【私の転職成功談】専門学校職員から食品専門商社の営業へ転職

私は大学を卒業後、栄養調理製菓の専門学校職員として学生募集の仕事をしていました。学生募集というと聞こえは良いですが、要は営業と同じ意味合いになります。当初この業界に入ったのは、学生募集=生徒が夢を叶えるための手助けが出来る仕事だと思ったためです。

夢を持っている人って、大人でも子供でも魅力的ですよね。目標がある人って凄く一生懸命ですし、そういう人達の役に立ちたいと思って、数ある営業という仕事の中でもこの業界に入ることを決めました。
しかし、実際に働いてみると、理事長や校長から「とにかく生徒を取って来なさい!何が何でも入学させなさい!」と言われる日々が待っていました。しばらく仕事をしてみて、“これって本当に生徒のために働いていると言えるのかな?自分自身のために働いている気がする”、そう思うようになってしまい・・・・。

段々と可愛い生徒達が何百枚の諭吉様に見えてきて、あぁこりゃ駄目だと感じました。(苦笑)札束が廊下を歩いている!福沢様が給食を食べている!そう思った瞬間、もう辞め時だと思いました。




未来を感じず、転職活動を開始

転職活動はリクナビネクストとマイナビ転職を利用しました。大学時代に就活で使ったサイトがこの2種類だったので、転職の際も勝手が分かっているサイトを利用した感じです。自分の場合は「やりたい仕事を明確にする」→「企業分析」→「気になった企業のみ応募」という流れで活動しました。

就活時代はとにかく興味のある業界に沢山応募しましたが、転職の際は的を絞って応募するようにしました。
「転職するからには妥協はしたくない、妥協しての転職であれば、後悔することになるからしない」と信念を貫いて活動していました。希望職種は営業です。やっぱり営業をやりたいという気持ちは変わりませんでした。元々人と話すことが好きだったのと、誰かの役に立てるような仕事がしたいと思っていたからです。

実際に転職活動をしてみると、営業の募集は沢山ありました。私の場合大学時代から食品業界に興味を持っていて、その気持ちは転職活動の時も変わっていませんでした。就活時代と変化があったのは、何を売る営業をするかということです。

本当に誰かの役に立てる営業って何だろう?そう考えてみた結果、食品専門商社の営業をやろうと決めました。食品専門商社の営業であれば食品に特化した業界にいられますし、商社であればお客様の要望に見合った原料を、数多く存在する原料の中から自分が選定してお勧めすることが出来るなって。本当の意味で誰かのために働いているって言える仕事だなと思ったのです。
結果的に、新卒の時より決まるまで時間が掛かり、面接に行くまでの道のりも長かったです。ですが、苦労した分最後は納得のいく結果が得られたので、やっぱり妥協せず活動して良かったと思いました。

食品専門商社の営業に転職 働いてみてどうだったか

新しい会社は希望通りの食品専門商社の営業です。勤めている社員はみんな活発でお酒が大好きな情報屋というイメージです。商社営業という仕事は情報と人脈が命なので、日々原料についての情報を集めては勉強に励んだり、色々な人と飲みに行ってはコミュニケーションを図る場を設けるよう試みたり、そういうことを進んでやっている人が沢山います。
商社=飲みニケーションって言われていますが、まさにこの通りです!情報も人脈もない商社なんて、お客様からしたら必要ありませんし、気付いたら中抜きされていたりなんていうことになってしまいます。そうならないためにも、常に原料に詳しくなる努力をしたり、人脈を作る努力もしなければなりません。そういうことが苦でない人が、商社の営業に向いていると思います。

ちなみに私の会社では、朝は大人しく夜は騒がしい人が多いです。朝=2日酔いとの戦い&前日飲みの反省会により静か、夜=今日は帰ろうと思っていたけど結局また飲みに行き騒ぐ。こんな雰囲気です。中にはカバンや上着を無くして、親や奥さんに怒られて静かな人もいます。(笑)色々な意味で大変だけど面白い会社です。転職して成功でした。

転職希望者へのアドバイス、注意点等

転職を希望するのであれば、絶対にやりたいことを絞ってから活動するようにした方がいいです。そして妥協はしないようにしましょう。新卒の就職活動と違う点は“数打ち当たれ”の活動でないこと、やりたいことが明確になったから故の活動であることが言えます。

間違った転職をすれば、また辞めることになり兼ねないので、この点は注意して転職するようにしましょう。
また、その次に重要なのは会社を冷静に見る力です。
中途採用を行う会社は、会社の売上を上げるための人員補充や、寿や出産等、良い意味で辞めていった人の後釜(スキルUPを目的に転職した人の後釜)、直ぐに人が辞めてしまうから故の人員補充などがあります。

募集している会社が何故募集をしているのかをきちんと見極めるためにも、実際に勤めている人や過去勤めていた人の口コミを確認してみたり、面接時に会社の雰囲気を見て判断するのが良いです。

中には規模的には大きな会社なのに、ずっと応募をかけているところもあります。俗に言うブラック企業に転職しないためにも、応募する前→企業情報と社員や元社員の口コミ確認、選考中→会社の雰囲気を必ずチェックするよう心掛けてみて下さい。夢を持つ皆様の転職を心より応援しています。

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