「あ~、月曜日なんて一生来なければいいのに…」日曜日の夕焼けを見ていると、次第に気分が落ちていく会社員。たくさん、いますよね。たそがれちゃいますよね。
毎日、ぎゅうぎゅうの満員電車に詰められて、勤務先まで輸送される日々。会社では、上司の理不尽な無茶ぶり仕事、要領の良い同僚に押し付けられた雑務、なんだか頭が良いのか小賢しいのか知らないけど仕事をしない理由ばかりをつらつら述べる後輩…。昨日黒と言っていた事が白に変わって、慌てて変更する事になった仕事。
突然のクレーム。通らない企画書。フィードバックの多いプレゼン。あれ?今何時?私の時間、どこいった?あと数時間後にまたここ(会社)にいる事になるんだよね?
くたくたの体で会社を出て、やっと帰れると思った矢先に電車遅延。お客様同士のトラブル?そりゃ、こんなに馬車馬のように働いてたらトラブルも起きるよね、日本。家に帰れるの、何時だろう…。
働き方改革なんのその、明日から一気にビジネスライフが変わる事なんてあり得ません。日々の業務改善、生産性を上げる工夫、もちろん大事です。でも、「ほどよくガス抜きをする」習慣だって、生産性と同じくらい大事です。卵が先か鶏が先か。生産性を上げるからストレスも軽減するのか、ストレスが軽減できたから生産性が上がるのか…は定かではないですが、今回は日々のストレスを小出しに解消する方法をいくつかご紹介します。
健康的!都内銭湯めぐりで、汗と一緒にストレス発散
定番ですが、まずオススメしたいのが「お風呂に入ること」。日本には、お風呂に入る事で日々の疲れを心身共に癒すという素晴らしい習慣があります。健康関係の情報誌では、老若男女問わず、お風呂に入る効果を謳っていない所はないほど。
お風呂であれば、その身一つでいける
心の疲れはフィジカル面からアプローチすると解消されやすいと言われていますが、ジムで走る、皇居の周りを走る、水泳をする、ヨガをやる…どれも準備が必要ですよね。着替えを用意し、バックに入れ、それを持ち歩く。着替える。しかも運動後にはまた持ち帰って洗濯しなくてはならない。
運動が長続きしない人は、その準備のハードルの高さがまず上げられるのではないでしょうか。それに比べると、お風呂はその身一つあればいつでも行けます。タオルなどは必要ですが、常備している施設も多いです。
都内なら思い立ったらすぐいける
また、都内であれば、駅からすぐの施設も増えているので、思い立ったらすぐ行けちゃう気軽さも魅力の一つ。また、岩盤浴やジャグジー、サウナや、天然温泉のある施設も、都内に結構あるんです。東京は黒湯という茶褐色~黒色の温泉が出る所が意外に多く、大田区の蒲田などは有名です。
遠出をしなくても天然温泉につかれる、こんな贅沢な環境をストレス解消に利用しない手はありません。たっぷり汗をかいた後は、生ビールを大ジョッキであおるもよし。駅近であれば運転の心配もありません。漫画を読んでゴロゴロするもよし。また、慣れてきたら他の銭湯を開拓してみるのも楽しいですよ。
たまには一人で。飲み歩きでアルコール消毒
会社帰りに同僚とお酒。これは、よくあるストレス解消のパターンではないでしょうか?でも…会社の延長になっている人、多いのでは。「今日、また部長に怒られちゃったよ~」「見てた見てた!なんだったのあれ?」「いや実はさ~…」会社で起きた事の愚痴、どうしても多くなってしまいますよね。
もちろん、時には皆で発散する事も大事ですし、「皆も頑張っているから自分も頑張ろう!」と奮起するきっかけにもなります。でも、あまり続くと、脳も随時仕事モード、戦闘モード、スイッチがなかなか切れずターボがかかったままになります。
一人のみがおすすめ
せっかくお酒を飲んで解消するのであれば、スイッチの切り替えができるような飲み方をしてみませんか?おススメなのは、会社の同僚とではなく、一人で行く「一人飲み」。最近、漫画や雑誌でも、「一人飲み」を題材にした作品や特集、増えてますよね。街中でも、今まで一人飲みをするのはおじさま達…というイメージがありましたが、最近は若い女性が一人でカウンターに座り、焼き鳥を食べている…なんて姿も増えつつあります。
