私は、臨床検査技師の資格を持っていて、病院から検査センターに転職し、また病院へ転職した事があります。
前職は病院
前職の病院から転職した理由
臨床検査技師の国家資格を得て、大学を出て初めて就職した病院を結婚を機に退職することになったのが理由です。県外へ嫁いだため、辞めざるを得ませんでした。
辞めた病院は、400床くらいの中型病院でしたが色々な分野の仕事をローテーションでやらせてもらえ、症例もある程度はあったために勉強にもなる環境でしたので有意義な職場でした。
新しく就職する病院もこのような環境であることを強く望んでいました。
検査センターへ転職
就職活動の様子
半年ほどは、新しい勤め先を探していました。主に臨床検査技師会に求人の情報がでるのでそれを細かくチェックしたり、通勤圏内の病院のホームページに求人はないか探したり、ハローワークにも通って職探しをしていました。ハローワークには失業保険も貰いにいっていました。
このような活動を半年間行いましたが、あまり有益な情報は得られませんでした。なかなか私が望むような分野だったり業種の求人が少なく、一度だけ面接にも行ったのですが結婚してこの先近いうちに子供が出来たりする可能性があったり、その他にも理由はあったとは思いますが採用してもらえませんでした。
検査センターへ就職した理由
そうこうしているうちに失業保険がもらえる期間も終了してしまい、だんだんと焦ってきました。
初めは病院希望だったのですが、やはり病院は人気で新卒者を多くとるところも多い為に私にとっては難しい条件でした。
また、その頃は求人倍率も高く、あまり転職には向かない時期だったみたいです。
ですので一度検査センターへ就職する決心をしました。検査センターは、病院や企業から検査の受注を受けて検査をするところなので、どうしても同じ検査を毎日担当し続ける事が多くなります。私は、患者様の臨床データを総合的に見ていきたいと思っていたので出来れば病院勤務を望んでいたのですが、一度勉強の為にも検査センターへ就職してみるのも1つだと考え始めていました。
なにより失業した状態がこのまま続きそうなのが不安だったし経済的にも問題があった為にまた今後病院でいい求人があれば応募してみて、それまでは検査センターで勤務することに決めました。
検査センターへ就職した後
幸いなことに、県内の検査センターへはすんなりと就職が決まりました。実際に勤務し始めて感じた事は、やはり夜勤がある点がずっと今後もつづけるのはなかなか難しいという事でした。結婚していた為に夫との時間のすれ違いも多く、私自身も身体がコントロール出来ずに体調不良が続きました。
半年ほど勤めた時点で既に転職したくなっていました。それまでも継続して病院の求人をチェックしていましたがなかなかよい出会いには恵まれませんでした。
病院への転職活動
ようやく一年ほどたったころに家からも25分くらいで通える所の350床ほどの病院の求人を見つけました。私にとってどうしてもこちらは転職したいという気持ちで就職活動に臨みました。
まずは病院へ直接見学の申し込みをしました。実際にみて思った事は、急性期の受け入れが多い病院の為、検査の種類が多く、迅速に対応するべく体制が整っている事、私が以前の病院で学んできた事を活かせるような分野の科が揃っている事が魅力的だと感じました。
やはり病院へ勤めたいという思いが強くなってこちらへ履歴書を出すことにしました。
しかし、私は超音波の認定資格を取る事が出来ていなかったため、私を採用してもらえるかはとても不安なところでした。
面接について
面接では、これまで私が携わってきた分野の仕事ぶりや仕事への臨み方などを真摯に伝えました。また、子供などの今後の生活スタイルの変化が起きる可能性についても正直に話しました。
私は、具体的には病理検査に多く携わっていたので、その分野でここの病院に貢献できるということを伝えました。勉強会への参加や、今後は認定資格なども積極的にとっていきたいとも伝えました。しかし、病院や検査室によって運用方法も異なりますし、知識は知識として、こちらでまた一から学んでいきたいという旨を誠心誠意伝えたつもりです。
無事に転職が叶いました
無事に採用との通知を受け、現在はこちらの病院で2年勤めた所です。こちらの病院は、急性期の患者様が多いために夜間の当直があったりして大変な事もありますが今後もこちらで働く事が出来ればと考えています。
一度検査センターへの転職をした事は悪くはありせんでしたが、やはりバタバタして大変な時期もありました。現在は働いてだいぶ経つので一通りの事は覚える事が出来て、自分らしく働かせてもらえています。病理検査には配置の関係でたまにローテーションで入る程度ですが、以前に学んだ事が生かされているので満足しています。
また、こちらの病院に来て、私の知識はまだまだだということも痛感しています。やはり病院ごとに診療科が異なるため、検査データも異なってくるので勉強がより必要だと感じました。