退職してから1年ブランクがあったが、ハローワークの早期就職支援を使って転職成功

上司や同僚との人間関係で鬱になってしまい退職をしてしまった会社から転職をした時に気付いたことや感じたこと、転職後の自分について経験談を交えて紹介します。




転職の際にまずやったこと

鬱で退職をし1年ほど療養に集中していたので実際に転職活動を行ったのは退職してから1年後のことです。ブランクがあるため、鬱で退職をしたことを新しい会社にどのように説明をして、今はきちんとフルタイムで働くことができるとアピールできるように自分で考えをまとめました。

鬱という言葉を使わずに、自分の自己管理不足が原因で身体に支障をきたしドクターストップがかかり退職をしたこと、現在は医者からも働いて良いと診断を受け、自分自身も社会復帰をしたいと考えてることをアピールしようと行動しました。

ハローワークの早期就職支援も活用

ハローワークで求人を検索していた際に「早期就職支援」と言うものがあると知りました。1年以上ブランクが空いていたこともあり、自分ひとりで活動するよりもアドバイスしてくれる人が欲しいと思い、早期就職支援に申し込みました。

ハローワークの早期就職支援では、一般の就業紹介窓口とは別に担当の職員さんとマンツーマンで仕事を紹介してもらったり、応募書類や面接時のアドバイスを30分から1時間くらい行いました。週に1回から2回くらいの割合で担当の職員さんと近況報告をしたり、指導をして頂きました。

一番最初の顔合わせでは、どういった職種や業界に転職したいと考えているか、なぜ前の職場を辞めてしまったのかなど自分の希望を聞かれました。
そして、2回目の顔合わせまでに履歴書と職務経歴書といった応募書類を書いてくるように言われ、2回目の顔合わせ時には自分がかいた履歴書と職務経歴書に基づいて添削し、再度書き直して仕上げるように言われ、3回目の顔合わせ時に書類を完成させ、本格的に求人探しをスタートしました。

月初めや週初めには新着求人が集まりやすいというアドバイスを受けて、新しい求人が入るタイミングでハローワークに出向き、自分が受けたいところがあったらすぐに紹介状を貰い、添削指導を受けた応募書類を用意して応募しました。

書類が通過したタイミングで面接指導を受け、面接時に聞かれるだろうと想定質問を用意し、それに対して自分の考えを伝え、アドバイスや指摘を受けました。

早期就職支援は3ヶ月間の期間限定なので、その間に就職先を見つけるために自分自身で努力をしなくてはいけなく、苦戦していた時に顔合わせの日が被って、なかなか進まない時に諦めないこと、とにかく挑戦することとアドバイスを受け、どんどん受けました。

結果として、内定をもらったのは早期就職支援を初めてから2ヶ月経過した時でした。

早期就職支援をやってみて良かったこと

まずは、書類の書き方は工夫できることを知ったことです。私自身の職歴は、最初に勤めたところは正社員でしたがその後から以前の職場までは派遣社員として働いていました。派遣社員時代は期間限定の仕事も多く、色々な職場を転々としてきたのでそれを全部履歴書に書いてしまうと職歴の欄が埋まってしまっていました。

全てを書いてしまうと入社と退社をただ繰り返しているだけの履歴書となり、埋もれてしまうから派遣社員で働いていた時は全て一般事務だったので、○年○月から○年○月まで派遣社員として一般事務に従事といった形でまとめて、詳しい職歴については職務経歴書に記載することで、履歴書をすっきりとまとめることができました。

全てをしっかりと書かないといけないと思っていましたが、転職の場合はどういった職場で働いていて、どのようなスキルがあるのかを重視するというアドバイスもあり、派遣社員のように期間限定の仕事をいくつも経験していた場合、その職種が一緒だったこともあったので派遣社員で働いていた期間と職種を記載して、詳しい職歴を職務経歴書に別記することで見やすい書類を作れるようになったことが早期就職支援で得たことです。

それから、自分ひとりでやっていると甘えや怠けが出てしまいますが、指導されているとということもあり、やらないといけないという気持ちを持ち続けられたことが応募しなくちゃという気持ちにもつながったことも早期就職支援をしていたおかげです。

早期就職支援を行っていて大変だったこと

想定される質問に対して面接指導やアドバイスをしてもらっても、全てがその通りに聞かれるわけではなく、時には意地悪な質問をされてしまったり、傷つくようなことを言われりして、メンタルがボロボロになってしまうこともありました。

