保育園の過酷な勤務に耐え切れずにベビーシッターに転職




子供が好きで保育士資格が取得できる短大を卒業。しかし・・・

私は以前、保育士としてある保育所に勤務をしていました。子供が好きで、保育士資格が取得できる短期大学を卒業し、卒業後すぐに保育士として働き始めたのです。

当時も保育士の求人はかなり多数あり、短期大学のキャリア支援センターにも相当数が届いている状態でした。

私も学校に届いた求人をいくつかピックアップして、立地や勤務時間、給与などを考慮の上、最終的に就職先を決定しました。しかし、保育士の勤務は思った以上に過酷だったのです。

定時で帰れたことなど一度もありませんでした

その保育所の一応の勤務時間は8時半から17時半でした。しかし、定時に帰ることができたことなど、就職以来ただの一度もありませんでした。

というのも、保護者が全ての園児を迎えに来るまで保育士は待機しなければならないのです。もちろん、保護者が園児を迎えに来て、残りの園児が数人になれば保育士ひとりを残して他の保育士は帰宅する、ということはありました。

しかしそれでも半数以上の園児の保護者は18時半以降くらいにならないと迎えに来ず、それまでは大部分の保育士が待機しています。

また、保護者の迎えは遅い時には夜9時を過ぎることもあり、残った保育士は当然それまで待機していなければなりません。終業時刻など有って無いようなものでした。

毎月行われるイベントの準備に追われる日々

保育士の過酷な勤務状況はそれだけにとどまりません。園ではお正月、節分、ひな祭り、こどもの日・・・など、ほぼ毎月様々なイベントがあります

園児の世話をしつつ、これらのイベントの準備もしなければなりません。とはいえ、園児からある程度目が離せるようになるのは一日の内でも昼寝の1時間だけで、それ以外はほとんど常に園児の世話をしていなければなりません。

つまり、日中はほとんどイベントの準備時間が取れないわけです。ではどうするかというと、残業していくか、自宅に持ち帰るかのいずれかになります。

イジメや嫌がらせも頻繁にあり・・・

また、最近では男性保育士が増え始めたとはいえ、保育園はまだまだ女性職場です。園によっては男性用トイレがないくらいです。ですので、女性特有の陰湿なイジメや嫌がらせが、どこの園でも多かれ少なかれ必ずあります。

私の勤めていた園でも例外ではなく、毎回保護者待ちをさせられ遅くまで残ることになったり、イベント準備を全く手伝ってくれなかったりということが日常茶飯事でした。

厳しい環境に嫌気がさし、退職を決意

結局この保育所には3年ほど勤めましたが、こうしたことが続いたため退職して転職することにしました。しかし、子供に関わること自体が嫌になったわけではなく、日本の保育所や保育業界に嫌気がさしたことによる転職です。

ですので、転職先もまったく違う業種・業界ではなく、やはり子供に関われる仕事を探すことにしました。

園側に退職の意思を告げると、ねぎらうでもなく引き留めるでもなく、「ああ、そうなの?」の一言だけで退職が許可されました。

保育所以外で保育士が活躍できる場所は多くなく・・・

その後まもなく退職して転職活動を始めることにしました。ところが、保育所以外で保育士が活躍できる場というのはそうそうあるわけではありません。

私もリクナビNEXTなどの転職サイトを使ったり、ハローワークの求人を探したりしたのですが、求人があるのは保育所がほとんどでした。

しかし、はっきり言って、どこの保育所も勤務環境は似たり寄ったりです。保護者待ちによる長時間拘束、イベント準備等による残業や持ち帰り仕事、複雑な人間関係の3点セットはつきものなので、保育所にはもう勤務したくありませんでした。転職先候補から保育所を外した転職活動は難航しました。

やっと転機が訪れました

その後も転職活動を続けましたが、しばらくは思うようにはかどりませんでした。ところが、そろそろ失業給付の受給期間も終えようという頃になって、やっと気になる求人を見つけたのです。

それは個人と契約して、個人宅にベビーシッターのスタッフを派遣している会社でした(派遣しているといっても派遣社員というわけではありません。正規雇用です)。

この求人は保育士資格が必須ではありませんでしたが、保育士有資格者優遇ということでしたので、早速応募しました。

新たな転職先で快適な勤務

結果からいうと、こちらの会社で正社員として採用されることになりました。採用までは2度の面接を経て決定しました。面接中に業務の説明を受けましたが、勤務はシフト制であるものの、当初から勤務時間が決まっているため、残業もほとんどないということでした。

現在勤務していても実際ほとんど残業はありません。また、業務の性格上毎月イベントをこなさなければならないということもなく、この点は大変助かっています。

さらに、ベビーシッターはスタッフ1名が個人宅に派遣される形態ですので、女同士の余計ないざこざもなく、ストレスから解放されたように思います。

転職の際はよく考えて、それでも転職をするのであればあきらめずに!

今回、私はうまく新たな転職先を見つけることができましたが、保育士の他にも転職をしようと思うとなかなか難しい職種・業種があると思います。

もし転職を考えているのならもう一度よく考えて、それでも転職をするというのであれば、あきらめず自分に合った転職先を探すのが大事なのだと思いました。

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