英会話講師から貿易事務への転職

 

好きでやってみたいことを重視して選んだ職業

大学卒業後に海外での生活を経験して帰国し、英会話学校で教師として働き始めました。

せっかく身に付けた英語を活かしたい、そして人に教えるということが好きだったこともあり、選択した仕事でした。
しかし、近隣の地域に複数の英会話学校があったためその競争がとても激しく、そういった現実を知らずに働き始めたため、現場での上司からの指示に戸惑うことが多々ありました。
今振り返ると忍耐力がなかったのかもしれませんが、英会話講師として働き始めて一年もたたないうちに転職を決意ました。




働き出してわかった厳しい会社からの要求

  • 積極的に新しい生徒を勧誘しなければならない
  • 契約が切れるタイミングで生徒が学校を辞めてしまわないよう説得することを
    強要される
  • 英会話教材の売り上げをノルマ化された
  • 指導方法がきっちりマニュアル化されており、生徒から相談を受けた際に自分自身の学習経験に基づくアドバイスをすることを嫌がられた
  • イースターやハロウイーンなど、言葉だけでなくアメリカやヨーロッパの文化を理解するためのイベントなどが行われたりもしたのですが、一切の費用は講師が自己負担で、講師に全責任を負わせるという会社の姿勢があった
  • 13時から21時までの勤務時間の間にある休憩時間のタイミングが非常に不規則だったことで、体調を壊してしまうようになった

「もっと過酷な勤務状況で働いている人はいくらでもいる、もう少し頑張ろう、もう少し頑張ろう。」としばらく自分に言い聞かせていました。
しかし、私自身できるだけ長く働きたいと考えていたので、最後はどう考えてもこの会社では長くは働けないと思い、短い勤務期間でしたが退職しました。

結局考えが甘かったのですが、夢や憧れだけでずっと働き続けられると思っていたことが仕事選びに失敗した最大の原因ではなかったかと思います。

就職活動のやり直し

いったん無職になり、まずは自分の考えを細かく分析してまとめるころから始めました。
これからどんな仕事をしたいのか、働き続けることで妥協できないこと(前職の苦い経験などをふまえて)は何か、働きたい会社の勤務体系や給与、福利厚生はどうかなど、どれも前職を選ぶときにはそれほど真剣に考えなかったことばかりでしたが、ひたすら自問自答しました。
いろいろ考えた結果、仕事内容が前職とは全く異なりましたが、やはり語学を活かせることを重視し、また大学で貿易に関することを少し学んでいたこともあり、貿易事務に携わる仕事に的を絞りました。

それからは会社を探すためいろいろな方法で会社の求人募集の情報を収集したり、ハローワークをはじめ県や市町村が解説している就職支援窓口等にも足を運びました。
よくある話ですが、採用試験を受けても不採用という結果ばかりで落ち込み、自分を否定してしまうことが多かったです。
それでも“前の仕事で失敗したからこそいろいろ学べたのだ、良い経験をしたのだ”と自分に言い聞かせ、前向きにそして気長に仕事を探しました。

専門知識を身に付けながら長く働ける会社で再スタート

例によってある会社から不採用通知が届き、それから約三ケ月が過ぎたときのことでした。もうその会社のことは忘れかけていたような状況でしたが、「近々退職予定者がいるので、その後まだ就職が決まっていないようなら一度お話しできませんか。」という連絡が入りました。
最終的にその会社に就職することができ、実務としては未経験だった貿易業務でしたが、現場で経験しながら学んでいくというスタイルで働かせてもらえました。

私が採用されたのは運が良かったことが大きいと思いますが、やはり採用してくれた会社が中小企業だったからだと思います。

正直、大手企業と比べ中小企業は福利厚生の制度などが今一つ整っていなかったり、親族経営だったり社員数が少ない分人間関係がちょっと複雑だったりすることはあります。
しかし、履歴書等の書類や適性検査、性格検査でふるいにかけてしまう大手と比べ、中小企業はじっくり人を見ると感じました。

就職後に耳にした話ですが、私が一度不採用になった時、実はその時に採用された人物と私とでどちらを採用するか会社としてかなり迷ったそうです。
結果私が採用されませんでしたが、人事担当者が今後何かあったときのための「採用候補者」として、ずっと私のことを気に留めていたそうです。
このあたりは柔軟な選択ができる中小企業だからこそという感じがします、もし周りに転職したくて職探しをしている人がいたら、中小企業をじっくり調べて狙っていくことを勧めたいです。
様々な情報があふれている現在、目立たず埋もれていても素晴らしい会社はかなりたくさんあります、そういった会社に巡り合えてこそ転職が成功するのかもしれません。

結局どこの会社で働いても必ず不満があると思います。
会社の残念なところは受け入れ、会社の良いところにできるだけ目を向けて、「前の会社はダメだったけど、この会社なら働き続けられそう」と純粋に感じられるかどうかが大切なのではないかと思います。

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