紆余曲折を経て広告関係の仕事から某レンタルビデオショップへ

転職を決めた理由はさまざまあります。元々映画が好きで映画に関わる仕事がしたいと思っていたこと、前職の仕事内容が自分には興味の持てない内容だったこと、勤めていた事務所に将来性が無いと感じ始めたことなどです。




前職は2人きりのデザイン事務所(?)

前職は私を含め従業員が2人だけの超極小の広告関係の仕事です。デザイン事務所といえば聞こえはいいですが、内容は政治関係や労働組合のポスター、ミニコミ誌などを制作する、おしゃれなイメージからはほど遠いやや堅めの仕事でした。

雇用面では個人事務所にしてはしっかりやってくれていましたし、2人だけなのでデザインのみならず取材、撮影、インタビュー、記事の執筆、事務仕事まで色々やらせてもらえたので大変勉強になりました。

転職を考え始めたきっかけ

しかし、ここの社長が昔気質のいかにも関西のおっちゃんで、気兼ねなくやれたのは良かったのですが、ことあるごとに怒鳴り散らすタイプの人でした。

私は両親が教師で、ここに来て思えば非常に温厚な家庭で育ち、こういったタイプの人間と付き合うことがなかったものですから、当時はだいぶ面食らいました。

扱っている内容も政治関係と、大学出立ての23歳のうら若き乙女だった私には全く興味の持てない内容で、このままではいけないとなんとなく思っていました。

ハローワークは難あり? 転職サービスは大手へ

勤めて2年でまずは辞職をし、某レンタルビデオショップでアルバイトをしながら本腰を入れて転職活動を始めました。前職は応募2件のうちの1件で、するっと就職できてしまった私はまともに就職活動をした経験がなく、ハローワークで履歴書や職務経歴書の書き方から教わりました。

赤ペンを入れてくれて受かりやすい書き方に直してもらったので、面接も自信を持って臨むことができました。

しかし、ハローワークで扱っている求人は無料掲載ができるため、紹介していただいた会社はことごとく難のあるところでした。従業員の態度が悪かったり、労働環境が劣悪だったり、風俗雑誌を扱っていることが求人に記載されていなかったりと、面接に伺ってガッカリして帰ってくることが多かったので、転職サービスは「掲載が有力の、採用に力を入れているところにしよう!」と大手のリクルートさんに登録したわけです。
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某レンタルビデオショップの待遇が良すぎる!

1年ほど転職活動に費やしましたが、ずっと広告関係の仕事の面接を受けてきて疑問が湧いてきました。「これ、面白いのかな?」受けたのは旅行関係の雑誌や、チラシを作るところばかり。

ただただ上がってくる原稿や写真をレイアウトするのみ。今まで取材や撮影をした上でレイアウトまでやれていたけど、ここに勤めたらレイアウトをするだけになるんだ…。という感想を抱くところが多いことに気が付き、一度仕切り直してやりたいと思っていた映画に関わる仕事に照準を合わせ直しました。

ふとそう思うと、私がアルバイトしていた某レンタルビデオショップの待遇が非常に良いことに気づきました。

私が勤めていたのは何を隠そうあのTSUTAYAなのですが、あいさつからドアのノックの仕方まで、社会人になった時に恥ずかしくないように教育に力を入れています。

また、福利厚生も充実していて、アルバイトでもしっかり有給が使え社会保険に入れます。あいさつも出来ないデザイン事務所もざらにあったので、自分が勤めている会社がすごくまともに思えました。

イチかバチか! TSUTAYAに就職!?

フランチャイズなので、カルチュア・コンビニエンス・クラブではありませんが、アルバイトをしていたその会社の上司にイチかバチかかけ合ってみました。通常はアルバイトが「社員になりたい」と言い出した場合、この会社ではまず契約社員として雇用をしてから売上を上げるなどの実績が出せたら正社員になれるというのが通例なのですが、私にはそんな中途半端なことをする気が全くありませんでした。

上司にはこう言いました。「正社員の試験を受けさせてください。それで落ちたら北海道に帰ります」

故郷である北海道に帰る覚悟で頼んでみました。上司が尽力してくださり、見事採用試験を受ける許可が出ました。アルバイト時代に売上に貢献していた実績も加味してくださり、SPIや面接も問題なし。

計1年半の転職活動は終わり、TSUTAYA店舗を持つその会社に就職することができました。

転職活動が天職への道しるべ

採用の際に口添えをしてくださったその上司に、私はたくさんのことを任され、他店の社員が研修に訪れるような、スタッフマネジメントを行う地位を得ることができました。

広告関係の仕事をしていたので、店舗掲示物や告知物などのデザインをさせていただくことができる上に、大好きなたくさんの映画に触れられるこの仕事が今では天職だったと思います。

「せっかくデザインができるんだから」とやみくもに広告関係の仕事を探してきて、色んな会社を見たおかげで今のこの会社にたどり着けました。何度も落ち込んだ不採用通知もここへたどり着くための案内状だったのだと思います。

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