ベンチャー企業に転職するときにやってよかったこと4選!

今回は大企業からベンチャー企業に転職するときに、やってよかったことを書きたいと思います。




まずは転職エージェントに相談して転職の基本を知る

一番最初にやったほうがいいこと、それは転職エージェントに相談することです。これはベンチャー企業に、という話に特化していないので恐縮ですが(笑)、何よりもまずおすすめします。

転職エージェントに相談したほうがいい理由は大きく3つあります。

転職の基本を一通り理解できるということ

どんなことでも何をどの順番にすればいいのかがわからなければ、動き出せませんからね。また業種職種関係なく、転職をするための基本は変わりません。職務経歴書・履歴書は必要ですし、面接は必ず受けなければなりません。そういったノウハウを教えてもらえるので、転職をしてことのない方には間違いなく大きなメリットになると思います。

自分の市場価値を把握できる

そして転職エージェントに相談することのメリットの2つ目は、自分の市場価値を理解できるということです。これは転職したことのない方にはすぐに理解できないかもしれませんが、転職エージェントに相談に行けば、必ずオススメの求人票を紹介してくれます。といっても「オススメ」というよりは、あなたが受かる可能性のある求人票を紹介してくれるのです。

つまり自分の希望をいくら伝えようとも、受かる可能性がまったくない求人票を紹介してくれることはあまりありません。そこがあなたの市場価値のラインなのです。転職エージェントに会わずに転職活動を始めてしまうと、闇雲にいろいろな企業に応募して疲れてしまう可能性もありますが、自身の市場価値を大まかに把握した上で動き出せれば無駄も減るのでおすすめです。

企業毎の必勝法を教えてくれる

私がもしまた転職をするとしても、必ずエージェントを使うであろう理由の最も大きいのがこれです。もちろんエージェントによっては担当していない企業もあるかとは思いますが、受けたいと思った企業があれば、あらゆるエージェントに相談してみましょう。

エージェントの良さは、数多の候補者と企業のやり取りを把握しているということです。職務経歴書から面談、面接、筆記テストまで、その企業の選考内容に関するあらゆる情報を持っています。受験で言う「過去問」を持っているのです。あらゆる試験において「受かる」という観点から見て、過去問があるとないとでは大きく勝手が違います。

そんな卑怯なこと、なんて言っている余裕はないはずです。どの企業で働くかは人生で大きな意味をもつのですから。だからどうしても受かりたい企業があれば、絶対に転職エージェントに相談することを私はおすすめします。

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ビジネス系の外部セミナー・イベントに出てみて、知り合った人にオススメの企業を聞いてみる

さて、ようやく本題の「ベンチャー企業」というところにフォーカスを当てますね(笑)。私が自分の体験としてよかったことは、企業探しのフェーズのお話です。といいますのも日本中には驚くほど多くの企業が存在し、ベンチャー企業ももちろん数多存在します。

とりわけベンチャー企業は夢を語るのがお仕事のひとつなので、どこもキラキラした言葉で自身を着飾っていることがほとんどです。そうするとWeb上や本で把握できる情報の真偽がよくわかりません。。。そこで私が行っていたことが、一次情報を掴みにいくことでした。

外部のセミナーやイベントに出ていろいろな人と交流してみる。そこでこの人は優秀だな、尊敬できるなという人に出会ったら「イケてるベンチャー企業知りませんか?」と必ず聞くようにしていました。優秀な人が持っている一次情報はやはり質の高いものばかりで、初めて聞く企業でも調べれば調べるほどいい会社ばかりでした。

もちろんすでに一定有名になっているベンチャー企業であれば、わざわざこういうやり方をする必要はありません。どちらかといいますとまだあまり世の中に知られていない会社、もしくは少しは有名になってきたけど実態がよくわからない会社、こういった企業について知ることができるのが一番メリットが大きい手法です。

知人経由で中の人と会う

これは内定を承諾するかしないかの判断の際にオススメすることですが、極力多くの中の人に会う、ということです。どんな企業に転職するにしろ有効な手法なのですが、とりわけベンチャー企業に入る際には入念に行ったほうがいいと思います。

ベンチャー企業はエネルギーの塊でなければなりません。世の中を変えるようなプロダクトと、世の中を変えたいという気持ちをもつ社員がいて、初めて飛躍できます。もちろんどの企業も外面からはエネルギーを感じますが、入社してみたら中は意外と・・・なんてことはよく起こることなのです。

大手企業であれば有象無象は仕方ありませんが、大手でもなく、中小でもないベンチャー企業で、中の人の半分が実はそんなにやる気がない、ではおかしいのです。もちろん組織ですから1~2割はモチベーションの低い人もいるでしょう。それでも10人にあったら8人はこれぞベンチャーだ、という気概を持っていることを確認できれば、こんなに安心できることはありません。

また、あらゆる企業への転職に言えることですが、通常の選考フローでお会いした人たちは会社の顔、つまり外への魅せ方をわかっている人たちです。社員の素の顔を見ることはほぼほぼできないでしょう。だからこそ、難しいとは思いますが、今まで生きてきた中で培ってきたすべての人脈を使い倒して、一人でも多くの中の人にお会いすることをオススメします。

人生設計を立て直す

最後の最後に大きなテーマで恐縮ですが、意外と大事です(笑)。大体の人がベンチャーに転職する理由が「もっとやりがいを持って働きたい」「社会を変えるような仕事がしたい」というキラキラした思いを持って転職します。ここで一度冷静になってほしいのは、単純にベンチャーに転職することで、生涯でどれほど損をするのかということです。

これは転職先のベンチャー企業のフェーズにも関わってきます。基本的に大手企業であれば、よほど運が悪くなければ自分たちが定年するときもちゃっかり生き残っている可能性が十分あります。そして大手企業の強みが「福利厚生」です。この中にはいわゆる退職金も含まれています。

福利厚生は一時的に見ればそんなもので、という見方になりますが、塵も積もれば山となるというやつで、生涯年収で換算すると大きな意味をもってきます。この生涯年収という観点を忘れて、その場の感情で転職するというのが後々の後悔につながるものです。

特に退職金は大きいですね。今の20代世代はもしかしたら100歳まで生きるかもしれないことを考えると、定年が75歳まで延びたとして、あと25年生きていける資産を蓄えなければなりません、しかも退職金なしで(ベンチャーの場合は)。副業を行うのか、どこかのタイミングで起業するのか、それとも計画的に投資をして小金を稼いでいくのか、なにかしら本気でマネープランを立てた上でベンチャー企業に転職することをおすすめします。

ちなみに筆者は、転職して5年経ってからようやく焦っています。あれ、このままだと老後どうするんだ?と。ぜひみなさんには筆者と同じような運命を辿らないでほしいのです(笑)

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