「このままで本当にいいのだろうか?」と思い、美容師からフリーターへ転職




前職は美容師

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美容師の仕事内容

専門学校を卒業後、5年間同じ美容室に勤めました。仕事仲間は気兼ねなく話せる人たちばかりで、社長もざっくばらんな性格でとてもいい人でした。お客さんにも恵まれ、何年も常連として来てくださってるお客様も多かったです。新人の頃からとても可愛がっていただき、お店での楽しい会話なども好きな時間でした。

毎週決まった曜日に練習会をしたり、講習会や、ヘアーショーやパーティなど、このお店でなければ体験できないようなことも沢山体験させていただき、とてもいい環境で仕事をさせて頂いていたと思います。4年目にスタイリストデビューも果たし、とても充実した美容師生活でした。

前職を辞めた理由は福利厚生と初任給と時間と。。。

福利厚生と初任給

私の勤め先は個人店だった為、福利厚生は充実していませんでした。初任給も都内にしては少なく、それは承知の上で入社を決めたのですが、幾ら勤めても昇給は気持ち程度でなかなか生活は楽になりませんでした。田舎から上京してきている私はいつまで経っても毎月親から足りない金額を助けてもらう生活でした。

休みもなく疲労がたまる

自分の収入だけで生活できるようになりたい。貯金もして親孝行もしたい。」という思いが次第に強くなり、金銭面で悩むことが多くなりました。そして業界では当たり前かもしれませんが、休日も講習や撮影に借り出され、1ヶ月丸々休みの無いときもざらではありませんでした。

自転車通勤だったので終電などは関係ないこともあり、朝から夜遅くまで勤務し、そのあと深夜まで練習して帰る、というのを繰り返し、疲労がどんどん溜まる中、休みの日まで仕事関係に携わる日々。私には仕事とは別に趣味があったので、休みは趣味に活用したいという思いも強く、仕事との両立が難しいと感じることもありました。

本当に好きでなった職業ではありますが、365日仕事に携わることはやはり精神的にも体力的にもきつく、心を休める日、趣味に没頭する時間というのが私の中でとても大切でした。

このままで本当にいいのだろうか?

もちろん仕事自体とても楽しかったので5年間我慢しながら、妥協しながら、折り合いをつけて自分に言い訳をして誤魔化し誤魔化しでやってきましたが、だんだん自分のしたいこととお店の方針がずれてきていることを感じ、「このままで本当にいいのだろうか?」という気持ちが芽生えました。

このままでは一生ここで働き続けることになる。でも私はそのつもりはない。だったら辞めるタイミングは今しかないのでは?そう思い、転職を決意しました。決意した後も、勿論お店の事は大好きですし、最後までとても悩みましたし、後ろ髪引かれる気持ちでしたが、どこかで区切りをつけないと、美容師という仕事も、趣味も、全てが中途半端になってしまうと思い、割り切ることにしました。

現職はフリーター

現職に至るまで

また他のお店で美容師を続けたいという思いはありましたが、前職で無理をしすぎてお金が無さすぎたので、まずは一度フラットな状態にしたい、お金を貯めたいという思いで、休憩という意味も込めてフリーターの道を選びました。新しい仕事が軌道に乗るまで仕事はしないと生活が厳しかったので、まずは派遣会社に登録して仕事をしていました。

その後友人のつてで、一度やってみたいと思っていたメイド喫茶に入店しました。その次にパチンコ店の準社員になりました。その期間と平行して、シフトの入っていない日に派遣の仕事に行って色々な職種を体験しました。

メイド喫茶について

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                       出典:【秋葉原のメイドカフェ】@ほぉ~むカフェ | アットホームワールド

こういう職種は全く初めてでしたが、友人の紹介ということもあり、お店の方々や元々の常連さんには暖かく受け入れてもらえました。ガールズバーなどとは違いますが、雰囲気としては似通ったものがありました。最初は「可愛いメイド服を着て仕事をしてみたい」という思いが強かったですが、お客さんはいい意味でいわゆるオタクっぽくない人ばかりで、とても楽しく毎日仕事していました。

最初は不安が大きかったですが、続けていけそうだと感じたので、自分の中で半年~1年間と決めて働くことにしました。私が入った時期に、丁度人手が足りなかったこともあり、ほぼ毎日シフトに入れてもらえて、時給で働いていたので、当然美容師時代の月給の頃より遥かに多く収入を得ることができました。

あまり胸を張って公に出来る仕事ではないと感じてはいましたが、この頃から親に仕送りをお願いすることもなくなり、人並みの生活も可能になってきました。丁度半年経った頃に、知人の紹介でパチンコ店の面接を受けることになりました。メイド喫茶は年齢などが限られる仕事だという自覚もあったので、いいタイミングで転職しようと思っていたので丁度いい機会でした。

パチンコ店について

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photo credit: IQRemix Pachinko Parlor via photopin (license)

自分自身パチンコ店に勤めた経験はなく、やったこともなかったので自分に勤まるかという不安はありましたが、「接客業は何でも経験してみたい」という当時のハングリー精神が自分を突き動かしました。こちらはそれなりに大手の会社のオープニングスタッフで、今回は準社員入社ということもあり、時給もよく待遇も福利厚生もしっかりしていました。
仕事内容は相応に体力仕事できついこともありましたが、日ごろから運動不足を感じていた自分にはいい運動だ!と思い、楽しく務めることができました。

ここでも半年~1年働いてみて、時期を見てまた新天地で美容師に復帰したいと考えています。転職を決意して、とてもよかったと思っています。

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