前職は広告代理店の営業でした。しかし、毎日朝から夜中までの仕事で肉体的にも精神的にも負担が大きかったため、保育士に転職しました。
前職は広告代理店の営業
前職の仕事内容
広告代理店の法人営業職として、20社近く得意先を受け持っていました。お客様とはイベントや印刷物、CMなどの提案から受注を行い、社では外注業者と打ち合わせや納品手配などを行っていました。
会社自体は土日休みだったのですが、イベントや撮影などが土日にかかってしまうことがあったため、代休をとることは出来ましたが休日出勤になってしまうこともよくありました。
前職で一番辛かったことは労働時間
一番辛かったことは、労働時間の長さです。法人相手ということで、18時くらいまでは毎日何かしらのアポイントが入り、急な呼び出しも多々ありました。
そこから自社に戻り、社内打ち合わせや事務処理を行っていると、毎日帰りが22時以降になるのは当たり前。ひどいときは日付を越えてしまうときもありました。
公共の交通機関で帰ることもできなく、毎日のようにタクシーを使用していました。
また、ごはんも満足に食べる時間がなく、コンビニのおにぎりを片手で食べながら、運転して得意先に向かうようなことが日常茶飯事でした。
更に、休日に得意先や外注業者から連絡があることもあり、プライベートも気が休まることがありませんでした。
仕事内容も過酷
営業という仕事がら、毎月決まった額の売り上げ目標があり、これを達成することが非常に厳しかったです。
また、社内や外注先と揉めることも何度かありましたし、得意先に謝らなくてはならないこともあったりと、仕方のないことではあるのですが、毎日イライラしたり、精神的に追い込まれたりしながら、なんとか日々を乗り越えるべく働いていました。
接待などの飲み会も頻繁で、朝まで飲み会を行い、あまり寝る時間もないまま出社、ということもあり非常にきつかったです。
保育士へ転職
転職に保育士を選んだ理由
はじめに転職を考えた際は、前職で経験したことを少しでもいかすことが出来るような、別の業種での営業職や事務職などを考えました。実際に何社か面接も受けてみましたが、自分でもなぜその会社を選んだのかわからないまま、なんとなく「転職したい」という気持ちだけが前に行ってしまっていたため、面接官の質問にもうまく答えられなかったことも多かったです。
そのため、面接を受けても不採用となってしまっていました。
そこで、自分のスキルをいかせることも大切ですが、まずは自分が本当にやりたい仕事とはなんだろうということを考えました。
その結果、子どもが好きな私が楽しんで働けるのではないかと思い、保育士への転職を視野にいれて活動を行おうと思いました。
転職のために資格を取得
保育士に転職するためには保育士資格の取得が必要でしたが、自分は保育系の学校を卒業したわけではなかったため、前職に在職中に1から勉強を始めました。10科目と試験科目が多かったこともあり勉強することはとても大変でしたが、2年かかってようやく無事に保育士資格を取得することができました。
その後は、前職をやめる際に主にハローワークで就職活動を行い、いくつか保育園の面接に行きました。
転職の際に苦労した点
面接にいった際に、保育で得意なことや苦手なことを聞かれることが多かったことです。
保育士としての経験がなかった上に、保育系の学校を出て実習に行っているわけでもなかったので、実際の仕事の実態がつかめていなく、イメージで話すことしか出来ませんでした。
また、前職と全く関係ない職種のため、過去の経歴をいかすようなアピールポイントはなく、子どもが好きだということと、かろうじてピアノが得意だったので、そのあたりを伝えることしかできなかったのが辛かったです。
集団面接で周りがみんな保育系の学校卒業生のときは、更に厳しかったです。
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今の職場で働いてみて
前職と異なり規定で土曜日は月に一度ほど出勤しますが、残業があってもせいぜい月に10時間程度なので、格段に労働時間が減り、自分で自由に使える時間が増えました。
前職では残業費が結構出ていたこともあり、転職したことで給料は3分の2ほどに減ってしまったことはかなり残念ですが、それでも転職したことは後悔していません。
また、大好きな子どもたちに毎日か困れながら仕事が出来ることは本当に幸せで、前職では毎日イライラしたり、ピリピリしたりしながら仕事をしていたことが多かった私ですが、今は笑顔で働いていることのほうが多いように感じます。
転職には準備期間が必要
今回転職をしてみて感じたことは、やりたい仕事につくためには、私にとっての資格取得のように、相応の準備期間が必要だということです。
なので、転職を少しでも考えている場合には早めに情報収集を開始して、しっかりと
転職にたいして備えをしておくことが大事だと思います。
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