リクナビネクストに登録し、地元の金融機関からテレビの制作会社に転職!

大学3年生となりいよいよ就職活動スタートです。当時の僕は「就職かぁ…嫌だな、やりたい仕事もないし…」と思いながら就職活動していました。私は経済大学の為金融機関の受けは良く自分自身も金融機関なら食いっぱぐれることはないだろうという気持ちで就職しました。全くもってやりたいことや希望などない状態でしたが兎にも角にも社会人生活が始まりました。




地元の金融機関に就職

金融機関などでそれぞれ支店に配属される場所が違うのですが僕の配属されたところは全店トップクラスの厳しい支店長がいる支店でした。
不安を覚えながら初日を迎えると…案の定罵声怒声が1日目から飛び交っていました!
とんでもないところに入ってしまった、この先やっていけるのだろうかという不安の中金融機関特有のノルマが課せられます。
基本的には定期預金を獲得してこい
新人の僕に頼める先なんてもちろんありません。。。親戚に頭を下げに行くことで土日は潰れました。
なんのために働いてるのか…すでに嫌気が差しています。

鬼支店長が異動

どうにかこうにかノルマをこなすことでそれでも力がついてました。そんな時に支店長が交代。今度の支店長は良い支店長です。モチベーションあげるのが上手で、段々仕事も楽しくなり成績も伸びてきました。
それと同時に仕事も楽しくなりやりがいも生まれてきましたがそんなのはわずかな期間でした。

自分自身が異動

ある時全店でもずっと成績が上がらない支店に異動となりました。そこはかなり規模も小さく成績を上げることが難しい支店でした。
そしてその時の上司が典型的なクズ野郎。

自分の成績が良いと僕をけなし、自分の成績が悪い時は仕方がないと言い訳ばかり。顧客のクレームもかなり多くケツ拭きは部下の僕がするという意味のわからない状況が続き完全にヤル気を失いました
さらに本部から課せられるノルマがとんでもない量になり達成しないと電話がガンガンなり罵声怒声を浴びせられるという完全なブラック企業です。
僕は決意しました。

転職しよう。

リクナビネクストに登録

リクナビNEXT

とりあえずリクナビネクストに登録をし、電話でフォローしてくれるエージェントと面談しました。そこでは現在の不満ということで激しいノルマと罵声怒声が飛び交う現状がきつい、という話と私自身地元が好きなので地元に貢献できる仕事がしたいということを伝えました。いくつかエージェントから候補をいただき実際に面接を受けたのは5社です。

エージェントもさすがプロです。こちらの悩みを上手に聞き出し親身になってくれます。夜遅い時間でも電話に出てくれて色々なことを相談しました。
面接で聞かれること、新卒と既卒者の違い、などを相談しました。特に面接ではヤル気がなくて辞めたのではなくもっと〇〇したいから次の職場を探しているというスタンスで臨んだ方がいいとの事でした。
そうはいっても金融機関で働いていたというとウケは良く、あっさり全ての企業最終面接まで行くことが出来ました。その中で2つまで自分の中で絞りました。
一つは地場優良企業の営業職、もう一つはテレビの制作会社です。

どちらを選ぶべきなのか

一つは営業職ですから当然経験もありますし、やっていけるだろうと思っていました。もう一つは全くもって未経験の仕事です。すごく悩みに悩んだ結果テレビの制作会社に決めました。理由は小さい頃から憧れのあったテレビの世界に携わりたい、一度しかない人生なんだから色んな仕事に取り組んでみたほうが絶対に自分のためになるはず!という理由から決めました。

あとは今の会社を辞めるだけです。当然といえば当然ですが日々怒鳴り散らしている会社ですから離職率が異常に高いです。当時僕は5年目でしたから会社としてもそう簡単に辞めてもらっては困る年代です。

退職交渉と新しい職場

退職交渉

というわけで人事部長から本部に来なさいと呼び出しをもらいました。行ってみると、君も知ってると思うが今離職する人が多くて大変な状況なんだ、もう一度考え直してくれないかい?行きたい支店はないかい?なんならそこへ異動させてあげるよ。という人事部長…
こんなんだったら事あるごとに辞めるって騒げばなんとでもなるんじゃないのか?なんて思いましたが、既にここで働く意思は毛頭ないので丁重に御断りしました。
するとそういう事ならしょうがないね、次の職場でも頑張ってくれたまえ。あ、くれぐれも有給休暇は使わないでおくれよ。人が足りないんだからね。
うわー人事部長直々に有給休暇使うなとか言ってる、こんなんだからみんな辞めていくんだよっていう心の声は胸にしまって辞表を提出しました。

いざ新しい職場へ

前職は全体で1000人くらい社員がいましたが、打って変わり30人の職場へ転職です。まず驚いたのが社長も同じオフィスにいる事。社長室なんてありません。社長どころか全員が同じフロアで仕事をする環境に驚きました。
次に驚いたのがノルマがないこと。
社長の方針でノルマが一切ないというなんて素晴らしい環境。当然罵声怒声が飛び交うことはありません。
一方30人しかいない会社ですから一人で何役もこなす必要があります。金融機関の経験から経理業務を任されつつ映像の編集や営業に飛び回るということで一気に忙しくなりましたが、同時にやりがいを感じながら現在も仕事に励んでいます。

転職を検討している人へ

日本は一度就職したら最後まで勤め上げるという風習がありますが海外ではそんなことないですし、日本でも少しずつ多様な働き方が増えています。今の職場に不満がある方はチャレンジしてみてもいいと思います。5社ほど面接を受けて感じたのは、試験があっさり行く企業ほど内情が怪しそうでした。中には履歴書だけで採用前提の最終面接に来てほしいという会社もありましたが、あまりに怪しそうなので辞めました。

企業側も社会人経験がある人の方が一から教える必要がないので欲しいはずです。何回も転職をしていなければ自信を持って面接に臨んで欲しいです。
また異業種の仕事でも全然問題なく取り組めます。基本的には自分の気持ち次第。自分のやる気さえあれば仕事なんでいくらでも覚えられます。積極的にチャレンジして色々なスキルを身に付けることで自分自身のキャリアアップや仕事のモチベーションに繋がると思います。

終わりに

僕は転職して本当に良かったと思っています。
周りからは安定している金融機関の方が絶対良いよと言われましたが、実際今の職場で働いてから前の職場に戻りたいと思ったことは一度もありません。給与等の待遇面で休日は少し減りましたが、その他の面では特に劣るところもなくむしろ良くなりました。

転職活動中は今の仕事をやりながら転職活動している事を悟られないようにする必要があるため色々気疲れはしました。特に面接は大抵平日に開催される事が多いのでどうやって休みを取るかが大変でした。まあ大体風邪をひいたと嘘ついて休んでましたが…

何日も休むわけにはいかないので交渉して面接を他の企業と同じ日にしてもらうなど企業側も配慮してくれました。それでも大変だったので正直もう一回は転職したくありません。
転職したことで結婚することもできいまでは子どもも授かる事ができました。人それぞれ幸せの形は違うと思いますが、いまの職場に不満があるのであれば一度くらい転職にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。人生が変わるかもしれませんよ!

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