私は、前職に証券会社で営業をしていました。金融業界に興味があったのと、成績を残せば稼げると聞いていたので入社を決意しました。確かに働いていると経済・お金の流れを勉強することができるし、先輩方で年収1,000万円以上稼いでいる方が何人もいました。
新卒で入った証券会社を辞めた理由
お金を稼ぐことを重きに置いていると、仕事の本質を見失うことがあり、それに気づくとモチベーションが下がっていきました。お客様の為に資産運用のお手伝いすることが、自分が売りやすい商品を提案し、お客様が儲かるかどうかはあまり考えておりませんでした。それに気づき、違うフィールドで営業に再チャレンジをしたいと思い、転職を決意しました。
新卒で証券会社に入った為、初めての転職活動でどんな風に転職活動をすればいいのかよくわかりませんでした。あらゆる転職支援のサービスがある中で、私は二つのサービスで転職活動をし、転職に成功することができました。
人材紹介会社での転職活動
インテリジェンスの人材紹介サービスに登録をしていました。最初は履歴書と職歴書を描いてくださいとの依頼が来て、そこから添削をしてもらい、企業に提出してもらうというやり方でした。面談をして自分がどういう業界を志望しているのか、将来何になりたいのかを詳しく聞かれていきました。
「営業はしたいけど、もっと人のためになる仕事をしたいです。」と漠然とした答えしか持っていなく、様々な業界の営業職を紹介されたが、あまりどれもピンとこなく結局インセンティブとかお金をモチベーションに働いているんだなという浅はかな理解しか当時はできませんでした。
しかし、インテリジェンスの担当の方から人材会社の営業を勧められた時に、少し面白そうだなと興味を持ちました「人材サービスの会社は、採用の支援をする仕事。人と企業を繋ぐ、絶対になくならない今後ますます必要になっていく業界です。」と言われ、ここでイメージしたのが、このビジネスはお客様のためになるとかそのレベルではなく、社会に必要なことを手がけているんだと感じて、いくつかの人材会社を受けるきっかけとなり、選考を進めていきました。
求人広告の転職活動
インテリジェンスの人材紹介サービスを使っていた何日か後、求人サイト(リクナビ・DODA)に登録をして求人を探していました。人材会社に興味を持ったのもあり、現在募集中の人材会社を検索していくつか見比べて応募活動をしていきました。
求人サイトのメリットは、手軽に応募ができて面接設定まで画面上でできてしまうところで、忙しい時には最適なやり方だと思います。しかし、毎週更新される求人がある中で人材会社も数多く掲載されていたので、どこを受けようか悩んでしまいうまく応募までたどり着かないことがありました。
結局私は、人材紹介サービスで紹介してもらった人材の会社に内定をもらい、入社を決意し、転職活動1ヶ月間で終えることができました。
人材の会社に入り、営業職として求人サイトの営業の仕事を横浜の営業所ですることになりました。
求人サイトの営業をしてみて
現職である、求人サイトの営業をしてみて感じたことは困っているお客様は市場にたくさんいて、自分が頼りにされているなと実感することができました。
今は、人手不足で売り手市場と呼ばれる時代の中で、ドライバーのお仕事・介護の仕事など働く人がいなくて倒産するといった事象も目の当たりにしていきました。結局、どんな仕事も人が一番大切で人がいなきゃ成立しないことを感じることができ、この仕事はお客様に必要とされ続けるビジネスなんだと思っています。
前職の金融業界での営業と比較すると、証券営業は個人のお客様と長期に渡ってお付き合いをしていくBtoCのビジネスで、末長い期間で成果を残していくといったスタイルであり、求人広告のビジネスはBtoBで、企業の採用に向き合い、どちらかというと件数をあげて数多くの採用の支援を成功させた方が評価に繋がる流れの速いビジネスです。
給与に関しては、金融業界よりも劣ってしまうが、採用という分野に興味を持つきっかけにもなったので、人材の会社に入社をしてよかったと感じています。
これから挑戦したいこと
私は、人材の会社で働き、採用に興味を持ったため、今後のキャリアとして人事や社会保険労務士を目指していきたいと思うようになりました。現職は、労働の法律に触れる機会も多く、人事担当者と接点を持つ機会も多いです。直接やりとりしている上で、人事という仕事に興味を持ちさらに、知識として社会保険労務士の資格を取得し、スキルを身に付けたいと思うようになり、学びつづけています。
私の転職は成功だと考えています。なぜなら、転職をしたことで目指すべき明確な目標ができたし、採用を通した営業という仕事の楽しさを日々体感できているのでこの仕事ができてよかったと思います。転職に悩んだ時、自分と向き合い、挑戦する姿勢を持つことは大切だと感じました。