前職はアパレル販売員
前職の仕事内容
アパレル販売員として、洋服や服飾雑貨の販売を契約社員で2年をほど働いていました。勤務時間は、8時半から夕方6時半までと10時から夜の9時半までの二交代シフト制で勤務をしていました。
セールやイベントの前は残業も多く、お客様に出すはがきの宛名書きは毎回100枚から多い時で300枚程度の宛名書きを行います。日常業務として、毎日本社へ売り上げ報告のExcelデータと、本日のお客様の動向を伝えるメールの送信をします。
売り上げにノルマがあり、毎月の自己ノルマと、店の売り上げ目標を達成するために、課題や販売方法を検討するミーティングを勤務時間外に、本社の上司と店長とスタッフで行います。
ミーティングは勤務時間外のため、残業代は出ません。個人のお客様を掴むために、自分のメールアドレスで、新作の情報や写真を送ったりすることも必要です。毎日のコーディネート、ブログにアップし、URLコードをつけた名刺を、買っていただいたお客様に配布してセールスをしておりました。
前職を辞めた理由
何より1番は、時給が安いところとノルマが厳しかったところです。個人の売り上げが達成できない日は、自分で購入することもしばしばありました。毎日違う服を着て仕事をすることと、そのブランドを生かすために、髪型を変えたりネイルを変えたりすることが、非常にお金がかかる仕事でした。そのブランドが好きで仕事をしていましたが、お金が厳しくなってきたことと、ノルマの重圧が非常にストレスに感じ、転職を決意しました。
精密機械の製造業へ
製造業で働くことを決めた理由
ノルマのストレスから解放されたかったので、売り上げが関係のないそして接客ではなく、ものを扱う製造業を選択しました。人と接する事はすごく好きですが、相手も人間なわけでストレスも多く感じる仕事です。それに比べ、製造業は相手がいないので自分の能力と効率の良さを生かせれば、安定した仕事ができると思ったからです。
工場勤務の為、土日祝日は基本的には休みです。また大手派遣会社の為、給料の支払いや残業の時間などはしっかりと管理されているので、働く側は安心です。
使った転職サービス
街のタウン情報誌に掲載されていた、仕事の求人から、テクノサービスという派遣会社で紹介をしてもらいました。
製造業で職場で働いてみて
時間帯は、朝の7時から15時45分まで、15時45分から夜中の0時30分まで、夜中0時30分から朝の4時45分までと言う3交代制の仕事です。勤務時間帯はバラバラで、休日を挟みシフトが入れ替わる体制です。
時間帯がバラバラなので体力は非常にきつい部分はありますが、深夜帯は時給がすごく良いことが励みになりました。
貯金もできるし、夕方の早く終わる早番のシフトだと、自分の時間もゆっくり取れ、趣味や友人と食事に行ったりすることもできました。そのため、仕事は大変でしたがうまくリフレッシュすることができ大きなストレスを感じることなく毎日を過ごすことができていました。
仕事の内容は、顕微鏡を使って小さな時計の基盤の部品を入れたり、動作の検査をする仕事です。細かい作業なので、手先の器用さは求められますが、もともと得意な部分もあり難しいと感じる事はあまりありませんでした。そのため仕事内容に不満を感じる事はなく、ただひたすらに仕事をこなしていく作業の繰り返しです。
同じ作業をずっと繰り返すと言うのは、非常に集中力を使いますが、イレギュラーなことが少ないため、臨機応変な対応をしなければいけない事はあまりないです。
派遣製造業の不安要素
派遣社員ということで、更新が1ヵ月毎と言うことが1番の不安点です。
休みが多かったり、遅刻等勤務態度によって更新がされない方も周りにはいました。私は勤務態度と、作業効率が比較的良い方だったので同じ作業を2年ほどさせていただきました。
契約満了になった後、勤務先が変更になりましたが、それでも同じ派遣会社からお話をいただいて務めることができました。
翌月の末日で期間が切られてしまうということがあるので、なかなか長い期間働けないのかもしれないと言う不安はあります。製造の計画やトラブルなどで、休日出勤になる場合や急なシフト変更にもなるべく対応できる人材が求められるのだと思います。
製造業、精密機械の仕事をする場合
アパレル業界とは正反対で、化粧も禁止、髪型も帽子から出てはいけない、マスクも目の下から首までの大きなものをつけて、衛生管理を行います。ファンデーションすら塗らない環境で、仕事をするので、月の化粧品代はかなり安くなりました。
見た目は正直、かわいいものではありませんが、周りと馴染んで仕事をするので特に恥ずかしいと思った事はありません。
製造業に向いている方
最後に、私が思う製造業に向いている方は、こつこつと自分の能力を高めることが好きな方。要領よく、効率をよく仕事をすることに生きがいを感じる方。集中力が高い方。周りとのコミニケーションや協力ができる方。
製造業は、華やかな仕事ではありませんが、その先の商品がたくさんの人に使われることを楽しみに感じたり、一つ一つが誰かの手に渡ることを考えながら仕事ができる人が向いていると思います。