ゲーム業界へのワークポートを使った転職は失敗でした

私は、当時、あるIT系企業でゲーム開発のプロジェクトマネージャーをしていました。その会社には中途で入社し、あるスマートフォンゲームの開発に企画立案から立ち会っていました。
なんとかゲームをリリースすることに成功しましたが、仕事が非常にハードで 土日もメール対応や書類の作成に追われ、全く休めず平日も深夜対応は当たり前でした。

人手が足りないことは明らかで、他の人材をアサインする様に社長に直訴しましたが、まったく取り合ってくれませんでした。他社のリソースに頼りきりだったので、外出も多く、移動の時間もばかになりませんでした。

また、今後はゲーム事業を縮小することが決まっており、会社の将来性についても不安がありました。
実際、私以外の社員も多く辞めていっている状態でした。

 

このままでは身体ももたないし、自分のキャリア形成のためにもならないと考え転職を決意
また、プロジェクトマネージャーよりもゲームプランナーが向いていると考えていたので、ゲームプランナーでの転職を考えていました。




使った転職エージェントはワークポート


ワークポート

現職の会社に中途入社する際にも利用したエージェントであるワークポートと、他一つのエージェントを利用しました。ワークポートを使った時は面接対策などもしっかり行ってもらっており、満足度が割と高かったので、もう一度お願いしようと考えました。
また、転職が初めてだった私に対して、ワークポートの担当者は転職のイロハについて教えてくれました。

もう一つのエージェントは個人でやっているものでした。

たくさんの求人紹介

今回の転職でも、ワークポートでは非常にたくさんの求人を紹介してもらえ、みんな希望の職種であるゲームプランナーの求人でした。職務経歴書や履歴書は以前使用していたものをアレンジしため、すぐに用意でき、20社以上書類を出して10社ほど面接に進みました。

内定をとった時のエージェントの対応

上記の様にたくさんの企業の面接を受けて、一つの企業の内定をとれました。
問題はそこからでした。

内定の返事を1日以内で

私はその時、別のエージェント経由で受けている、もう一つどうしてもいきたい企業があり、その企業の最終面接を明日に控えていました。
そこで、その会社の最終面接が終わるまでは、なんとか返事を待って欲しいといいました。

ですが、ワークポートの担当者は、内定の返事を一日以内で行うように要求してきました。
加えて、もう一つの行きたい企業に対してネガキャンをはじめました。(※そのネガキャンは、後から振り返ると的外れでした。)

私は一日という短期間で返答を出さざる終えないなか、冷静な判断力を欠いており、その内定を受けることにしました。少なくとも最終面接を受ける時点で、内定がでたら、一日で返答する必要があることを言うべきだったと思っています。

今から振り返ると、ワークポートは、転職気希望者である私の要望をもっときくべきだと思います。

求人数について

非公開求人が多かったか?

非公開求人は、それなりにあったと思います。会社のHPをみても探せない求人は多数ありました。

こういった求人の選考を受けることができるのは、転職エージェントを使う大きなメリットだと思います。

求人数が多すぎた?

転職経験がない人からみると、求人が多すぎるとどの企業を受ければいいかわからないといったことを考えるかもしれません。
ですが、自分がどういった企業に転職したいかをしっかりと把握していれば何の問題もありません。

求人の数について

ワークポートは比較的多いほうだと思います。
DODAなども使用したことがありますが、ワークポートよりはゲーム業界の多くはなかったです。
ゲーム業界について言えば、それなりの求人数があると思います。

エージェントの知識とケアについて

業界知識について

ゲーム業界の知識については、ワークポートの担当者はそれなりにある方だと思います。
その転職を初めた時点でそれなりのキャリアはあった私からみても、その知識に問題があるとは思いませんでした。

面接前のケアについて

面接前には、メールや電話でその企業の攻略法の様なものを共有してもらいました。
実際にその攻略法を通じて、通過した選考も多かったです。

ただ、他のエージェントだと面接対策の冊子などを配り、場合によっては一対一の面談で徹底的に面接対策をする場合もあるので、ワークポートが特に面接のケアがあついというわけではありません。

希望の転職をすることができたか

残念ながら、希望の転職をすることはできなかったと言わざるをおえません。

入ってみると職場は非常にブラックな環境でした。
土日の出勤こそありませんでしが、平日は帰りも遅く、社内に毎日泊まっている人もいました。

また、新しく会社に入った人に対して、会社の業務内容や役割について十分に説明することはありませんでした。
社内の風通しも非常に悪く、皆が言いたいことを我慢し、ストレスをためている人も多かったです。私以外の社員の顔色もさえないものでした。鬱傾向があると思える人も何人かいました。
人前で叱責する様な上司もおり、会社内の空気は最悪でした。私自身も何度か叱責を受けることがありました。

私はその様な中で、自分のパフォーマンスを発揮することができず、その結果、会社の上層部から希望する業務以外の担当になるか、会社をやめるか選んでほしいと迫られました。
ちなみに、その決断も一日以内でするように迫られました。

私はなんとか短い時間で決断をし、会社をやめることを選びました。この件を通じて正社員から転落してしまい、現在も派遣社員のままです。なかなか正社員になれないでいます。

転職エージェント・ワークポートを使って正解だったか?

ワークポートを使って転職活動をしたことはまったく正解ではなかったと断言できます。
年収こそアップさせることができましたが、それ以外はまったくの失敗だったと言わざる終えません。

ワークポートは採用する企業側の要望ばかりきき、転職希望者のことを考えない対応を平気で行います。
そのため、転職希望者が希望の職場に転職することは難しいと思います。

また、この時、内定をとった企業は上記の様にブラックだったので、求人の質もそれほどよくはないと言えます。

もう一度転職するなら

二度とワークポートは利用しません。他の方にも、ワークポートはすすめることができません。

また、転職エージェントは、ワークポートに限らず、なんとしても転職希望者を転職させようとしてきます。
それにより企業側から利益を得ているからです。

そのため、自分がどういった会社に就職したいかというイメージを常に持ち続ける、選考を受けている企業が本当に自分のイメージにあっているかどうかを考え続ける必要があります。

内定をもらったとしても、本当に自分の行きたい会社をしっかりと見極める必要があります。
そのためには、面接の時から、どういった企業かをチェックし、面接後半に設けられることが多い質問する時間には、積極的に質問をするべきだと思います。

また、複数のエージェントの話をきいて、いざ転職する際にどのエージェントを使うかを見極める必要があると思います。

転職は一生に関わることです。しっかり考えて冷静になって決断することが転職において一番大事だと思います。

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