前職では、エグゼクティブサーチという、シニアな方の転職サポートをする人材コンサルティング会社で、パーソナルアシスタントをしていました。
通訳、翻訳の仕事は、大学生のころからあこがれていた職業でしたので、ずっと機会をうかがっていたのですが、社会人10年目に叶えることができました。
一般会社を経験した後に、こうした仕事に就かれる方が業界でも多いと思いますので、 同じように考えている方がいらっしゃいましたら、是非参考にしてください。
前職はコンサルタントのパースなるアシスタント
前職の仕事内容
会社としては、いわゆる「ヘッドハンティング」をする会社で、企業の経営層の人材コンサルをメインにしている会社でした。
15人ほどのコンサルタントがおり、1人ごとにアシスタントが付いていました。
私は、エンターテイメント、高級ブランド、IT業界を得意とするコンサルタントを上司として、ヘッドハンティングのお手伝いを日々していました。
主に秘書業務と似ており、コンサルタントのスケジュール管理、候補者とクライアントの面談の調節、候補者の進捗の管理が日々の業務でした。
その他、履歴書を翻訳、プレゼンテーション資料の作成等もこなすときもありました。
オフィスでは、日本語を使用しますが、メールや電話等で、外国人の方を対応する場合がありましたので、英語は日々業務で使用していました。
前職を辞めた理由
辞めた理由は、会社や仕事が嫌だというよりは、探していた仕事が見つかったからです。
通訳翻訳の仕事をするために、5年ほど通訳学校に通っており、学校の友人から紹介をしてもらった通訳翻訳専門のエージェントに登録をしていました。
そちらから、何度もいろんな仕事を紹介していただいていましたが、いまいち自分にフィットするものが見つからずにいました。
また、経験がない分、仕事の案件も少なめでしたので、2,3年ほどエージェントさんと密に連絡を取っていた結果、今回の仕事を紹介してもらうことができ、前職の仕事を辞める決意をしました。
ちょうど、アシスタント業務も3年ほどたっていたので、その基礎的なスキルはきちんと身に着けたため、これをベースに次のステップへ進む理由になりました。
現職は保険会社の社長専属の通訳、翻訳
現職を決める上で重視したこと
募集案件が少ないとは言え、あまりに労働環境が良くない場所では仕事が難しいと思い、現職に契約を決めるうえでは、職場の場所、給与、残業の有無、社長の人柄を重視しました。
専属となる社長さんは、フランスから来た駐在員です。彼は非常にやさしく、部下にも気を遣える方で、この人とお仕事をするのであれば安心だと思い、希望度が高まりました。
また、経験がない私でもそれなりのお給料をお支払いただけるとのこと、残業はめったに発生しないということで、これ以上の労働環境はないと思い決断をしました。
社内通訳の場合、大きな会社だと数人の方は在籍をされています。
プール制の場合がほとんどなので、それほど会議だらけになることはないと思いますが、しっかり職場環境の事は確認したほうが良いと思います。
私の場合は、社内に1名のみのため、どれくらい会議があるのか仕事のボリュームは気になるところでした。
使った転職サービス
友人から紹介いただいた、アデコ、インテリジェンスに登録をしていましたが、私が転職期間中はほとんど通訳、翻訳の案件はありませんでした。
その他、ダイジョウブドットコムも利用しました。最終的には、専門エージェントのテンナインさんからご紹介を受けました。
今の職場で働いてみて
初めて通訳、翻訳の仕事に就いたので、最初は不安でいっぱいでした。
それにも拘わらず、周りの方は、ゆっくり慣れていったらいいよと声をかけて下さり、非常に温かい環境で仕事ができています。
社長さんとの馬が合っているようで、人間関係はに非常に恵まれています。
専属で就く場合は、前職のアシスタントの時と同じですが、上司との相性は非常に大事だと思いました。
また、入社前に言われていたように、めったに残業は発生しないですし、自分のペースで仕事を進めることができています。
社内の会議がおもなので、経験をじっくり積むには、とてもいい環境だと思いました。
1つの会議に対して必ず準備時間が必要になるので、その時間もしっかり取ることができ、一つ一つの仕事を丁寧にできていることも、自分にとっては良い経験になっていると思います。
保険会社というやや特徴ある業界なので、専門用語、社内用語等を徐々に覚えていけば、実務とスキルを両方磨くことができ、次の転職もスムーズに行えると思います。
エージェントさんから、今後フリー通訳、翻訳を目指すのであれば、社内通訳を数社経験するのが良いとアドバイスを頂いているので、そのスタート地点に立てたと思います。
以前からあこがれていた仕事に就けたこともあり、やりがいを感じて日々仕事ができています。