私は現在30歳の男性です。
大学卒業後に、3つの会社を渡り歩きました。
その時の転職体験談です。
①IT関連の会社にSEとして就職
大学で専攻していたということもあり、この業界に入りました。特に、絶対にIT業界に入りたいと考えていたわけではありませんでしたが、一番最初に内定が出た会社であり待遇面でも良さそうだったため、その会社に決めました。
少し安易な行動と思うかもしれませんが、入社当時に少し務めてから他の業界へ転職も考えようと考えていました。なぜなら、諸先輩で先に就職した方達の転職している現状などを聞いてみると、入ってみないと自分に合うかどうかわからない、大きなギャップが発生するかどうかはほとんどわからなかったからです。
実際の業務は、一言でいうと激務でした。しかしながら、残業代もすべて出ていたため給料がよく遊びにお金を多く使う私としては、個人的に満足していました。
仕事的にも内勤だけでなく、外出する機会も多かったため特に不満もありませんでした。
人間関係についても良好で、プライベートでも付き合いがある程だったので、充実していたといえると思います。
次第に、業務にも慣れて効率も上がり、「激務」が「ほどほどにきつい業務」程度に変わりました。
部下もついて、このまま管理職になってそこそこの給料をもらって生きていくという線が見えてきました。そんなことを感じながら、数年過ごしてきましたが、あるときどうしようもないモチベーションの低下に襲われました。
正直、業務もわからない辛いときの方が圧倒的にモチベーションが高かったと感じています。当時は、モチベーションを高めるために何をすればいいのかわからなくなっていました。
他の仕事をすればモチベーションが上がるのかな?どうなんだろう。そんなことを考えながら、転職活動をスタートしました。
色んなことが手探りの状態だったので、正直何がしたいのかよくわからなかったです。そんな中、いくつか受けた面接でたまたま内定した飲食店社員の仕事に転職することにしました。
飲食店(居酒屋)社員に転職
周囲からもなぜ?という声が多く、自分でも多少の不安はあったのですが、それよりも多くの期待をして決意しました。というのも、学生時代にバイト経験もあり非常に毎日が充実していたからです。
ただし、バイトと社員では立場が大きく変わるし、本当にこれでさらに充実した仕事を行えるのか、挑戦でもありました。
実際の業務は、一言でいうと、激務でした。ただし、非常に楽しかった。お客さんに常に笑顔で接してよいのだから。前職でもお客さんと会話する機会も多かったのですが、あるとき上司に同行した現場で、お客さんに笑顔で接していると上司に叱られてしまいました。
あなたは、常に笑顔でいるのは良いけれども、少しうそくさいと。自分ではそんなつもりはなかったのですが、客観的にお客さんの立場で考えると確かに少しまじめな顔をしている方が、仕事の信頼を勝ち得やすいなと感じました。
常に、自然体でいられたことが高い充実感を得られた要因であったと感じています。
ここで2年間くらい店長を経験した後に、結婚を考え始めました。飲食店(居酒屋)の仕事サイクルは、当然、夜の時間帯です。なので、ライフサイクルを考えたときに、家庭が充実しないと考えました。
さらに、給与面では前職の3分の2くらいだったため、もう少し今よりも残業が少なくて、もう少し今よりも給料ベースが良い環境で働きたいと考え、二度目の転職活動を実施することにしました。
転職活動をしていて、志望条件に該当するのは、経験のあるIT関連の会社で働くことでした。なので、IT関連の会社にまたしても舞い戻ることにしました。
IT関連の会社に営業として就職
ん?残業が結局多いのでは?というふうに感じるかもしれませんが、今回は営業職にしました。
営業職であれば、残業はそれほどでもありません。しかも、営業手当がつくため、効率の良い仕事をしさえすれば早く帰れるのです。実際に、今も早く帰れてます。
でも、あれだけモチベーションということを言っていたのに結局は、妥協とも取れる行動をしていると感じると思います。
実際、自分でも1つの線ではなく、本当に曲がった線上を歩いているなと感じます。
私のように、転職や職種を変えるような人間に良い印象を感じる人は少ないかもしれません。しかしながら、私は色んな職場体験できたことに、すごく満足しています。職場を変えることで、常にフルパワーの状態で働いているのです。
同じことを繰り返して、ただルーチンワークをしてお金をもらう。それが良いというライフサイクルの人もいるかもしれませんが、私は常にわからないことに満ち溢れている環境で、すごい勢いで成長できたと感じています。
転職をするのは、非常に勇気のいることです。転職したら失敗するかもしれない。でも、転職したいと考えたのにしないことは絶対後悔します。私は一歩踏み出す勇気と、自分の置かれている環境に合わせて仕事を選ぶ行動で後悔しない人生を送っていきます。