印刷会社の営業職から、大企業の一般職へ再就職




大学卒業後、新卒で印刷会社に営業職として就職

一般事務職を希望して大学4年のころに就職活動を続けていましたが、当時は女性の4年大学卒は珍しい時代で、事務職は主に短大卒の採用が多く、営業職で中小企業の印刷会社に就職することになりました。

男性と同等に扱われ、やりがいもありましたが、中小企業ということもあり、新入社員の教育期間は短く、特に営業は一人立ちの日も早く訪れました。まるで、中途採用のような扱いで、入社して間もない時期から会社の体制に疑問を持ちはじめました。

マニュアルも完備されておらず、一人で営業にまわって疑問や問題に直面した際にその都合上司へ相談、判断を仰ぐといった風潮でした。

印刷会社の営業ということで、ゼロの状態から企画・デザインをして新たに誌面をおこし、製品として印刷まで仕上げていくといった流れで、実際に取り扱ったことのない製品を担当することの方が多かったですね。

退職を徹底づけたミス

お客様から、以前納品してもらった製品を増し刷りしてほしいとの依頼を受け、自分が入社する前に前任者が発注した過去の伝票を参考に印刷発注をかけ、出来上がった印刷物をお客様に納品したときのことです。

「あれ?この用紙、前のものと違うね」と指摘され、会社に持ち帰り調べたところ、伝票の修正は残っていませんでしたが、製作工程のどこかで用紙変更があったとのこと。過去の伝票に書かれた用紙と、過去にお客様に納品された刷り上がった印刷物の用紙の違いが見分けれていればこのミスは起こりませんでした。

 

明らかに自分の用紙に対する知識不足であり、お客様に謝罪し、刷り直しをして納品することになりましたが、全面的に営業のミスとして報告書を提出することになりました。

内心、「前任の営業の人が、用紙を変更したのなら、伝票を書き換えておいてほしかった」と思いました。自分の知識不足だったにせよ、過去の印刷物を添付して印刷工程にまわしているのにもかかわらず、発注から印刷工程に至るまで新人営業のミスを気づけなかった会社の体制にも愕然としました。全面的に営業のミスとして処理された悔しさは、10年以上たった今も、鮮明に覚えています。

入社して12ヶ月で転職を決意

転職を希望していたタイミングで、大企業で採用を担当していた友人から、一般事務職の中途採用を募集しているとの朗報を入手し、迷わずに応募することにしました。
集団面接で、「仕事をする上で気をつけるべき点は?」と聞かれ、この数ヶ月間の営業の仕事で学んだことや失敗談を生かし、すらすらと返答したのを覚えています。

採用試験の結果、幸運なことに採用が決定しました。後に友人から、多数の応募の中から、自分が採用されることになったと聞き、1年も勤めていない会社でしたが、たくさんの経験や失敗を通して学ぶことのできた初めて就職になったのではないかな、と感じました。

大企業と中小企業の違い

4月に印刷会社に入社し、その年の年末に退職。翌年の1月から大企業の一般事務職として、中途採用で入社を果たしました。配属先は広報部で、社内誌の編集を任されました。中途採用といえども社会人1年目でしたが、中途採用は即戦力を求められるため、研修期間などありませんでした。

すぐに担当記事を任され、取材に出て編集にあたりましたが、前職と違うのはマニュアルが用意されていて、迷ったらマニュアルに沿って実務にあたることができました。これが、大企業と中小企業の違いか、と感じましたね。

マニュアルの完備

印刷会社での経験も生かされ、数年後には社内報を発注する印刷会社との校正業務や見積もり等の業務も任されるようになりました。前職が印刷会社に勤務していたことは、最後まで打ち明けませんでしたが。

社内報のページ数も増え、内容のレベルアップもされてきたことから、編集スタッフの人数も年々増えてきました。

 

これまでその都度話し合いで決めてきた案件や、あいまいになっている項目について、マニュアルを完備するように努めました。原稿作成、校正の段階で、原稿を一人だけでなく、多数の目でチェックし、間違いを指摘・修正する体制も構築しました。これも、前職で直面した失敗から実現できたことだと思います。

「再就職」という選択もあり

「転職」というと、マイナスイメージを持たれる方もいるかもしれません。自分自身、新卒で就職するときに、まさか自分が転職することになるとは考えもしませんでした。

しかし、実際に働いてみて、自分がやりがいを持って、生き生きと働きつづけることができるかという点は大切かと思います。私の場合、新卒で入社した印刷会社には12ヶ月で退職しましたが、再就職した企業には12年間勤めました。

結婚を機に引っ越しをすることになり、再就職した企業を退職することになりまして、今は専業主婦をしておりますが、自分らしくいられない会社を早期に退職し、「再就職」という道を選択して良かったと思っています。

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