前職では、管理栄養士として給食委託会社で働いていました。管理栄養士としてスキルアップしたいと考え転職しました。
前職は給食委託会社の管理栄養士
前職の仕事内容
給食委託会社に勤めており、企業の社員食堂で仕事をしていました。仕事内容として、調理補助、メニューの確認、食材の発注、健康サポート事業等を行っていました。
日常業務のメインは、社員食堂に併設してるカフェで提供しているパンの製造でした。朝6時から仕事を始め、1日40~50種類のパンを焼いていました。また管理栄養士として、ヘルシーメニューの考案、栄養のワンポイントアドバイスのポップを作成していました。健康サポート事業として、社員食堂を利用する方に骨密度や血管年齢といった簡易検査を行って、簡単な栄養指導もしていました。
前職を辞めた理由
辞めた一番の理由は、管理栄養士の資格をもっと活かしたいと思ったことがきっかけです。給食委託会社では、調理補助がメインとなっていました。このままでは、調理師と同じ仕事だと思ってしまい、管理栄養士としての知識を活かしきれてない自分自身に嫌気がさしていました。なにか出来ることはないかと考えましたが、日常業務の忙しさに負けてしまい、実行できずにいました。
また、仕事の激務に耐えれらなかったことも原因です。朝6時に出勤して、仕事を終えるのが21時ということもありました。さすがに体調を崩すことが増えてしまいました。このまま仕事を続けるべきか2~3ヶ月悩みましたが、結果的に退職することを決断しました。
現職は健康管理事業の会社へ…
現職を決める上で重視したこと
重視したことは、
- 管理栄養士の知識を活かせること
- 調理現場ではなくデスクワークメインの職場ということ
管理栄養士というと、調理現場の求人が多いため、希望する会社はなかなか見つかりませんでした。
その中で、現職の健康管理事業の会社を見つけました。現職の仕事は、特定保健指導サービスをメインに行っている会社です。私が管理栄養士になりたいと思ったきっかけが、「健康な人をもっと健康にしたい」という気持ちでした。
保健指導とは、まだ病気ではないけれど、病気のリスクが増えてきた方を対象に栄養指導を行う事業です。まさに自分自身がやりたいと思っていた内容であり、管理栄養士としてスキルアップできると思い、この会社に決めました。
使った転職サービス
主に使用していたのは、「ハローワーク」です。その他は、「リクナビ」や「栄養士のお仕事」という栄養士求人が載っているサイトを使っていました。
ハローワークでは、履歴書や職務経歴書の書き方やポイントを教えて頂き、とても助かりました。初めての転職だったため、不安なことも多かったですがハローワークのスタッフにサポートもらい、無事に転職することが出来て良かったと思っています。
転職するまでの期間
転職活動を開始してから現職の会社に決まるまで、約6ヶ月の期間かかりました。現職の会社以外にも1社合格を頂きましたが、私の場合、前職の勤務期間が短いということもあったため、すぐにいい結果を出すことが出来ませんでした。
転職するにあたり、勤務期間が短いことは大きなリスクになると感じました。転職するまではこまめに情報を収集したり、管理栄養士としての知識を増やすために勉強をしていました。
転職活動で意識したこと
転職するにあたり、自分自身をどのようにアピールするべきかということを意識しました。ただ自分がやりたいと思っていることを話すだけでは、手応えを感じられませんでした。
転職活動に行き詰まった際に、会社側が何を期待しているのかを考えることも重要だという話を聞きました。何社も落ちて自信をなくしていた時期だったので、この話のおかげで改めて考え直すことができたと思っています。
今の職場で働いてみて
前職と違い、デスクワーク中心となり仕事内容は良い意味でガラリと変わりました。結果的に、転職して良かったと思っています。
仕事内容としては、保健指導サービスに関するものです。自分自身で指導を行うだけでなく、会社に在籍している管理栄養士の方々のサポート、指導も行っています。日々勉強することが多く大変ではありますが、とてもやりがいがある仕事に巡り合えたと感じています。
特に保健指導の対象者様から、「効果があった!保健指導に参加して良かった」と言ってもらえた際は、涙が出るほど嬉しかったです。また、入社直後には事務作業や電話応対も基礎から教えて頂き、社会人としての基本を改めて勉強することができたので良かったと思います。
転職によって学んだこと
転職することは簡単なことではありませんが、自分がやりたいと思っていることがあるのであればチャレンジするべきだと思います。転職活動が上手くいかないからといって、妥協はしないでください。私も転職するまでに時間はかかりましたが、諦めずに探して現職に巡り合えたのは本当に良かったと思っています。