前職は某農業機械輸入修理販売会社の農業機械の整備士
前職の仕事内容
配属された営業所で地域担当を持ち、主に出張修理や部品の外販、新車の購入の希望があればカタログなど持っていきいかに自社の製品が優秀かを説明していました。
前職を辞めた理由
農家相手の仕事なので収穫時期などに関しては深夜まで働くこと多数。休日はあっても呼び出されればすぐさま出勤という状況でした。農家一件いうなれば社長なので、普通のお客様みたいな対応をすると怒られる事もしばしば。
社会で働く上では前述したことはどこの会社でもあることだと思いますが、残業代の未払や振替休日の取得困難、それに付随して振替休日の期限が1年でなくなりお金では買ってもらえないことなどが最大の理由です。
農業機械整備士の正社員として転職
現職を決める上で重視したこと
整備士という仕事は正直低賃金低所得が有名で、自分も整備士の専門学校から就職活動する際には、待遇の悪さが目立ち農業機械の整備士になることにしました。
その中で今までの知識や技術を活かして個人で始める人や、他社のもっと給料のいい農業機械のメーカーに転職する人もいましたが、整備士として一番待遇が良く将来安泰なのは、正職員として働くことだと思い転職を決意しました。
転職する際の準備
某農協が求人を出すとの情報が入ったので、農協に出入りしている業者を通じて総務部長に『知り合いに農業機械メーカーに勤めているいい整備士がいますよ』と言ってもらう。
農協という組織は少し独特で、新卒などは各学校に求人票が回っていき試験、面接で通常の会社に入る流れですが、転職の場合はほとんど農協の力ある人とのコネクションがないと難しいです。転職の際も一般公募みたいな形で募集さますが、ほとんどが落とされるのでやはり強力なコネクションが必要になりますね。
採用までの流れ
まず、整備工場の係長に前職の休日の日に呼び出されて簡単な面接。その後別の日に課長に呼び出されて面接。次は先ほどのコネクションの話にも出てきた部長との面接です。
そこで落とされている人もいますが、部長の面接さえクリアすれば、後は入ることが前提の農協組合長、専務の面接になります。どちらも農家の親父さんなので実際の面接の内容は世間話の延長線みたいなもので問題なく採用を決めてもらいました。
年収は100万円近く下がったが、転職は成功
実際前職より給料は年間100万近く下がりましたが、定時で始まり定時で終わります。個人個人の責任が重たくなくなったなど、精神的にかなり楽になりプライベートの時間が増えたので、転職自体は成功したと思っています。
待遇に関しても農協法に地方公務員の給料に準ずると書いてあるので、贅沢はできませんが将来は安泰になったのかなと思い安心はしています。 いま転職で悩んでいる人は実際に動かないで後悔するより、動いて後悔した方がいいと思うので参考にしてもらえれば幸いです。