もっと自分らしく仕事がしたくて、広告コピーライターからフリーランスの世界へ。




前職は広告コピーライター

前職の仕事内容

もう二十年以上も前になりますが、大学を出て小さな広告制作会社へ入社しました。もともと広告のコピーが書きたかったこともあり、部署は最初から制作室のコピーセクションを希望したのです。

そこでの仕事内容は、主に一般広告と言われるもので、製薬会社や不動産会社、自動車メーカー、デパート、官公庁などの広告のコピーを書いていました。媒体は新分広告、雑誌広告、ポスター、チラシなどで、それなりに充実した毎日を送っていましたね。

前職を辞めた理由

広告制作に関してはまったく申し分ありませんでした。学生時代から好きだった広告の仕事に就けて、実際、満足していたのは事実です。しかし、そんな生活も五年、十年と過ぎて行くと、自分の中でかすかな物足りなさというか、もっと違うカタチで文章が書けないものか、と思うようになったのです。

この広告コピーに魅力を感じたのは、元を正せば文章を書くこと自体が好きだったことに他なりません。ですから、たとえばルポルタージュですとか、ノンフィクションですとか、そういう文章にも興味が湧いてきたのですね。そして、30歳を機に、独立しようと思うようになりました。

現職はフリーランスライター

現職を決める上で重視したこと

まず、お客さんの獲得ですね。これができなければフリーランスなどできないですから。でも、会社を辞めるときにはまったくアテがなかった。

今思うと、これはかなりの冒険でしたね。そのとき、既に結婚してまだ小さい子どももいましたから、生活費の心配もありました。ですから、いざ会社を辞めて新規のクライアントを獲得するときは、真剣そのものでしたね。

新聞の求人欄でフリーランス募集などの記事を探し、片っ端から面接に行きました。しかし、こうした面接で外部スタッフとして登録はされても、実際に仕事がくる確率というのはものすごく低いのです。ここで改めてフリーランスの厳しさを知ることになるのでした。

フリーランスになっての仕事

独立して二ヵ月目にしてやっと広告制作会社と広告代理店のクライアントを数社獲得しました。ここで念願だったフリーのコピーライターとして仕事をすることができるようになったのです。

始めは良いものを書けば、きっと仕事は続くものだと思って、かなり念入りに仕事に向かっていましたね。夜も寝ないでコピーを書きました。あのときほど力の入った仕事はなかった。そんな感じで数年が過ぎていきました。

フリーランスの厳しさ

独立して数年はそれなりに収入を得ることができ、自分としてもフリーランサーとしての自覚を確立してきたと感じていました。でも、その矢先です。それは何の予告もなく訪れたのです。

まず広告代理店からの仕事がプッツリと途絶えました。代理店の方も、いつまでも同じコピーライターを使うわけにもいかなかったのか、それとも自分の力不足からなのか、さっぱり分かりませんでした。そして、恐れていた事が現実に起きてきたのです。広告制作会社からの仕事も徐々に少なくなってきました。こうなると不安はさらに大きくなるものです。柄にもなく、落ち込む毎日でしたね。

当初の目的を再確認

仕事が減れば、当然ですが収入も少なくなるわけで、我家はいきなり経済危機に陥ったのでした。仕方なく、深夜のアルバイトをするようになる。

コンビニ店員、ファミレスの厨房、そしてパン工場の工員、いくつかやりました。そして広告の仕事があるときは、バイトから帰ってきてから取りかかりました。

あのころはかなり辛かった。毎日のように寝不足でしたから。

それでも広告の仕事は減る一方でした。そして、あるときこんなことを思ったのです。自分はいったい何のために独立したのか、と。そうです。自分は広告以外の文章が書きたくて会社組織から離れたのです。今、やらなければ一生できないのではないか、そう思ったのでした。

知り合いのツテを使って

でも、いきなり広告以外の文章と言っても、いったい何をやればいいのか分からない。とりあえず、出版関係の制作会社で営業をしている大学時代の友人に話をすれば、うちでフリーのライターを募集してる、という情報を教えてくれたのです。

さっそく面接に行きました。結果は即採用です。

そこはガイドブックを中心に制作をしている会社でした。旅行、グルメ、温泉、宿。一冊のガイドブックを作るのに、ライターは五六人いましたね。各自ページを割り与えられ、すべてというわけではないのですが、実際に取材して記事を書いたりもします。そして、刷り上がった本の裏表紙には、クレジットとして自分の名前が入る。初めての経験でしたね。

仕事のツテは広がり

そういう仕事で知り合った他のライターたちとは、けっこう仲も良くなり、仕事も紹介してくれることもありました。そうやって手にした仕事は、雑誌や書籍の取材執筆、あまり声を大にしては言えないのですが、ゴーストライターもこのときに経験した仕事でしたね。

もう、何もかもが初めてのことでしたから、自分なりに気を引き締めて、必要な勉強も惜しまずにやりました。そして、そんな生活を、もう二十年も続けたのです。

いまの仕事状況は

はっきり言えば、あまり好調とはいきません。仕事も続かないこともあります。第一、こうした出版がらみの仕事というのは、ものすごくギャラが安い。たとえば、広告の仕事ならば、一つの仕事が続けばそれだけで生活はできる。しかし、出版関係はそうはいかない。本当に数件の仕事を抱えて、睡眠を削っても、もらえるお金はごく僅か。本当に悲しくなるような金額です。

ここ数年、ウェブサイトのコンテンツ制作という仕事を請け負うようになりました。はっきり言えば、いまはこの仕事がメインとなっています。なかなか奥が深く、学ぶことも多い。それだけにやりがいもあるわけですね。頑張りたいと思います。

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