高卒で入社！前職は介護です。
キツい、汚い、給料安い。いわゆる3K。
私は高卒で社員としてとある介護施設に入社しました。そこは介護だけではなく、医療と保育もやっており、年々従業員も増えている、企業でした。高校宛に配布された求人票の内容は「月8日から9日休み、基本給が125000円ほどで他夜勤手当等あり。賞与は夏と冬の2回、育児休暇、介護休暇、看護休暇有り。交通費全額支給」との事でした。
勿論今バリバリのキャリアウーマン、サラリーマンの方々からしたら「基本給12万ちょっと！？」ってびっくりされると思うんですが他の求人を見ても高卒の初任給なんてこんなもんか。って感じだったのでここに決めました。それにやっぱり女性なので今後結婚して出産して等を考えると育児休暇等が取れる会社は絶対だな。と思ったのです。
働き始めるが求人票と内容が違う
働き始めてまずおかしいと思ったのが、求人票には月8日は必ず休みが取れると書いてあったのに月2日休みです。介護と言う職業はやはり人の命を預かり、そして看取る仕事。しかし利用者様に少しでも楽しんで生活してもらおうと色々なイベントを開催します。そのイベントの準備や急変、パートさんがやむを得ずお休みになってしまい…等が重なると休めないなんて当たり前でした。
『116000円』
思わず「え？」って言ってしまいましたよ。とてもじゃないけどこんな給料じゃ家賃と光熱費を払ったら後はもやしと豆腐でしか生活できないですよね。現にこの時は1ヶ月で5㌔痩せました。
同期がどんどん辞めていく…。よし！自分も辞めよう！
こんな生活が半年程続いた時、夏のボーナスを貰った瞬間、瞬く間に同期がどんどん退職していきました。最初はみんな「こんな少ない給料でも社員雇用だからいつかはなんとかなるはず…」と思ってやってきていたのですが、やはりバイトの方が稼げてしまうと言う事実を突きつけられ自分も退職することを決めます。そして何より体調を崩してしまったので…。そして現在の会社に転職します。
誰もが知っている小売業。販売職へ
給料、生活リズム等に悩みとりあえず退職して色々なバイトの面接を受けて合わなくて辞めてしまっていた1ヶ月。そして母親に、ある会社を勧められそちらに契約社員として入ります。母親もこちらでお世話になっているので面接はとてもスムーズでした。その場で採用通知を頂き、給料や福利厚生の説明を受け、納得した上で初出勤の日などを決めました。
現在の会社
まず契約社員なので時給制です。時間帯によって時給は変動するのですが、それでも最低1200円は必ず貰えます。交通費も全額支給で社会保険完備。パートにも夏と冬はボーナスが出ます。家が遠くてシフトによっては帰るのが大変という方もいるので、仮泊が完備しあります。洗面台、シャワルーム、テレビ、洗濯機、冷蔵庫、トイレ、寝室は狭いですがカプセルホテルのような個室になっているのでプライバシーも充分考慮された仮泊です。
もちろん宿泊費などは取られないので夜遅くに仕事が終わり朝が早い時などは利用しています。その他にも会社のイベントで完全無料でホテルビュッフェに行けたりディズニーランドに行けたりするので、イベント事にもよく参加します。
色々な事情で転職したいけど迷ってる方、今の状況を打破できるのは自分しかいません。
「私も最初はせっかく入社したし、社員雇用だしこんなすぐに、辞めていいの？給料なんてそのうち上がるよ。他の人も頑張ってるのに」等自分に言い聞かせていましたが、やはり今は辞めて正解だと思います。
家庭がある方は家族の方に転職を嫌がられてる方もいらっしゃるとは思いますが、そのままその会社に居続けて、体調を崩した、うつ病になってしまった、そして働けなくなった。となってしまったら元も子もありません。
私も最初は周りにとても反対されましたが自分の状況を打破できるのは自分しかいません。そして自分の身を守ってくれるのも自分自身です。だからもしもとても酷いブラック企業に縛り付けられている方がいらっしゃったら是非勇気もをもって転職を考えてもよろしいのではないでしょうか…？
最後に
前職の介護を悪口のように書いてしまいましたが…もちろん介護職全てがこのような会社ではありません。給料や福利厚生をしっかり保証している会社はたくさんあります。そしてなにより介護はこれからの日本において必要不可欠な仕事です。そして介護をすると「自分もいつかは通る道なんだ」と思います。
だからもしも介護と言う仕事に少しでも興味があったら転職会議等のイベントに参加したりして色々な会社を見て回って頂きたいです。前の会社がとても嫌だっただけで、介護職そのものを否定しているわけではありません。ただ、これから介護をもしも選ぶのならば私のように変な会社で縛り付けられるのではなく、しっかりとした会社でこれからの日本の少子高齢化社会を支えていただけたらな。と思います。
