【広告代理店の営業】から【Web系の事務受付】へ転職。女性が社会に出ることの難しさを実感しました。




前職は総合広告代理店の営業

前職での仕事内容

テレビ、新聞、雑誌、フリーペーパー、ラジオなど総合的な媒体を取り扱う広告代理店の営業をしていました。朝は出勤時間30分前から出社し、その日の何種類かの新聞を読むことが原則。

日中はアポイント取りや新規飛び込み営業、顧客への対応、デザイナーとの打ち合わせで駆け回りました。終業時間を迎えてからその日の業務報告、売り上げ入力、広告デザイン手直し、修正、翌日アポイントの計画、新規顧客リストの整理、新規広告案の提案などで早朝から深夜までの会社滞在は当たり前でした。

前職を辞めた理由

上記のような過酷な労働時間や、オフの時間もないことから転職を考えるようになりました。会社から支給された業務用の携帯電話には週末問わずに顧客からの問い合わせ対応も多く、プライベートの時間など一切感じられませんでした。

転職に向けて動き出す

営業しか経験のなかった自分ですが、全てのことは自分で行っていたので幸いエクセル等基本的なことは使えるようになっていました。

営業職に関わず自分のできそうな新しい仕事も含め探しだしました。マイナビネクスト、リクナビネクストなどにまずは登録し情報を集めました。
リクナビNEXT
拘束時間が長いことも考え、通勤時間の少ない近場の職場を探しました。
この時結婚を視野に入れてお付き合いしている人もいた為、家事などに影響がでない事務職はとても魅力的に感じていました。

いざ転職活動を始めるにあたって

Webからの応募後、いざ面接の日にちなどの話になると前職の関係でも中々日にちの調整は難しかったです。
しかし退社してから転職するにはリスクもあったので、有給をもらい会社を休み面接に行きました。
この頃直属の上司にはそれとなく転職を視野に入れていることは相談しておきました。
もちろん今の仕事に支障がないように進めること、同僚に悪い影響がでないようにはっきり決まるまでは公表しないことが条件でした。

女性が社会に出ることは簡単ではない原状

1つ目の残念ながら不採用になってしまった面接では、今後結婚出産の予定はあるかと聞かれ、正直にあると申したら、入社後すぐに産休育休で休まれては会社としても困るとはっきり言われました。
この時、正社員として女性が男性と同じお給料をもらい社会で働くのはまだまだ偏見もあるのだと実感しました。産休育休は会社として絶対に設けないといけない制度。しかし絶対に取らせないといけないかどうかは社風次第でもある。会社としては休暇中の人件費の獲得などの無駄なコスト、リスクが高いのは事実だと思います。
ましては営業などで会社に貢献する職業とは違い事務職はいくらでも代わりがいる。事務職への転職は中々厳しいのかと現実を突きつけられた1日でした。

幸運。タイミングの良さ

現職につくための面接では、前職での仕事内容や転職理由、今後女性が働く上で結婚出産もあるが働いていけるかなど細かく質問されました。
その会社は産休育休取得についてはとても前向きで、女性なら出産経験も必要だし休暇あけは是非戻って欲しいと言ってくださいました。

まだ設立年数も浅い小さな会社でしたので、産休取得した社長がいるという実績のためでもあったのかもしれませんが、社長のお言葉はとても暖かいものでした。

こちらの転職希望を話すと是非うちに来て欲しいとその場で話をしてくれ、前職との兼ね合いもあるので調節した上で入社日を決めようということで面接は終わりました。

前職への退社報告、引き継ぎ業務

上司に次の転職先が見つかったことを報告し、退社日の調整が始まりました。
まずは同じ部署の同僚への報告。そして私が抱えている既存顧客のリストアップ。部署内の同僚に顧客を割り振り、引き継ぎ同行アポイント取り。

他県の顧客も多数いたため1日1件しか回れないこともありましたが、なんとか1ヶ月半かけて割り振ることができました。そこで転職先への連絡をし、半月後には退社になる旨を報告。入社日が確定しました。

退社、入社を迎える

いざ勤めていた会社を去るのは寂しいものもありました。過酷な労働だった反面、思い返せば充実していたようにも感じます。
退社日には顧客から会社に花束が送られてくるサプライズもあり、自分のしてきた仕事の重さに涙をした程です。
しかしこれからが本番。第二の人生のスタートです。
現職の入社日にはみなさん歓迎してくださり、早速新しい仕事を覚える日々が始まりました。

現職はWeb運営 事務受付

現職の仕事内容について

前職とは全く職種の異なるWeb運営を扱う会社だったため、聞いたことのないような新しいワードが飛び交っていました。
全てノートに書き記し調べる毎日でした。
事務受付といっても雑務全般もお願いされたため、朝は事務所の掃除などからはじまり、社長や来客へのお茶出し、必要物品の買い出しなどもありました。来客対応が押した時は多少退社時間が遅れたこともありましたが、残業代なしで会社に残ることを嫌う社長は早く帰らせてくれました。
エクセルなどの基本的なことは分かりましたがまだまだ経験が浅い私にも社員の方は優しく教えてくれ、とても働きやすい職場です。

いま感じること

女性が社会で働くにはやはりまだ偏見もありますし、実際に仕事内容にも制限がでたりもします。
しかし結婚出産したからといって仕事を辞めなければならない理由はありませんし、社会にでたい女性を、社会全体で見守ってもらえるようなそんな将来を期待しています。

事務の関連記事
  • 接客業から事務職という異業種への転職は実績作りから始まりました
  • 販売職から事務職と全く違った業種への転職活動の苦労・実際に事務職へ転職して感じたこと
  • 公務員から民間への転職活動は苦労の連続でした
  • 病院の事務から保険会社へ転職!毎日定時に帰れるようになりました!
  • 年収が100万円ダウンした転職と3ヶ月で退職するまでの道のり
  • 【ガテン系から事務系への転職を試みる】職業訓練校からの這い上がることができるのか
おすすめの記事