夢を追いかけてゲームのエンジニアに
私は専門学校卒業後、業務系のプログラマとして七年ほど働きましたが、
元々ゲーム、エンタメ志望だったことを忘れられず、ゲーム系のプログラマに転職しました。
何か参考になれば幸いです。
前職はプログラマ
残業だらけだった業務系プログラマ時代
業務系といってもいろいろ種類があると思いますが、私はなぜかかなり残業が多いとされる金融、会計関係の仕事ばかりにあたってしまい、新人の頃から残業だらけの日々でした。
先輩からいろいろ教えていただかないといけない時期ではあるものの、その頼りたい先輩も残業がひどく私に教えたいという気持ちは凄く持ってくれていたのですがその時間が取れない状態でした。
会計のシステムには月次処理があり、毎月その処理が走るたびにすさまじいチェックと修正が入り、数日帰れない日々が続きました。
そしてある月に月次処理と、年次の処理が重なり、一週間ほぼ家に帰らない日が続きました。
さすがに少し体を恐し、楽なプロジェクトへ移動させてもらったのですが、その時にようやく自分のやりたい仕事ってこれだったっけ?と疑問を持つことができました。
どうなりたいかをきちんと考えた
仕事だらけの毎日から解放され、ようやく今後の自分の職業について考える時間が取れました。
専門学校を卒業してから数年たっており、それなりに場数も踏んで知識もついたなぁと自分では思っていましたが、自分のやっている仕事が楽しいかと言われるとそうとは思えませんでした。
では自分はなにがやりたいのか、と考えたときに、自分がもともとはゲームを作りたいと思ってプログラマーの道を選んだことを思い出しました。
就活の時に業務系の方が決まりやすい、ということで業務系を選んでしまっていましたが、もともとはゲームが作りたかったのです。
それを思い出したとき、自分に夢ができた気がしました。
今まではとりあえずこの積まれている仕事を片付けよう…と毎日過ごしていた日々が色づいた気がしたのです。
転職のためにやること
ゲーム系に転職、というのは今までのやってきたことを半分くらいは捨てないといけないことでした。
業務系には業務系のやりかた、知識があるし、ゲームにはゲームでしか使わない知識、考え方があることは明白でした。
言語は同じものを使っていますが、ツールも環境も、いろいろ変わることは調べてわかっていました。
でも業務系のプログラマとして得てきたものは半分くらいはゲームでも生かせそうだと思い、ゲームに特化したツールの勉強を1から始めました。あまりそういうピンポイントな知識というのは学校やセミナーなども少なく、自分で勉強するしかありませんでした。
いざ転職してみた
転職すると決めたので、まずはいろんな転職サイトに登録しました。
リクナビやイーキャリアなどが役立ちました。
そこで調べてみると自分のやりたいゲームプログラマの求人はそこそこありましたし、ゲーム業界での勤務歴ではなく、プログラマとしての経験年数だけを指定している企業も多くあり、今の自分でも条件だけなら転職できそうなところが多い印象でした。
いつどの求人がなくなってしまうかも分からないので、とにかく会社の残りの有給を使い果たす勢いでいろんな企業で話を聞き、約一か月ほどで三社から内定を頂きました。
そして絶対にゲームプログラマになれる、と話してくださった企業に転職を決めました。そこは営業もとてもはきはきしていて優しい方で、私のやりたいことをしっかりと理解してくれていました。
リクナビNEXT
現職はゲーム業界
自分に合っている、最高の転職
ゲーム業界に転職してきて、すぐには思ったような仕事は任せてもらえませんでしたが、一年ほど研修や見習いのような仕事につき、そのあとゲームの仕事に就くことができました。
業務系ほどではありませんが、それなりに残業もありますが、気持ちが全く違います。
業務系ではいったい何のためにこの仕事をやっているんだろう?と悲しい気持ちになることもありました。
ゲームを作るようになって、それがリリースされ、ユーザーの手に渡り、ネットで感想を見たり、雑誌で特集されたりしているのをみたりして、頑張ってよかったと心から思えるようになりました。
また、ゲーム業界は結構ゆるく、働いている人たちもみんな余裕があり、会議でも笑いがしょっちゅうおきるような職場で働けています。
プログラマという職業は変わっていないのに、自分にあっている業界に転職するだけでこんなにも違うのかとびっくりしています。
納期があることも、なかなか仕様が来ないことも、自分のやっている仕事も物凄く変わったかと言われたらそうでもありません。
来た仕様にそってプログラムを作成する、という作業は業務系とまったく同じに感じます。
でも毎日の仕事を楽しいと思え、さらにいいものを!と考えられるようになりました。
あの時転職しようと決意した自分を、本当にほめてあげたいと思います。
【リクナビNEXT】ゲームエンジニア求人検索結果