ケーキショップ勤務から病院勤務へ!
大人になって芽生えた「看護師になりたい」という夢を実現!転職しました。
前職はケーキショップでのパティシエ助手
今の仕事に就く前には、ケーキショップでケーキ作りの補助を行っていました。調理場の掃除、洗い物、フルーツのカットや管理・発注、ケーキの包装、販売・など仕事は多岐にわたっていましたが、要する3名ほどいた「パティシエの助手」といった仕事内容でした。
高校卒業後、いくつかアルバイトを転々とした後、ケーキショップで働きだした私。特別、専門学校などでケーキ作りを学んだことのない私にとっては毎日が新鮮でした。元々、手先が器用だったことあり、自分で言うのもなんですが、仕事を覚えるのも早かったと思います。
朝が早いのが大変でしたが、クリスマスシーズン以外はほとんど残業もなく、人間関係にも恵まれていましたので、4年ほど楽しんで働いていました。
新しく夢ができて、前職を退職
新しく「夢」ができたからです。それは看護師!
同居していた祖母が長期入院した際に、看護師さんの仕事を目の当たりにして、なんと大変で大切な仕事なんだろうと感動したのがきっかけです。テキパキと仕事をして、思いやりも欠かさない姿にあこがれを覚えました。
それまで一度も「看護師さんになりたい」なんて思ったことなかったのですが…。(そういうキャラじゃなかったんです)
もう一度学校へ通い、看護師になる決意をしました。当時私は25歳。
てっきり両親には反対されると思っていたのです。「また、どうせ飽きてやめるんだろう」って言われることを覚悟していました。しかし、父からの返事は意外なものでした「〇〇が勉強したいのなら、応援する。大学へやらなかった分のお金があるから、使っても良いぞ」本当に、びっくりしました!母も「今の時代、女性も手に職をつけるのは大切よね」と、反対することなく転職を後押ししてくれました。
実は私ははじめは、看護学校で学びながらケーキショップもアルバイトとして続けるつもりでした。しかし、看護学生用のアルバイトとして、関連病院での看護助手を学校が推奨していたこともあり、ケーキショップは退職することにしました。
看護学校へ
看護学校時代はあまりにも忙しくて、正直記憶があいまいな程です。入学時は26歳でしたが、一般的な学校とは違い、私より年配の学生も多くおられました。社会人入学の方は、資格取得の為に貪欲で勉強熱心!私も刺激をいっぱい貰いました。
看護学校時代の4年間は間違いなく、私が人生で一番勉強した日々でした。両親からは、「高校生の時にこれくらい勉強していたらね」と嫌味を言われた程です。
念願の国家資格に合格した時には、嬉しかった!自分も目標にむかって努力ができる、成果をあげることができる、という自信を得ることも出来ました。
現在は精神科で看護師として勤務
現職場を決める上で重視したこと
私は、看護実習でお世話になった病院に就職しました。2週間程、実習生として他の看護学生と共にお世話になったのですが、病院の雰囲気がとても良かったんです。ドクターをはじめスタッフの方が和気あいあいと仕事をしているのが印象的な病院でした。就職する前から、実際に自分がその病院で働いている様子がイメージ出来たのは大きかったです。
今の職場で働いてみて
まさか、自分が「精神科」に勤めるとは思っていなかったのですが…。充実した日々を送っています。今の職場に勤めて2年ほどですが、正直なところお給料は2倍近くになりました。やっぱり、嬉しいです。
分かってはいましたが、やはり看護師は国家資格!私のような年齢での就職にも何も問題はありません。
看護師は、デイサービスなどでの昼間だけの仕事、クリニックでのパートなど週数回の勤務、施設夜勤のみの勤務、検診車などでの数時間のみの勤務など、働き方を選べることも魅力だと思います!ナースの転職の為のサービスも充実していますから、再転職もしやすいですし…。
定年後の60歳以上の求人も多くあると聞きますから、働く意欲と体力さえあれば、安定した収入を得ることが可能です。
ただ、もちろん、仕事の責任は大きいです。
新人の私は患者さんの為にと頑張って動いても、自分よがりでただの空回りになっていることも…。自分の判断一つで患者さんの命に関わることも多いので、常に勉強が必要な仕事ではあります。実際、休みには勉強会や学会に参加することも多いですよ。忙しいですが、充実した日々を送っています。
ケーキショップでのパティシエ助手から、精神科勤務の看護師へ。時間はかかりましたし、生活にも大きな変化がありましたが、勇気を出して挑戦、転職して良かったと感じています。
将来的には、看護師としての経験をつんで、ターミナル医療の現場で働けたらと考えています。
ケーキも作れる!?看護師として患者さんに向き合う毎日に満足しています