【面接のコツをつかんで大成功】第二新卒からデザイン会社を目指した転職活動

私が一番最初に転職活動を始めたのは24歳の時でした。
新卒で入社したデザイン会社の経営が入社当初から傾き始め、入社から数ヶ月で大規模なリストラが行われたのです。目の前で毎日のように先輩や上司のクビがきられていく日々。

私たちは新卒で入社したんだからクビをきられないと心の中では思っていたのですが…
たった数ヶ月でリストラの波は同期にも押し寄せ、10人ほどいた同期は半分以下の人数になってしまいました。




新卒で入社した会社が傾き転職を決意

会社が傾いているともう少し早く教えてくれれば他の会社に就職したのに!と悔しがっても、時既に遅し。
この会社はいつまで存続するんだろう?という不安と、ところで私はいつクビをきられるの?いつまで働けるの?という不安…。
入社したばかりで何もわからないなかで本当に不安だらけの日々。

ただでさえ社会にでたてで不安な時期に、どんどんと会社の状況が悪化していき若干精神的にやられ始め、ついに転職を決意するのでした。

転職を決意したはいいのですが、第二新卒の私!こんな状態で次の会社が決まるのかとここでもまた不安な気持ちになりましたが、とにかく行動に移さないとなにもはじまらないと思い転職活動について情報を集めることにしました。

たった数ヶ月ですが私にはデザイナーとして働いた実績があり、また学生時代には美術大学で作品を作り続けていたので作品集もあります。

若さとやる気を武器に活動をすればきっと次の職場も見つかるはず!と小さな希望を胸にデザイナーとして採用してくれる会社を探し始めました。

面接がトラウマになり一時転職活動を休戦

さっそく転職サイトに登録し、転職活動を開始。デザイナー志望なのでクリエイティブ系専門の転職サイトに登録していました。
しかし第二新卒の私にはアピールポイントが少なく本当に苦労しました。事務作業や電話応対までとりあえずアピールできることは全て書きました。

インターネットで先輩デザイナーの履歴書を検索して、参考にしながらどうにか自分のアピールポイントを絞り出し、履歴書と職歴書を完成させました。しかし、中途採用に求められるのは即戦力。第二新卒をとるメリットなんて本当に若さと人柄くらいなものです。

なのでまず書類が通らず、不採用通知の嵐。ほぼ毎日のように不採用のメールが届くことになります。新卒の就職活動でもこんなに不採用通知を受け取ることはなかったので衝撃的でした。それでもめげずにエントリーしつづけること数ヶ月。

ようやく書類が通ると今度は面接に入るのですが、面接でもとっても厳しい言葉をかけられることが多くありました。例えば苦労してつくった作品集はじっくり見てもらえることはありません。忙しい中でわざわざ面接をしてくださっているのはわかりますが、本当に冷たい態度の方がほとんど。

第二新卒というだけで面倒臭そうだったり、期待はずれだという態度をあからさまにされることもありました。もう新卒ではないので優しくにこやかに面接してくれる社員の方なんてほとんどいません。

自己紹介の前に作品集を閉じられ「悪いけど素人さんだよね?」と言われたり鼻で笑われたり。「こんなデザインをしているようじゃ…」と作品を否定されることもしばしば。

面接で聞かれること

そして面接できかれることはたいてい同じ。

  • 前職はどんな仕事をしていたのか
  • うちの会社でなにがしたいのか
  • うちの会社でなにができるのか

この3点です。

自分なりに一生懸命答えても圧迫面接のように次から次に投げかけられるきつい言葉に心が折れてしまいました。この3点と分かっていても緊張や自信のなさからどうしても言葉に詰まってしまうのです。

半年以上続けてもよい結果が出なかったので、ここで転職活動を一時休戦することにしました。半年の間に会社のリストラも終わり私はしばらくは会社に残れる見通しがついたのです。

ならばこの間に履歴書に書けるような実績をつくり、第二新卒が終わるまでにしっかり自信をつけよう!そう思い、次の日からバリバリと働くことにしたのです。

その間も「悪いけど素人さんだよね?」とバカにするように面接でいいはなった会社の社員の顔を忘れることはありませんでした。この会社よりも大きな会社に転職してやるんだ!という気持ちで次の転職のタイミングをずっと待っていたのです。

第二新卒ではなくなったら急に自信がつき別人のように

次に転職活動を再開したのは26歳の時でした。その時には第二新卒ではなくなり、それなりに自信もついていました。会社でもそれなりに仕事を任されるようになり、作品集も新卒のときよりもずいぶんと充実した内容になっていました。これなら大丈夫と自分でも思ったタイミングで転職活動を再開。

一度転職活動を経験しているので要領もわかっており、転職活動再開から出だしは順調。職歴書と履歴書を書き直し、いざエントリーを開始するとどんどんと書類通過のメールが。面接に進んでも緊張で何もしゃべれなくなるようなことはなくなりました。

聞かれることはどの企業でも同じ。

  • 前職はどんな仕事をしていたのか
  • うちの会社でなにがしたいのか
  • うちの会社でなにができるのか

これだけおさえていれば面接は乗り切れるのでした。

第二新卒の時の面接は「この企業に選んでもらえないかもしれない」という不安があり、ビクビクと自信のない態度になってしまったのですが、その考えが間違いだったのです。面接に対する考え方を変えることでずいぶんと楽になりました。

面接に対する考え方

その考えとは面接において企業と私は対等であるということ。選んでもらうのではなくて働きたいと思える企業をこちらも選んでいるということです。面接で何度も不採用の通知をもらっていると世間から否定されたような気になりとても落ち込んでしまうのですが、実際には日本にたくさんある企業のたった数社に落ちただけなのです。全然たいしたことではないのです。

むしろなぜこちらが受け身にならなきゃいけないのか、こちらも私にあった企業なのか確かめに行こう!そんな風に考えるようになってから面接で緊張することもなくなりました。

面接とは企業と私の相性を確かめるための作業。ただそれだけのことです。なので面接でこの会社で働きたくないとかこんな態度の面接官と一緒に働きたくないと思った場合はその日のうちにこちらから辞退の連絡を入れるようにしました。

そうすることで企業に余計な先行の手間をかけることもなくなるし、わたしの行きたくない企業からの不採用通知をうけとることがなくなり精神的にも楽になりました。

コツを掴めば内定ラッシュ

この面接のコツをつかんだあとは驚くことに内定ラッシュでした。こちらが内定をもらった複数の企業からどの会社に就職したいか選べるような状態になったのです。

そうして無事に転職活動を終えて、理想のデザイン事務所に転職をしました。面接でお互いの意志を確認していたので、入社後もやはり理想通りの会社でとても働きやすかったです。この会社には今でも勤務しておりこのままずっとこの会社で働けたらと思っています。

第二新卒の時に経験した失敗や悔しい思いがあったからこそ勝ち取った採用だと思っています。あの時に諦めないで再度転職活動に挑戦してよかったっと感じました。

転職活動を始める際、なかなか面接に通らないときはこの面接のコツを実践してみて欲しいと思います。面接は内定をたくさんもらう為に行うものではなく自分に合った会社を見つけるための作業なので、こちらも面接しているという気持ちで臨んで欲しいです。

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