資格を活かしてコンビニの店長から薬の販売員に転職




前職はコンビニの店長

コンビニの仕事内容

仕事内容は、某コンビニチェーン店で、店舗を任されての店長業務でした。
通常の店員がやるような品出し作業やレジ打ちに加え、店舗の売上金を本部に送金したり、両替の為に銀行に行ったり、シフト作成などアルバイトの管理も任されていました。

そこに日々の発注作業や週間での発注作業、本部社員との打ち合わせも加わりました。
また、薬を扱う店舗で、私自身も薬販売の資格を持っていたことから、その売り場作りや製薬会社の営業との打ち合わせなども行っていました。
拘束時間もアルバイトの欠勤などがあると残業になってしまうため、一日14時間に及ぶこともありました。

正直社員が私一人だけという環境では、業務をこなすことは無理でした。
それは客観的に見ても明白でしたが、会社は「個人の能力、やる気の問題」で片づけようとするスタンスを崩しませんでした。
しかし、発生した残業に対して手当てをつけることも、有休を消化することも認められませんでした。

前職を退職した理由

前述の仕事内容を一人でこなすことが、どう頑張っても物理的に不可能であり、心身ともに疲れてしまい、辞めました。
また、シフト制ではありましたが、欠勤の癖のあるアルバイトがおり、その一人のおかげで残業を強いられることが週2~3回あり、会社はそれに残業手当をつけてくれなかったのも理由の一つです。

また、上司のパワハラ、セクハラもかなりの頻度でありました。
会社の方に訴えても、「人がいない」との理由で上司にこれといった制裁はなく、繰り返します。
上司はアルバイトも巻き込んで私を苛めるようになったので、本当に精神的に追い込まれましたし、辛かったです。
薬の販売免許を持っている社員が他にいなかったため、退職する時には泣きつかれましたが、全く未練なく転職活動をし、辞めることができました。

現職は家電量販店での薬の販売員

現在の職業に転職する際に重視したこと

現在の職業に転職する際に重視したことは、以下の3点でした

  1. 労働時間が規則的であること
  2. 有給の消化や残業手当がきちんと支払われる環境であること
  3. 店員に対して販売ノルマがないこと

前職のコンビニ勤務には実に8年の歳月を費やし、「不規則な生活はもうこりごり」という気持ちでいました。
前職で大した給与をもらっていた訳ではありませんが、「多少賃金が下がっても、毎日同じ時間に出勤して、同じ時間に帰りたい」という気持ちが一番大きかったです。

また、残業が発生するか、有休を使うかは別として、その当たり前に行使できる権利を隠さないような職場がいいと思っていました。
それができない職場は、結局働いている人の程度もそんなものだし、良くない人材しか残らないことも前の職場で学習済みでした。
また、コンビニで勤務していた時には、催事のノルマに日々追い立てられ、身銭を切ることもしばしばありました。「何のために働いているんだろう」という虚無感があったので、次の職場ではノルマが無いことを望みました。

使った転職サービス

転職の際には、「アポプラスステースション」という転職サービスを使いました。
私は「登録販売者」という民間の薬販売の許可資格を持っています。
小売業で薬販売のシェアは広がっていますが、有資格者の確保が追い付いていないのが現状です。私はそれを加味して、この資格を前面に押し出した転職活動をしていました。

アポプラスステースションは登録販売者の専門求人サイトを持っていて、そこから求人を検索すると、まずアポプラスステースションを介しての企業紹介を勧められます。
しかし、決してアポプラスステースションを介さなければ面接できないということはないので、直接企業に連絡を入れても大丈夫です。
私は、アポプラスステースションの担当者が適当な人だったので、利用しない方が良かったと思っています。

今の職場で働いてみて

アポプラスステースションを介して派遣社員という形で、某家電量販店のドラッグコーナーの販売員に転職が決まりました。
派遣社員と言っても残業無し、ノルマ無し、急な出勤なしで時給1500円だったため、労働条件は働きやすさでも月収でも、コンビニ勤務だった頃より格段に向上しました。

びっくりしたのは他の社員やアルバイトの方が皆優しく穏やかだったことです。
新人の私のことを、積極的に受け入れて下さる姿勢を取ってくれました。

また、社員同士も仲が良く、前職で感じたギスギスした人間関係とは無縁でした。やはり福利厚生がきちんとしていて働きやすいと、いい人が多いんだなと思い知りました。

小売業なのでノルマや残業もあるかとは思いますが、残業時間は過剰にならないように月できちんと管理されていますし、女性は産休、育休、時短勤務をしやすい労働環境です。若い人でも家庭を持っている人が多く、責任感を持って働いている人が多い印象を受けました。
前職では既婚者はほとんどおらず、仕事しかやることがないので会社に来ている社員も多かったので、そのギャップも驚きでした。

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