしてでも目標値に到達させるために、話し込んでいるお客様の中にデザートをおすすめしに割り込まされたり、販促のためのメルマガ登録を強要して疎まれたり・・ノルマがあるの?とお客様に呆れられるほどだったんです。

のびのびとした環境で、好きな商品を売ることのできる現在の環境は、とてもありがたいです。

転職活動を終えて・・

「どんなに苦しくても、一つの会社に3年はいなさい」
という考えは、もう古いのかな、と感じました。
本当に辛ければ、辛くない場所が見つかるまで仕事を探し続けてもいいのだと思います。
辛い場所で耐え続けても、心身に不調をきたして結局仕事に穴を開けてしまったりと、迷惑をかけてしまうことが多いです。
じっと耐えるのではなく、思いきって新しい場所へ行く。この選択肢は、会社にも自分自信にも、負担を減らす第一歩だと感じました。

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