初めてで行きやすいのは、フレンチバルやカウンターがあるお店
一人飲みがしやすい今、この波に乗らないのは損!パソコンをシャットダウンし、夜の街に繰り出しましょう。初めてで行きやすいのは、カジュアルな雰囲気のスペインバルやフレンチバル。カウンターがあるお店がおススメです。カフェのような雰囲気で気軽に使える所も多いですし、料理もタパスなど一人で食べれるサイズのメニューが結構あります。
自分のコミュニティとは全然違う人たちとの出会いも
カウンターであれば、店員さんと話しもしやすいですし、お店によっては店員さんがお客さん同士の会話をつないでくれる事も。会社の飲み会とは違って、偶然性のある場所での飲みは自分のコミュニティとは全然違う人達と出会えるチャンスも。
業界、職種、経歴も様々。年齢も、入社したばかりのフレッシャーズ、ちょっと最近仕事に疲れちゃったかな?な中堅社員、もはや会社の中核で仕事の悩みが経営レベル…なんて方も。
人生の大先輩とも
仕事をリタイヤした人生の大先輩に出会える事もあります。そんな人達との会話はバラエティに富んでおり、自分の悩みをちょっとだけ俯瞰して見る事ができます。「よし、今の所でやっぱり頑張ろう!」と奮起できる事もありますし、「明日は、こういう所をちょっと工夫してみようかな」と日々を変化させるアイディアをもらえる事だってあります。
また、店員さんや他のお客さんとの会話を楽しみ以外に、ただただ黙々と一人で飲むのもおススメ。たまには外界の情報をシャットアウトして、ただひたすら考えこむ時間をむりやり取っても良いのではないでしょうか。
日々の仕事の事だけでなく、これからどうしたいのか、じっくりゆっくり、お酒をちびちびやりながら考える。そんな事もできてしまう一人飲み、とってもおススメです。おじさま達がはまる理由も、分かります。
闇漫画に心を没入するのも意外とおすすめ
そして、意外とオススメなのが思わず憂鬱な気分になるネガティブ系闇漫画を読む事。読んで、その世界観に浸りきってしまう事。失恋すると、思い切り失恋ソングをカラオケで熱唱したり、エンドレスでかけて号泣する…なんて話もよくありますよね。感情の発散は、ポジティブな方向だけじゃなく、ネガティブな方向に(もちろん人に迷惑のかからない形で!)解消する事も、立派な解消方法なのではないでしょうか。
主人公が理不尽な出来事に、抗いきれないほどに巻き込まれていく。えげつない暴力に翻弄される世界。仕事をしていると、自分の力では及ばない事ってたくさん起こりますよね。
また、自分の本意ではないけれど、仕事の為に取らなければならない行動も、年を重ねれば重ねるほど増えていきます。仕事をしていくという事は、周囲に起こるあらゆる事柄と折り合いをつけていく事。
今まで紹介したストレス解消法は、仕事の中で起こる事柄に立ち向かっていく力やそのアプローチ方法を広げるような効果があったと思いますが、それでも起こるどうしようもない事は、どうしようもない事として、あるがままに受け止めていく必要があります。そんな時、この闇漫画はあなたにそっと寄り添ってくれる事でしょう。「あぁ辛い」「しんどい」「そういう事もある」その思いにじっくり浸ってしまいましょう。
まとめ
3つのストレス解消方法。いかがでしたか?ストレスが溜まって当然なのが仕事。溜まって溜まって、取り返しのつかない事になる前に。
制御できなくなって、爆買いや暴飲暴食にはまる前に。用意もなく突拍子もない大きな決断をしてしまう前に。自分の身近な大事な人達を傷つけてしまう前に。そして自分を立ち上がれないほどに傷つけてしまう前に。小出しにストレス解消、してみませんか?ちょっと気になったものがあったら、試してみてください!