転職する際の注意点と海外へ転職して気付いた日本との違い・共通点

私がフリーターからブラック企業に転職したのは私が21歳の時でした。当時、同い年の人はまだ学生で、私としてはフリーターなどやめて早く転職した方が良いと思っていました。元々ファーストフード店でアルバイトマネージャーをしていましたが、転職活動をするにあたって勤務時間を減らし資格の勉強に時間を費やしていました。




転職先として選んだのは大手スポーツクラブ

私が転職先に選んだのは大手スポーツクラブです。ここを転職先に選んだのは次の理由からです。

  • 残業が月に20時間
  • 休日は年間120日、週2日
  • 未経験歓迎、研修あり
  • ジムインストラクターおよび器械体操コーチとして勤務
  • ジムインストラクターとして勤務したいが、経験がないので、器械体操のコーチとして入社しジムインストラクター業務を学ぶ

元々知識はあったので、入社テスト時の専門知識を問われる問題は簡単に答えることができました。また、器械体操も学生時代に取り組んでいたので仕事実技テストも問題なくこなせることができました。

しかし、実際に入社すると配属された部署はフロント部門、そして毎日の業務もフロントが中心になっていました。また、研修がないままに器械体操チーフコーチになり、右も左もわからない状態が続いていました。

勤務に関しては週に6日でその内の1日は給料が支払われないというもので残業も月80時間もありたびたび宿泊をして仕事をするような過酷な職場環境でした。これが私が初めて正社員として勤務した時の経験です。後にも先にもこんな過酷なことはないじゃないだろうかと思ってしまう経験でした。

転職する際の注意点

転職する際に求人内容の徹底した確認、企業の事前調査は必ず必要であると思います。私が以前の反省点を踏まえて行った事前調査は以下の通りです。

  • 転職サイトなどで自分の希望する企業の評判をしらべる
  • 自分の足で事前に企業に訪問し、職場環境を確認する

これら2つは転職する際に役立ったと、私は思います。また、求人内容の確認も面接の時点もしくはそれ以前に行うことが大切であると思います。これに関しては自分が仕事をする上で最も大事なことを確認する必要があります。たとえば、

  • 給料が多く休みが少なくていいのか
  • 給料は少なくていいが休みはしっかりとれて、残業は少ない方がいいのか
  • 自分の持っているスキルは活かせるのか

などです。

わたしの場合はフリーターから早く抜け出したいという焦りのため、面接時にこうした内容の確認を行っていなかったこと、自分でも仕事をする上で自分に大切なことを理解していなかったために転職を失敗したのだとおもいます。しかし、この経験が後の転職活動を成功させる大切な失敗でもありました。

通勤時間の過ごし方

私が最初にブラック企業に就職した時辛かったことの1つに通勤時間の長さがあります。私は京都府に住んでいたのですが、職場は兵庫県でした。電車で約2時間掛かる距離をほぼ毎日通勤していました。1番早い出勤の時間が朝8時なのですが、その時は5時半に起きて6時に家を出るというような生活を送っていました。

そんな私が紹介する通勤時間の過ごし方ですがズバリ、仕事をするということです。電車の中なのでできることは限られていますが、仕事に必要なデータ入力、メールの確認などをすることができ、仕事の時間を効率よく使うことができたのではないかと思います。しかし、大半の方の通勤時間は1時間未満だと思います。私の通勤時間が1時間だけでしたら、おそらく英語の勉強に時間費やしていると思います。通勤時間は勉強など何か簡単な作業をする時に非常に良いと思います。

海外へ転職し気付いた日本との違いと共通点

現在はカナダにて仕事をしています。自分のことを見つめなおした時に、毎日忙しく生活するのが自分の性格に合っていなかったからです。一般的に海外は日本よりも残業が少なく休みもしっかりとあると言われていますが、それが果たして本当なのか、私の経験に基づいてお話しいたします。

日本との違い

  • 残業がほとんどなく、残業しようとすると帰らされる
  • 仕事中に作業を止めて人と話したり、食事をしながら仕事するのも自由です
  • 休憩時間が決まってないので昼食のタイミングやその休憩の長さなど個人によります

日本との代表的な違いはこれらのことだと思います。私も休憩時間がなどに関しては戸惑うことばかりでした。中には休憩を2時間とる人、昼食を食べながら仕事をして休憩分繰り上げて早く帰る人など様々です。

また、残業に関してもほとんど無く、残業の代わりに少し早く出勤して仕事をする人がほとんどです。仕事中の私語に関しては黙々と黙って仕事に取り組む人もいるので一概に言えませんが、基本的におしゃべりをしながら仕事をする方が多い印象です。

日本との共通点

  • 納期などが迫っている場合休日出勤がある

職種にもよると思いますが、正直共通点は少ないように感じます。仕事に対する取り組み方はみんな真剣で同じですが、残業に関しては全く違うと思います。ただ忙しい時などは例外無く、残業をしたり早めに出勤したりする方が多いのも事実です。

複数回転職を重ねた結果

欧米の国では転職を重ねてキャリアアップをしていくのが普通で、転職に悪いイメージを持たれることはありません。現在、日本でも同じような状況ではあると思います。日本でもキャリアアップのために転職をする人が増えていると思いますが、私の場合、転職を過去2回しました。

どれもより良い条件の会社へ就職でき、転職後は時間の余裕ができました。自分のキャリアアップのために時間を費やすことができ、自分の可能性を広げることができました。私の目標は1つの仕事に縛られことなく、今ある自分の能力を仕事を通じて伸ばすことです。

皆さんの中で転職を考えている方がいれば、自分が仕事をする上で大切にしたいことをしっかりと考えることが大切だと思います。私の過去の失敗が参考なればうれしいです。

  • 会社員を続けながら転職活動をした方が落ち着いて企業を探せるのではないか?
  • 十数年一社で勤めた会社を退職して転職活動!
  • ブラック企業の見分け方と転職で大切なこと・聞かれた質問
  • 零細企業から大手企業への転職で感じた職場環境の違い
  • 職場の嫌いな人との上手な付き合い方4選!
  • 退職後の転職活動において規則正しく過ごすのが大切!退職後規則正しく過ごすための方法とは?
おすすめの記事