ブランクがあったことで余計に本当に大丈夫と不信感を持たれたり、体調不良で休んだり出来ないからと言われてしまったりと辛い言葉も沢山かけられました。顔合わせの時にどういった質問をされたのかを話して、答えることが出来なくて上手く出来なかったことを話し、また新しいアドバイスや指導をもらいました。

辛い質問をされても負けない気持ちを持つことが大変でした。

どんな質問をされるのかは職場によっても違いますし、全てを予想できるわけではないので臨機応変に対応していく力が足りないことを痛感し、質問に対して上手く答えられないことも多く、上手くいったと感じることが少なく自分に自信が無くなることもありました。

また、受けるところが見つからなかったりすると、やる気があるのか、早く見つける気持ちはあるのかと叱られることもあり、応募しなくちゃと焦ってしまい辛くなってしまうこともありました。

とにかく毎日ハローワークで求人を見て、それだけでなくチラシやネット、冊子を見ながら幅を広げて求人を探し続け、毎日求人をチェックすることを欠かさず行いました。

なかなか自分に合いそうと思うところを見つけるのは大変でしたが、応募してみようかなという気持ちで1つ応募したら、次も応募してみようという気持ちも起こりやすく、最初の一歩が肝心だと感じました。

転職活動で特に大変だったこと

やはり、面接でどんな質問が来るのかに対して不安を感じました。

ブランクが空いてしまっていることで、今はきちんと働けることをアピールしても嘘だと思われてしまったり、一度失敗した人を雇うことはできないと厳しい言葉をかけられて涙が出そうになったこともありました。

ですが、何回か面接をしていく中で絶対に聞かれる質問があるので、これは聞かれるだろうと思うことに対しては完璧にしっかりと答えられるようにし、自信を持ってハキハキと話すことを心がけたら、不安をあおるような質問は減っていたように感じました。

現在の転職先の面接は転職活動で色々面接を受けた中で一番答えるのに苦労しました。

必ず聞かれる志望動機もありましたが、自己PRや自分の長所と短所、これまでの職場で得たこと苦労したこと、自分が働きやすいと感じる職場とは?など沢山の質問を受けました。

上手く答えられない質問も多く、苦労しましたが何とか答えてどっと疲れが溜まっていた中で即日に採用の連絡をもらい、なぜ採用されたのか分かりませんがホッと一安心し、転職活動に幕を閉じました。

転職してから変わったこと

自宅から職場から近くなったことで通勤時の辛さが減りました。自転車通勤になったので、電車の時間を気にせずに通勤できるので満員電車のストレスが減りました。

しかし、一般事務ではなく受付担当部署に配属されたので、問い合わせ業務やクレーム処理など臨機応変に対応しなければいけない部分が多く、集中して業務が出来ないといった悩みもあり今でも大変です。

上司や同僚との関係は最初は上手くいかなくて苦労し、トラブルになってしまったこともありましたが、業務に慣れてくると人間関係のトラブルはだいぶ減りました。人との関係を上手く築くことは苦労します。

どこの職場でも人間関係の悩みは消えないと感じます。

以前の職場ではトラブルが起こっても対処できる場所がなかったり、出来なくなったら辞めるしかありませんでしたが、現在の職場は産業医の方が常駐しており、職場内カウンセリングを行ってくれたりして空いた時間に診察をしてもらい、精神の安定につながっています。

一度、仕事上のストレスを抱え込み過ぎて鬱に近い症状が出て、通勤できずしばらく休むことがありましたが、そうした時もカウンセリングや産業医の指導により時短勤務や復職プログラムを作ってもらったことで、無理せずに業務を振ってもらったり、出来ることはしっかりと集中して行うことで、この業務は○○さんに任せられると言ってもらえるようになりました。

困った時に支えてくれる場所や対策があるので安心して働けるようになりました。

転職活動を通して感じたこと

ブランクがあっての転職活動は大変なことも多く、なかなか思うようにいかなかったり、以前の職場のように人間関係が悪いところだったら嫌だなという不安にかられて前に進めないこともありましたが、アドバイスや指導してくれる人がいたことで諦めずに転職活動を進めることができました。諦めないことが大切だと就職活動を通して学びました。

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