【スポーツインストラクター】1度限りの人生、後悔したくなくて転職【ドラッグストア】




前職はスポーツインストラクター

前職の仕事内容

主にスポーツ施設での勤務で、現場(ジムやプールにいらっしゃるお客様相手に指導)はもちろん、子供向けイベントの引率で遠征に行ったり、試合に帯同したり、日々莫大な量の事務作業も行っていました。

小さい頃から、こういった職に就くことが夢で、スポーツ業界は低賃金で有名ですが、それも覚悟の上で就職しました。実際、指導は楽しく、子供たちも可愛かったし、成人のお客様にも良くして頂いて、仕事内容自体は好きでした。

前職を辞めた理由

仕事は好きでしたが、問題はその待遇があまりに低いことでした。休みは月に3回あれば良い方、繁忙期は30連勤も当たり前でした。

1日の労働時間は酷いときは、14時間に及ぶこともありました。1日10時間プールの中に入って指導している日もありました。

私は自宅から1時間半通勤時間がかかる店舗に配属されたため、毎日6時に家を出て、閉店まで残る日には走って終電に飛び乗り、帰宅時間は1時半でした。

そんな激務であっても、給料は月に14万程、ボーナスは年2回8万ずつでした。(役職にもよりますが、よっぽど上の役職でないと同じような給料でした。)
それでも私は、子供たちとお客様に支えられて4年耐えました。耐えたというよりは、この低待遇と激務に慣れて麻痺していたかもしれません。

しかし、4年勤続していると、社員同士のネットワークも広まっていき、色々な情報が耳に入ってくるようになりました。

現在もある会社なので、詳しくは言えませんが、その中で私が「会社に裏切られている」と著しく感じる情報がありました。それが許せなかったのです。

そこから私は初めて退職を考えるようになりました。
せっかく正社員で入社して、手に職をつけたのに、手放すのはもったいないとも考えましたが、客観的に今の自分の生活を見直すと、やっと「これっておかしいな」と思い始めました。

1日4時間程しか眠れないのが当たり前で、毎日疲れきっているのも当たり前。そんな生活が普通だった4年間。

ある時母に「過労死するよ」と言われたことを思い出しました。

今の生活を続けたら、本当に過労死するかもしれないと思いました。それに、当時まだ20代前半だった私は、周りの友達からの遊びの誘いもほとんど全て断らざるをえなくて、気付けば友達との関係も希薄になってしまっていました。

1度限りの人生なのに、一番輝いている時期にこんなことをしていてはダメだと思い、退職に踏み切りました。

転職先はドラッグストア

転職先を決める上で重視したこと

20代前半のほとんどを前職の社員として働いて過ごしたため、その分を取り戻すべく、正社員ではなくアルバイトを探しました。

ただ、保険や年金、奨学金の返済を払って行かなければならないことも考慮して、高時給であること、また、曜日や時間固定ではなく、シフトの融通が効くことを重視しました。

正直、前職の仕事内容は大変やりがいを感じていたため、これ以上の仕事はないと思っていたのですが、どうしても同業だと条件に合わなかったため、やりがいという面のみ妥協しました。

そして、某ドラッグストアにアルバイトとして入社することになりました。

使った転職サービス

全国にチェーン店を展開するドラッグストアなので、店内の求人広告を見てから、マイナビバイトで検索しました。

ドラッグストアで働いてみて

かなり接客に厳しい会社で、その分社員の方に怒られることもしばしばありました。

今までが正社員で、逆に怒る立場だったため、久しぶりに怒られて精神的に弱った時期もありました。しかし、それだけスタッフ育成に力を入れている会社だったため、勤務態度に点数がついて毎月評価してもらったりと、前職とは別のやりがいも感じました。
一番感動したのは、やはりちゃんとお休みがあることです。それも自己申告制のシフトだったので、何となくやる気ない週は休みを多めに入れたりも出来ましたし、友達からの誘いをほぼ100%OK出来ました。

友達と会ってただランチするだけでも、始めの頃は信じられない気持ちでいっぱいでした。朝から夕方までのシフトで出していたので、家族揃って夕飯を食べるという習慣もでき、家族と会話する時間も増えました。

「あぁ私も普通の20代の女の子なんだなぁ」と久しぶりに実感しました。

前職に比べたらこんなに楽なのに、給料は前職よりも多く頂いていました。

保険、年金、主な税金は実費になるし、ボーナスはなくなりましたが、普通のライフスタイルを4年振りに取り戻すことができ、転職して本当に良かったと思っています。

生活に時間的な余裕が出来たことで、良縁に巡り会え、結婚することも出来ました。今はドラッグストアも退職させて頂いて、夫と息子と3人で幸せに暮らしています。

きっと転職がなければ、今のこの生活はなくて、会社に魂を売って未だに働きまくっていたんだろうなと思います。

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